可用性高いITオペレーションを確保し、インド全土の拠点でユーザーの生産性を向上させるため、VECVは信頼できるITプロバイダーの包括的なサポートを求めていました。

IBMは、VECVのマルチベンダーのITインフラストラクチャーと従業員を最高のレベルで運用できるように設計された、堅牢なインフラストラクチャーとデジタル・ワークプレース・サポートを提供しています。

インド国内の94拠点に11,000人以上の従業員を抱える大手商用車メーカーであるVECVが可用性の高いIT運用を確保するためには、シームレスで即応性の高い技術サポートが必要です。同社は、マルチベンダー環境の適用範囲の簡素化、エンドユーザーの問題解決の迅速化、ベンダー管理のための効果的なガバナンスフレームワークを構築できる、信頼できるITプロバイダーのサービスを求めていました。

さらに、VECVのテクニカルサポート要件には次のものがありました。

• すべてのエンドユーザー拠点とデータセンターに対するインフラストラクチャーサポートおよび管理サービス
• 初回コンタクトでの問題解決とリモートテイクオーバー機能を兼ね備えた一元化されたナレッジベース・サービスデスク
• 予期せぬ障害を迅速に解決するための専門家によるハードウェアメンテナンス
• サーバー、ストレージおよびネットワーク機器、デスクトップ、ノートPC、動力設備、その他のハードウェアを総合的にカバー
• パフォーマンスと稼働時間に関する厳格なサービス・レベル・アグリーメント（SLA）の遵守
• 多様な製品にわたるスペアパーツおよび技術的専門知識
• 従業員が自分のモバイルデバイスを簡単に接続できるようにするための職場におけるユーザーサポート

IBMは、VECVのマルチベンダーITインフラストラクチャーをピーク・レベルで稼働させるために、IBM ハードウェア保証および保守サービスとIBMデジタル・ワークプレース・サービス ソリューションを含む統合インフラストラクチャー・サービス・サポート契約を締結しました。この契約では、予防保守、可用性およびパフォーマンスに関するSLA、生産拠点およびオフサイトの部品倉庫におけるスペアパーツへのアクセス、資産寿命延長サポート、定期的な在庫監査、熟練した現地サポート要員などが幅広く提供されます。

さらに、IBMは、VECVがベンダーをより効果的に管理できるようにガバナンス構造を開発しました。IBMはVECVと緊密に協力しながら、経営フレームワークの中で正式な役割と責任を確立し、意思決定のための最適なプロセスを決定しました。また、IBMはベンダーの契約ライフサイクルの継続的な管理も任されています。この管理には、リスクを軽減し、継続的な改善を推進するために、ベンダーのパフォーマンスを監視することも含まれています。

最終的に、IBMデジタル・ワークプレース・サービス・ソリューションのおかげでVECVの従業員は職場で好きなモバイル・デバイスを使えるようになり、一元化されたヘルプデスク・サポートが利用できるようになり、また、時間を節約するセルフサービス機能が提供されます。

IBMのハードウェア保証および保守サービス契約では、VECVのITインフラを1つの契約で多面的にカバーし、以下のようにVECVを支援します。

• 問題解決を加速
• ITダウンタイムの削減
• 企業の拠点全体の8,000以上の資産を可視化
• SLAの要件を満たしつつ、IT運用における高可用性と事業継続性をサポート
• プロセスを簡素化し、効率を高めるガバナンスのフレームワークを遵守

IBMデジタル・ワークプレース・サービス・ソリューションは、この補償を補完するもので、VECVがワークフォースを稼働させ続けるために必要な、一元化された非常に迅速なエンドユーザー・サポートと使いやすいセルフサービス機能を提供します。また、従業員が各自のモバイルデバイスを簡単に接続およにデプロイできるようにすることで、IBMソリューションはエンド・ユーザー・エクスペリエンスを向上させ、生産性をさらに促進します。

Volvo GroupとEicher Motors Ltd.のジョイントベンチャー事業であるVECV（ibm.com外部リンク）は、2008年に設立され、インドやその他の発展途上市場で商用車の製造・販売を行っています。ニューデリーに本社を置く同社は、Eicher Trucks and Buses、Volvo Trucks India、Eicher Engineering Components、VE Powertrainの4つの事業部門で構成されています。インドの商業輸送業界の近代化をリードするVECVは、11,000人以上の従業員を擁し、94か所の拠点を運営しています。