Microsoft .Net （リンクはibm.com外）は、フレームワーク・クラス・ライブラリー（FCL）と共通言語ランタイム（CLR）の2つの主要コンポーネントを利用して、記述済みのソース・コードとアプリケーション・ソフトウェアを統合するソフトウェア・フレームワークです。複数のプログラミング言語を受け入れることができ、実行前にそれらをすべて共通中間言語に変換します。Instanaを使用すると、さまざまなコード・レベルおよびクラス・ライブラリー・オーケストレーションの.Netモニタリングだけでなく、フレームワーク内で実行されているすべてのアプリケーションとの統合も可能になります。
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Instanaでは.Netを効果的にモニタリングするために、.Net内で実行される実際のアプリケーションの管理を担当するフレームワークのCLRと個別にやり取りを行います。CLRは、ソース・コードをCPU実行用の機械可読命令に変換します。Instanaはこのプロセスをエンドツーエンドでモニタリングし、パフォーマンスが維持されていることを確認し、設定された障害状態が存在する場合は自動的に警告します。CLRから収集される各パフォーマンス・メトリックのリストは次のとおりです。
- 名前
- バージョン
- 引数
Instana は、アプリケーションとフレームワークの健全性状態を収集するために、CLRのガーベッジ・コレクションもモニタリングします。
詳細については、Instanaのドキュメンテーションをご参照ください。
.Net 4.0以降、Instanaは.Net Framework内でのアプリケーション・トレースをサポートしています。Instanaは元来、すぐに使用できるAPMソリューションであるため、Instana側で.Netのトレースを構成する手動の手順は2つだけです。トレースされるメトリックは次のとおりです。
- ガーベッジ・コレクション
- ヒープサイズ
- スレッド・ロックとコンテンション
詳細についてはInstanaのドキュメンテーションをご覧ください。