containerd(リンクはibm.comの外部)は、コンテナのモニタリングに関するシンプルさ、堅固性、ポータビリティーが特徴的な、業界標準のコンテナ・ランタイムです。containerdは、LinuxおよびWindowsのデーモンとして利用でき、そのホストでのコンテナのライフサイクル全体を管理できます。Instanaの、containerdについての包括的なモニタリングは、単純なコンテナ・メトリックにとどまらず、自動ディスカバリー、デプロイメント、構成、正常性の判断、およびパフォーマンス・モニタリングを複数のレベルで提供します。
14日間、クレジットカード不要、フルバージョンでご利用いただけます。
containerdは当初、Dockerエンジンの低層ランタイム・マネージャーとして作成されました。containerdでは、は、DockerエンジンとOCI runc実行プログラム間のレイヤーとしてが、最大のユースケースとなります。containerdは高レベルのランタイムであり、複数の低レベル・ランタイム(ランタイム・ハンドラーを介したストレージやネットワーキングなど)をサポートします。containerdは、サーバー上でのコンテナ実行など運用ユースケースに焦点を当てているため、イメージのストレージと転送から、コンテナーの実行と監視に至るまで、ホスト・システムにおけるコンテナのライフサイクル全体を管理できます。コンテナ化された環境と、そのコンテナ上で実行されるアプリケーションのモニタリングには、コンテナ化された環境内でさまざまなアプリケーション・コンポーネントがどのように実行されるかを把握する機能が必要です。
コンテナ化ベースのアプリケーションを管理するには、ホスト、コンテナ、コンポーネント、およびコードの各レベルでのパフォーマンスに関する可視性が必要です。Instanaは、コンテナ化されたアプリケーションでの、ディスカバリーとモニタリングを自動化します。仮想的または物理的なホストへのInstanaエージェントのインストールには、さほど時間はかからず、そのエージェントは環境内で実行されているすべてのコンテナとソフトウェア・コンポーネントを自動的に検出します。さらに、アプリケーション・モニタリングの適切なセンサーをデプロイし、すべてのアプリケーション要求についてのエンドツーエンドのトレースを開始します。
Instanaエージェントは、自動的に、システム・リソース上で実行されているcontainerdを識別し、Instanaのcontainerdセンサーのデプロイと構成を行います。Instanaでは、どのパフォーマンス・メトリックがコレクションと関連があるか、および、その達成のためにどのパラメーターの構成が必要か、などに関する情報がキュレートされた、知識ベースを活用しています。具体的に言えば、Instanaでのcontainerdに関する自動構成では、コンテナ ID、イメージ、作成日時、更新日時、containerdの名前空間、ラベルなどを追跡するように設定されます。
代表的なcontainerdモニタリングのメトリックとしては以下が挙げられます: