IBM Planning Analytics for Excel(PAfE)は、Microsoft Excelのアドインで、これを使用すると、IBM Planning Analyticsでデータを操作、分析できるようになります。
TM1テクノロジーを搭載したIBM Planning Analyticsは、スプレッドシートのようなセル指向のデータベースですが、データは2次元テーブルではなく多次元キューブで管理されます。PAfEを使用すると、Excelのスプレッドシートで構築された複雑なモデル、異種データ・ソース、ガバナンスの欠如といった問題を克服できます。
大量のスプレッドシートの更新が不要になりました。PAfEはTM1サーバーに直接接続するため、分析、レポート作成、計画立案に必要なデータにリアルタイムでアクセスできます。
階層を使用して、時間、ロケーション、製品ラインなど、複数の行と列にわたりデータを分析できます。Excelのスキルを活かしながら、より高度で正確な分析が可能になります。
ボタンをクリックするだけでExcelからWebユーザー・インターフェースにアクセスできます。ワークブックやレポートを共有できるため、計画、予算作成、予測などについて、チーム・メンバーとリアルタイムで容易に連携できます。
IBM Planning Analyticsのために設計されたツールや機能を備えたExcelのリボンにアクセスします。データのインポート、ビューの更新、動的レポートの作成などの日常的なタスクを容易に実行できます。
チャート、表、ピボットテーブルなど、Excelでおなじみの機能を使ってデータを視覚化し、対話式ダッシュボードを構築できます。また、レポートをカスタマイズし、必要な情報を必要な形式で表示させることも可能です。
巨大なピボット・テーブルのような拡張機能を使用して、さまざまな方法でデータをスライス・アンド・ダイスします。ビジネス上の疑問を迅速に解消し、十分な情報に基づいた意思決定を可能にします。
シナリオ分析を実行して、さまざまな要因が事業にどのような影響を与える可能性があるかを確認します。市場状況の変化や価格調整など、さまざまな前提条件をリアルタイムでテストし、それらが結果にどのような影響を与えるかを分析できます。
ユーザー認証や権限付与、データへのアクセス制御、監査証跡など、堅固なセキュリティーやガバナンス機能からメリットを得ることができます。
クラウド上のIBM Planning Analytics WorkspaceでExcelのシートをWebシートに簡単に変換できます。複数のユーザーとの連携や洞察の共有が迅速に行えるため、チームが効率的に作業できます。
モジュール
Microsoft Excel(Microsoft Office製品)
IBM Planning Analytics for Excel
バージョン管理
複数のスプレッドシートに「名前をつけて保存」
完全な監査証跡を備えた堅固なバージョン管理。セキュリティー権限に基づいてバージョンを取得、作成、または変更
コラボレーション
リアルタイムでの共同作業が困難
複数のユーザーとリアルタイムで簡単に共同作業でき、ウェブシートを共有して同時に分析を実行可能
大量のデータセット
大量のデータセットではパフォーマンスが低下する可能性あり
パフォーマンスを落とすことなく、大量のデータセットでも効率的に扱うことが可能
セキュリティー
基本的なパスワード保護機能とファイル暗号化
ユーザー認証、データへのアクセス制御、監査証跡などの堅固なセキュリティー機能
多次元分析
ピボットテーブルを使用することになるが、機能が限定的。アドオンや外部ツールなしでは多次元解析の実行が困難
OLAPやドリルダウン機能内蔵で、簡単かつ効率的に多次元分析を実行可能
データ集約
数式ベースでミスが発生しやすい。アドオンや外部ツールなしではデータの連携や集計が困難
連携機能内蔵で、リアルタイムのデータ連携や集計が簡単かつ効率的
検証
アドオンや外部ツールなしではデータ検証の実行が困難
検証ルールとエラーチェックツール内蔵で、データ検証が簡単かつ効率的