第4世代 FlashCore モジュールの登場:1分未満でランサムウェア攻撃を検知
第4世代の FlashCore モジュール(FCM4)は、サイバー攻撃に対して回復力のあるデータ・ストレージを提供します。FCM4によって実現される新しいテクノロジーは、機械学習モデルを使用して、すべてのI/Oから収集された統計情報を継続的に監視し、ランサムウェアのようなセキュリティー脅威をリアルタイムで特定し、1分以内に検出4、異常からの迅速な復旧に貢献します。最新の動画をご覧ください。
新しいエントリーレベルのオールフラッシュ・ストレージ「IBM FlashSystem 5300」を発表
サイバー・レジリエンスの考え方と必要性
Storage Insightsを搭載したIBM FlashSystemのデモ
IBM FlashSystem ポートフォリオ データシート
データ・ストレージの購入オプションを選択する際の主な考慮事項
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あらゆる規模の企業向けのフラッシュ・ストレージです。オールフラッシュ構成に加え、HDD(ハードディスク・ドライブ)とのハイブリッド構成も手頃な価格でご利用いただけます。
省スペースな1U筐体で優れたパフォーマンスと容量を提供するオールフラッシュ・ストレージです。
回復力を損なうことなく、強力なパフォーマンス、大容量、広範な接続を実現するオールフラッシュ・ストレージです。
Storage FlashSystemの最上位モデルです。Storage FlashSystem 9500は、最も要求が厳しいエンタープライズ・ワークロードに優れた速度とシンプルさを提供します。
代表的なフラッシュ・ストレージ製品の機能とユースケースをご紹介します。
製品仕様
IBM Storage FlashSystem 5000
IBM Storage FlashSystem 5300
IBM Storage FlashSystem 7300
IBM Storage FlashSystem 9500
最大帯域幅(読み取り)
12 GB/秒
28.6 GB/秒
50 GB/秒
100 GB/秒
応答時間(読み取り)
70マイクロ秒未満
50マイクロ秒未満
50マイクロ秒未満
50マイクロ秒未満
単一エンクロージャー内の有効最大容量*
550 TB(2Uエンクロージャー)
1.8 PBe(1Uエンクロージャー)5
1.2 PBe(1Uエンクロージャー)
4.5 PBe(4Uエンクロージャー)
プロセッサー/PCIe世代
Intel Broadwell DE
Intel Ice Lake、第4世代PCIe
Intel Cascade Lake、第3世代PCIe
Intel Ice Lake、第4世代PCIe
フロントエンド・ホストの最大ポート数
8
16
24
48
サポートされているFlashCoreモジュールの容量
適用外(業界標準モジュールをサポート)
4.8、9.6、19.2、38.4 TB
4.8、9.6、19.2、38.4 TB
4.8、9.6、19.2、38.4 TB
ユースケース
- サーバーとデスクトップの仮想化
- 実働データベースと開発データベース
- コンテナ
- データセンター・エッジ
- SAP
- Oracle
- サーバーとデスクトップのバーチャリゼーション
- 実動データベース
- コンテナ
- ワークロード統合
- SAP
- Oracle
- サーバーとデスクトップのバーチャリゼーション
- 実動データベース
- コンテナ
- メモリー内のデータベース
- SAP
- Oracle
- サーバーとデスクトップのバーチャリゼーション
- 実動データベース
- コンテナ
- メモリー内のデータベース
* 3:1の圧縮率と2:1の重複排除率を想定
さらに、すべてのFlashSystem製品は、業界標準のNVMeモジュールとSAS接続された従来型のHDD(ハードディスク・ドライブ)に対応しています。
違いを生み出すストレージ・システム
2022年にIBMの製品廃棄物のうち、埋め立てまたは焼却処分から転用された重量比¹
旧バージョンのFlashCoreモジュールと比較したラック・ユニットごとの実行容量の増加率²
市場をリードする競合他社よりも少ない消費電力³
エネルギー効率に優れ、高速で高密度なデータストレージを利用することで、他社との差別化を図ることができます。FlashSystemデバイスは、コンピューターによるストレージ圧縮機能を備えたIBM FlashCoreモジュールを活用して、ストレージの統合と電源効率の差異化を実現します。データが増大するにつれて、エネルギーは確実に削減します。
すべてのデータを一カ所でリアルタイムに表示し、AIによるデータの階層化を活用できます。IBM Storage Virtualizeソフトウェアを搭載したFlashSystemは、既存のストレージ機能をモダナイズしながら、すべてのシステムにわたるデータの管理と保管を容易にします。
