大規模ネットワークでは、ITエコシステムとの緊密な連携が必要であり、カスタマイズは避けられません。特にNetOpsとITOpsでは、ネットワークを監視して健全な状態に維持するために、さまざまな反復アクションをスクリプト化、自動化、オーケストレーションする必要があります。NetOpsチームが限られたリソースでできるだけ多くのタスクを実行するには、ネットワーク・オブザーバビリティーの自動化を通じて、強化されたツールとオートメーションを活用することが不可欠となります。
IBM SevOne NPMで、自動ネットワーク・オブザーバビリティを実戦力にしましょう。
ネットワークとセキュリティー用のインフラストラクチャーやアプリケーションを構築するローコードのビルディング・ブロックが1,000以上用意されており、ドラッグ・アンド・ドロップ式ですぐ使用可能なため、ネットワーク要件に合わせてタスクとプロセスを自動化する追加ワークフローをシームレスに構築できます。NetOps担当者はコーディングの幅広い知識がなくても、この自動化エンジンを使用してネットワークの自動化を促進し、さまざまなネットワーク・テクノロジーの統合を簡素化できます。
自動化ネットワーク・オブザーバビリティー機能が加わることで、基本的な自動化ワークフローの資格でSevOne NPMが強化されます。これらのワークフローでインサイトが閉ループ型オートメーションの実行可能ステップに変換されるため、NetOpsチームはSevOne NPMによる機械学習(ML)ベースの分析に基づいてネットワーク・デバイスを自動的に構成、プロビジョニング、管理、テストできるようになります。
事前構築された自動化ワークフロー・テンプレートを利用したり、IBM TechXchange Communityからダウンロードしたりして、オートメーションを実用化しましょう。
SevOne NPM(非トラップ/フロー)アラートをServiceNowインシデントに同期します。SevOneアラートをServiceNowにインポートする前に重複排除処理が行われます。アラートのステータスと重大度も同期されます。 クローズされたアラートはServiceNowで解決されます。SevOneから削除されたデバイスに関連するインシデントは解決されます。
SevOneのデバイス・インベントリーをServiceNowのインベントリーと同期するためのワークフローです。SevOneの監視対象デバイス・リストを取得し、すべてのSevOneデバイスにこの情報を流して、該当デバイスがServiceNowにあるかどうかを確認します。ない場合は、cmdb_ci テーブルにそのデバイスを追加して、ServiceNowに加えます。次に、「その他の自動化」とマークされており、かつSevOneにはないデバイスがServiceNowにあるかどうかを確認します。該当デバイスが見つかり、かつ変数Dry_runがfalseに設定されている場合は、ServiceNowから削除されます。
SevOne NPMによって正しく監視されていないデバイスを特定するワークフローです。次のすべての条件を満たすデバイスのリストが生成されます。オブジェクトが1つだけあること。そのオブジェクトのタイプが「ICMP」であること。 そのデバイスでのICMPの可用性が過去30日間0であること。
Excelスプレッドシートでの地理座標メタデータの検索とSevOne NPMへの入力を自動化するワークフローです。Excelスプレッドシート内で見つかったデバイスの住所データ(都市、州、郵便番号)を使用して、緯度と経度の地理座標の検索を自動化します。Excelファイルから都市、州、郵便番号が取得されると、その情報がサード・パーティーのWebサイトに渡され、緯度/経度を検索し、その結果データがワークフローに返されます。次にSevOne NPM RESTful APIを使用して、SevOne NPMにデバイスの名前空間がExcelのタブ名を使って作成され、検索結果で得られた緯度/経度の座標がExcelファイルにリストされている各デバイスの名前空間に入力されます。
通常より高い粒度が必要なオブジェクトに対するSevOne NPMからのポーリング頻度を増やすためのワークフローです。粒度の高いデータから収集する必要がある場合は、定義されたオブジェクトへのポーリング頻度を増やします。
Data Insightコンテナとアプリケーション・データを監視し、SevOne Data Insightのインスタンスからのパフォーマンス・データの収集を自動化します。Data Insightで利用可能なPrometheusインターフェースを調査することで、Kubernetesコンテナからはパフォーマンス・データを、SevOne Data Insightからはアプリケーション・データを収集できます。
IBM Cloudのメトリックの収集を自動化するワークフローです。SevOne Universal Collectorフレームワークを利用して、SevOne NPMがそのままではサポートされていないテクノロジーを監視できるようにします。IBM Cloudに接続して、インスタンス、VPN、ロード・バランサーなどのさまざまな仮想エンティティーからパフォーマンス・データを収集してから、分析とレポートのためにそのデータをSevOne NPMに取り込みます。
セルフサービス型APIベースのデータ取り込みを活用するワークフローです。SevOne Universal Collectorフレームワークを使用して、APIベースのデータをSevOne NPM に取り込みます。このフレームワークを使用すると、SevOne NPMでデフォルトではサポートされていないプロトコルまたはテクノロジーからデータを収集できるようになります。