クラウドネイティブ・アプリケーション・アーキテクチャの一部として成長しつつある.Net Core（ibm.com外部へのリンク）は、Microsoftの.Net Frameworkの後続となるものです。2016年に初めてリリースされた.Net Core Frameworkは、オープンソースとクロスプラットフォーム（Windows、Linux、MacOS で実行）の両方を備えています。.Net Coreのモニタリングとトレーシングには、どちらも.Net Core インスタンスの検出、C#およびF#ランタイム言語へのコードレベルの可視性、パフォーマンスをモニタリングして分散要求を自動的にトレーシングする機能が必要となります。Instanaは、2018年のMicrosoft Igniteにおける.Net Core パフォーマンス管理のサポートを発表しました。
従来型の.Net アプリケーション・コードと同様、.Net Coreで実行されるC#およびF#アプリケーションは、インタープリタ型コンパイラー言語（バイトコードとして動作するという意味）ですが、JVMではなくCLR（共通言語ランタイム）で実行されます。Microsoftは顧客の期待に応え、必要な場合はVisual Studioとの緊密な統合も開発に活用できます。2020年5月、Microsoftは.Net Core（当時v3）のvNextを「.Net 5」と改称し、両方のフレームワークを1つの製品に統合することを発表しました。
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Instanaの自動APMソリューションでは、.Net Coreモニタリング（Linux版のV2以降）に加え、従来のNetモニタリングがサポートされています。特に、NuGetのモニタリング・パッケージを使用すると、モニタリング機能をアプリケーションにすばやく簡単にインストールできます。
.Net Coreモニタリング用センサーをインストールすると、ガーベッジ・コレクション、メモリー、リソース競合に関するランタイム・メトリックが提供されます。また、InstanaのAutoTrace™自動分散トレースもインストールされ、多くの一般的なライブラリ内でエンドツーエンドの可視性を実現します。他のバイトコード・ベースの言語と同様に、Instanaは起動時にセンサーをCLRに接続し、GC アクティビティー、メモリー、スレッド使用量などの一般的なバイトコード・ランタイム・メトリックを自動的に収集します。Instanaの自動トレース（AutoTrace™）は、データストアやキャッシュなどへの呼び出しを含むすべてのリクエストの完全なエンドツーエンド・スパンをキャプチャします。
サービスのパフォーマンスをリアルタイムで確認できます。Instanaは、レート、エラー、および期間のKPI（RED KPI）に対してすべてのエンドポイントを自動的に検出、計測、追跡します。Instanaのインシデント管理とアプリケーション・パフォーマンスのレポートは、Google SREハンドブックで推奨されている重要なKPIであるゴールデン・シグナルに焦点を当てています。
Instana AutoTraceは、単一のリクエストごとにエンドツーエンドの分散トレースをキャプチャします。リクエストのグループが含まれるか、単一のリクエストのみが含まれるかに関係なく、外れ値を確認できます。追加データには、WARN以上の.Net Frameworkログ・メッセージが含まれます。
Instanaの.Net Coreモニタリング・ソリューションは、すべてのリクエストに対するリアルタイムの検出、高い細分度、エンドツーエンドのトレースの間で潜在的な問題を迅速に特定し、その根本原因を迅速に分析して隔離します。業界で最も包括的なアプリケーション・モデリング・エンジン（Dynamic Graph）上に構築された Instana は、パフォーマンスおよび構成情報を含むリアルタイムのトポロジー・マップを提供します。
Dynamic Graphは、クラウドネイティブ・アプリケーションのパフォーマンスをモニタリングおよび管理するために重要な、Instanaの自動化、機械学習、コンテキストの提供を推進します。Instanaのコンテキスト・ガイドは、単一のサービスがアプリケーション・システム全体にどのように適合するかを容易に理解するために便利な、Dynamic Grapghをナビゲートするユーザーフレンドリーな手段であり、これはアプリケーションのGPSガイダンス・システムの1種として機能します。