IBM Powerには、SAP S/4HANAへの移行段階にあるクライアントのニーズに応えるさまざまなオプションがあります。SAP HANAまたは次世代のS/4HANAのどちらを検討されている場合でも、IBM Powerは、SAPなどのミッションクリティカルなアプリケーションを実行するために構築されたオンプレミス、オフプレミス、またはフルマネージド(RISE with SAP)ソリューションを提供し、ERPおよびアプリケーションの導入を加速し、データ管理、データ統合、自動化、およびビジネスプロセスに与える影響を最大化します。
ITの効率性と事業継続性の鍵は、現在のインフラストラクチャーと連携しながらデジタル・トランスフォーメーションを支援するプラットフォームにあります。IBM Powerサーバーは、SAP HANAやS/4HANAのようなデータ集約型のアプリケーション向けに構築されており、大量のインメモリー・コンピューティングを必要としながらも、ハイブリッドクラウドに必要な高可用性と柔軟性を維持することができます。
変化するビジネス・ニーズに応じて、SAP HANAプラットフォームのリソースを動的に変更できます。
本番環境のSAP HANAデータベースに共用プールを提供することで、プロセッサーの使用状況とデータ処理を最適化します。
仮想永続メモリーで計画的なダウンタイムを短縮し、インフラストラクチャーを素早く稼働状態に戻します。
IBM Powerは、IBM Power上で実行されるミッションクリティカルなデータ・ソースをデータ・ファブリックやレイクハウスなどのダウンストリームAIプラットフォームと連携することで、インテリジェント・エンタープライズになるという目標の達成をサポートします。これにより、コア内AIアクセラレーション、大容量メモリー (GPUメモリー容量を超える)、最適化されたAIライブラリーを備えたIBM Powerでの推論と機械学習、またはトレーニングのファイン・チューニングが可能になります。
パフォーマンスに影響を与えない透明性の高い新しいメモリ内暗号化など、エンドツーエンドのセキュリティーにより、重要なデータとアプリケーションをサイバー脅威から保護します。
PowerVMは、IBM Power各システムのプラットフォームが備える高度なRAS機能と優れたパフォーマンスに基づいて、お客様のアプリケーションにセキュアでスケーラブルなサーバー仮想化環境を提供します。
「SAP S/4HANAへの移行の結果、75TBのERP 6.0 AnyDBデータベースを約5.5TBに削減できました。SAP S/4HANA on IBM Powerは、Pfizerにサステナビリティー、パフォーマンス、キャパシティーを提供します。」
IBM Power10サーバーを使用して、どのようにエネルギー消費を20%削減しながら、最大75%のパフォーマンス向上を実現させているかをご覧ください。
Ecogas、IBM Power10サーバーをベースとしたハイブリッド環境にSAP HANA 2.0を導入し、100万人以上に高品質のデジタル・サービスを提供 「IBM Power10上のSAP HANA 2.0への移行は、当社がパンデミックの間ずっと高いサービス・レベルを維持する上で重要な役割を果たしました。実際に、お客様の約80%が主なタッチポイントとしてデジタル・チャネルを使用しています。これらはすべてIBMとSAPソリューションによって可能になりました。」 Pablo Contreras Ecogas社、インフラストラクチャー&テレコミュニケーション部門長
最新のPower10プロセッサーとIBM Power Private Cloud with Shared Utility Capacityを使用することで、OEDIVはIBM Power上のSAP HANAのコストを最大25%削減しました。IBM PowerVCとRed Hat Ansible Automation Platformを使用すると、彼らはシステムを効率化し、20–30%も高速にプロビジョニングすることができます。
SUBERBプログラムの新しいSAP Basisインフラストラクチャ―にIBM Powerサーバーを採用することで、FOITTは非常に高度なオートメーションを実現することができました。
Winterhalterはサーバー環境を7台から4台に統合し、パフォーマンスと容量を向上させながら、エネルギー消費量をほぼ50%削減しました。さらに、インテルベースの代替品と比較した場合、5年間で80%以上のエネルギー削減が可能です。
Pablo Contreras氏
インフラストラクチャー&テレコミュニケーション部門長
Ecogas社