Oracle Databaseモニタリングは、Instanaの自動化されたアプリケーション・パフォーマンス・モニタリング・ソリューションの一部です。

InstanaエージェントがOracle Databaseを含むインフラストラクチャーにデプロイされると、自動的にテクノロジーを検出しますが、Instanaはライセンス上の理由で、Oracleの自動モニタリングを提供することができません。（ドライバーJARがOracle以外から配布されない可能性があるため）ドライバーJARファイルをダウンロードして配置したら、さらに必要なのは、資格情報を提供し、Oracle Databaseモニタリング情報にアクセスするためのDBアクセス権を設定することだけです。

Instanaは、Oracle Databaseモニタリングを展開した後、すぐにOracle Databaseのインフラストラクチャーをマッピングします。Instanaエージェントは、収集したすべてのモニタリング・データを保存してコンテキスト化する動的グラフ・モデルにすべてのデータを送り返します。収集される一般的な構成データは以下のとおりです。

• バージョン
• SID
• 開始時刻
• CPU数
• 最大セッション数
• DBブロック・サイズ

収集されるメトリックの例として、以下のようなものがあります。

• DB時間/秒
• 待機時間/秒
• SQL実行
• SQL構文解析
• ユーザー呼び出しコミット・ロールバック
• バッファー・キャッシュ
• セッション数
• 表スペースの使用率

完全なリストは、 「Instana Oracle Database Monitoring Documentation」で参照できます。

InstanaはOracle Databaseの重要業績評価指標を追跡し、監視環境のコンテキスト内でOracle Databaseの健全な状態を推測します。Instanaの動的グラフには、Oracle Databaseの問題の根本原因を特定するために必要なコンテキスト情報が含まれています。

Instanaには、専門家のナレッジと最良実施例に基づいた複数の事前定義健全性ルールが付属しています。これらの組み込み健全性ルールには以下のようなものがあります。

• DBのCPU時間とDB時間の比率が低い
• 表スペースの使用率が高い
• 最大セッション数の合計

Oracle Databaseの健全性またはパフォーマンスに問題がある場合、Instana UIが問題にフラグを立て、インスタンスの健全性の色を変更します。サービスに影響がある場合は、サービス・インシデントも作成され、アラートが送信されます。パフォーマンスの問題は、根本原因を特定するために、すべての開発者の変更と関連付けられます。