サイバー攻撃が発生した場合に、中断することなく迅速にデータを復旧します。IBM Storage FlashSystemは、IBM Safeguarded CopyとIBM Cyber Vaultを使用して、データのエアギャップ・コピーを作成し、本番環境を迅速に復元します。
ストレージ分析が高速化して、洞察を得るまでの時間を短縮します。フラッシュ・ストレージ分析で構築されたツールを使用し、オンプレミスかクラウドかに関わらず、高速かつ少ない待ち時間でデータを処理し、より深い洞察を取得します。
高性能なIBM Storage FlashSystemのストレージを導入して、IBM QRadar® SIEMソリューションをホストしています。この導入により、セキュリティー・オペレーション・センター(SOC)のセキュリティー脅威分析機能に大きな影響を与えました。
IBM Storageのポートフォリオを使用して、顧客がサイバー攻撃を素早く特定・回復するのに役立つマネージド・セキュリティー・サービス、DataVaultの開発に成功しました。
IBM Storage FlashSystemを実装することで、Genus Power社は、ストレージ・インフラストラクチャーをモダナイズし、自社のワークロードの応答時間を短縮しました。
IBM Storage Virtualizeの「実行力」と「ビジョンの完成度」が評価され、IBMが2023年のGartner Magic Quadrant™ for Primary Storageでリーダーとして選出された理由をご覧ください。
IBMのお客様は、従来使用していた環境と比較してストレージにかかるコストを40%~90%削減しながら、競合システムと比較して平均でパフォーマンス・レベルが840%向上したとESGに報告しました。
1 https://www.ibm.com/jp-ja/impact/files/reports-policies/2022/IBM_2022_ESG_Report.pdf に基づく結果です。
2 第3世代FlashCoreモジュール38.4TBドライブの実効容量と、第2世代FlashCoreモジュール38.4TBドライブの実効容量との比較に基づいています。
3 IBM FlashSystemと2023 Gartner Magic Quadrantレポート参加者(https://community.ibm.com/community/user/storage/blogs/chelsey-gosse/2023/09/20/2023-gartner-magic-quadrant-primary-storage)との比較可能な構成に基づきます。各比較は同じ温度、メモリー、コア周波数で行われ、物理容量とシステム・パフォーマンスは同等です。各構成について、デバイスの消費電力は、各デバイスのCPU、ドライブ、コンポーネントの標準的な消費電力から工学的計算によって推定されました。情報元:https://www.manua.ls/dell/powermax-2000/manual(ibm.com外部へのリンク)、 https://www.delltechnologies.com/asset/jp-ja/products/storage/technical-support/dell-powerstore-gen2-spec-sheet.pdf(ibm.com外部へのリンク)、https://www.sanstorageworks.com/PowerMax-8000.asp (ibm.com外部へのリンク)。
4 IBM Researchによる内部実験では、ランサムウェアが暗号化プロセスを開始してから1分以内にランサムウェアを検知することが実証されています。この実験は、4.1ファームウェアをロードした6つのFCMを搭載したFlashSystem 5200で行われました。5200には8.6.3GAレベルのソフトウェアがロードされていました。5200に接続されているホストでは、XFSファイルシステムを使用してLinuxが実行されていました。この特定のケースでは、WannaLaughと呼ばれるIBMランサムウェア・シミュレーターが使用されました。取得した結果を受け取るには、基盤となるシステムにFCMとバージョン8.6.3GAレベルのソフトウェアとの互換性が必要です。
5 結果は以下に基づいています。1Uコントロール・エンクロージャー:9+Q+P+S DRAID-6アレイで構成された38.4 TBのドライブ12台 = 460.8 TBで、RAIDオーバーヘッドとメタデータのプロビジョニング後、302.12 TBの有効容量を提供し、3:1の圧縮率と2:1の重複排除率で1.81 PBの有効容量を実現します。