IBM® CICS Transaction Gatewayは、企業がCICS資産をモダナイズするためのコネクターです。Java®サーブレット、アプレット、Microsoft™ .NET Frameworkベースのアプリケーション、CおよびCOBOLアプリケーションなど、さまざまなアプリケーション・プラットフォームにCICSを組み込むために利用できます。CICS Transaction Gatewayは、アプリケーション・プログラマー用のAPIとJEEアプリケーション・サーバーによる管理の特に優れた特質を備えています。
IBM CICS Transaction Gateway(CICS TG)には次の3製品があります。
CICS TG for Multiplatforms v9.3は、Red Hat® Universal Base Imageをベースとし、各種クラウド・プラットフォームにすぐデプロイ可能なCICS TGコンテナを提供します。
一貫したデプロイメント・ツールチェーンを使用して、お好きなクラウドにDocker化された CICS TG for Multiplatformsインスタンスをデプロイし、管理することで、DevOpsの効率が向上します。
既存環境のままでJavaScript Object Notation(JSON)Webサービスを使用することで、リスクとコストを最小限に抑え、高可用性と拡張性を維持できます。
Java、Microsoft .NET、C/C++、C#、Visual Basic、COBOLなどの分散プラットフォーム向けプログラミングおよびデプロイメント機能を使用して、ほぼすべての要素をCICSアプリケーションとサーバーに接続します。
CICSは可用性の高いインフラストラクチャーを備えているうえ、JSON Web Token(JWT)、Secure Sockets Layer(SSL)、ID伝播、ユーザー認証セキュリティといったセキュリティ強化策も講じています。
IBM Z Application Performance Management Connect(zAPM)を使用すると、エンドツーエンドのトランザクション追跡とパフォーマンス・モニタリングが実現します。 アクティブなワークロードに関するインサイトを取得し、統計データの解読力を磨きます。
UNIX/Linux、Microsoft Windows、Javaベースのアプリケーション開発プラットフォームと IBM® z Systemsの間のスキル・ギャップを埋めます。
CICS接続の向上に必要なのは最小限のCICS定義だけで、CICSアプリケーションに変更を加える必要はありません。
IBM CICS Transaction Server、CICS TX、または IBM TXSeries環境をシンプルで迅速にモバイルに統合できます。既存アーキテクチャーを基盤にJSON Webサービスを使って構築できるため、バックエンド・システムにすぐモバイルで接続可能です。
ポリシーベースのシンプレックス全体をカバーする動的サーバーを選択して、可用性の高いゲートウェイを使用します。 ワークロード・パーティショニング、XAトランザクション、および64ビットのJava®8を組み合わせて、リモート・クライアント・アプリケーションでCICS高可用性インフラストラクチャーを利用できます。
問題判別およびパフォーマンス最適化機能をサポートし、発信点からCICSplex全体にわたってユーザー・リクエストを追跡します。パフォーマンス管理、モニタリング、およびトラブルシューティング機能は、IBM Tivoli OMEGAMON XE for CICS on z/OSによって提供可能です。
各種クラウド・プラットフォームにすぐデプロイ可能な、Red Hat® Universal Base ImageをベースにするCICS TG コンテナを提供します。これにより、DevOpsパイプラインが簡素化するうえ、ローリング・アップデート方式による手軽な保守でダウンタイムをゼロにできます。
32ビットまたは64ビットのアドレス空間として動作します。Gatewayデーモンは、64ビットのアドレス空間ではより大きなチャネルでワークロードを処理したり、アドレス空間のリソースを使い果たすことなく、より多くの接続マネージャーとワーカー・スレッドを使用したりできます。
モニタリング機能と統計機能を備えており、プランナーやシステム管理者にアクティブなワークロード・パターンに関するインサイトを提供します。使用状況統計は、IBM CICS Performance Analyzer for z/OSを使用してオフライン分析用にSMFタイプ111レコードに書き込まれ、簡単に使用および分析できるようにXML形式で利用できます。
経験豊富なスタッフまで簡単に操作でき、CICS Explorerとの統合を通じて幅広い他のツールに即座にアクセス可能です。GatewayとCICSのテスト機能が内蔵されており、Gatewayデーモンを直感的に管理できます。
クライアントがパフォーマンスの問題を迅速に特定して解決できるようにします。アプリケーション・トポロジーがz/OSリソースに対する呼び出しを認識し、トランザクション時間情報を集約するのに役立ちます。
JWTをベースとする標準的なセキュリティ・ソリューションが設計可能になります。CICS TGは、JWTをサポートするアプリケーション認証用の新しいAPIを提供します。
CICS Transaction Gateway for Multiplatforms V9.3およびCICS Transaction Gateway Desktop Edition V9.3について詳しく説明しています。
製品の概要、および学習から実装まで多数のトピックへのリンクで製品に関する知識を深めることができます。
特定ソフトウェアをIBM zIIPで実行する場合の費用対効果がわかります。
CICS Transaction Gateway for Multiplatforms V9.3およびCICS Transaction Gateway Desktop Edition V9.3の発表レターをお読みください。