工場の生産ラインの自動化から、モバイル・デバイスでのシームレスな小売エクスペリエンスに至るまで、デジタル・トランスフォーメーションにより、かつてないほどの速度でイノベーションが推進されており、Techwave Hungary社の顧客にとって、マネージドSAPソリューションが重要なイネーブラーとなっています。
次世代のSAPワークロードに対応する容量、機能、拡張性を獲得するために、Techwave Hungary社は、既存のIBM® POWER8プロセッサー・ベースのマネージド・サービス・プラットフォームをIBM Power Systems E950サーバーとIBM FlashSystem 7200ストレージで拡張しました。新しいプラットフォームはIBM® PowerVMで仮想化され、IBM PowerVCで管理され、SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsを実行します。
Techwave Hungary社の強化された仮想プライベートクラウドにより、新規および既存の顧客を次世代SAPソリューションに移行し、ビジネスを成長させ、急速なデジタル・トランスフォーメーションをサポートできるようになります。
Techwave Hungary社のCIOであるGabor Lesti氏は次のように言います。「パフォーマンスと可用性に関するサービス・レベルの要件を満たすだけでなく、IBM Power Systemsサーバーと IBM FlashSystemストレージのコスト効率により、最新のSAPソリューションを競争力のある価格で提供することができます。当社は、このサービスがマネージド・サービス領域で差別化を図り、新規顧客を獲得し、市場シェアを拡大するための価値ある手段になると確信しています」
次世代のSAP BW/4HANAおよびSAP S/4HANAソリューションの登場後、リアルタイム分析とビッグデータ機能に対する顧客のニーズが急激に増加しました。Techwave Hungary社は欧州でフルマネージドSAPソリューションを提供していますが、新たなデータのニーズにより、大幅な容量の増加が必要になることに気づきました。
Gabor Lesti氏は、「SAP S/4HANAとSAP BW/4HANA のインメモリ分析機能により、お客様はデジタル・トランスフォーメーションプログラムをより高いギアにシフトできると考えています」と言います。
この劇的な成長を管理するために、Techwave Hungary社は、顧客が新たなデジタルの可能性を模索する中で、新しいSAP S/4HANAおよびSAP BW/4HANAのワークロードに対応するための余裕を創出しながら、既存の顧客に対してすでに厳格なサービス・レベルを維持・向上させたいと考えていました。
次のステップとして、同社は既存の仮想プライベートクラウド・プラットフォームを拡張することを検討しました。Techwave Hungary社は、要求の厳しい新しいインメモリ分析ユースケースをサポートするだけでなく、最新のSAPソリューションの認定を受け、既存のサーバー環境とシームレスに統合できるインフラストラクチャー・ソリューションを目標としていました。
Techwave Hungary社は、IBM POWER8テクノロジーを使用した長年のポジティブな経験に基づいて、実績のあるIBM POWER9®システムを採用することを決定しました。
「当社の顧客は、ミッションクリティカルなSAPワークロードと非SAPワークロードに対して、24時間体制のオペレーションを提供するという点で当社を信頼しています。そのため、高可用性は必須です」とLesti氏は言います。「当社はまた、競争力のある価格設定を提供することも目指しているため、運用コスト効率も極めて重要です」
2つの IBM Power Systems環境間の互換性が緊密であるため、Techwave Hungary社では、両方のプラットフォームにまたがる顧客サービスの作成が、同等のx86ベースのソリューションよりもはるかに簡単であることに気づきました。さらに、IBMのソリューションは、同じサーバー・プラットフォーム上でSAPワークロードと非SAPワークロードの両方をサポートするための非常にコスト効率の高い方法を提供しました。
Lesti氏は続けます。「IBM PowerVMを使用して、IBM Power Systems E950 サーバーに論理パーティションを作成することで、複数のSAP環境を各物理マシンに展開でき、同等のx86プラットフォームよりもサーバー・リソースを効率よく使用できるようになります。IBM PowerVCを使用すると、仮想プライベートクラウドのワークロードのバランスをとり、最小限の手作業で高可用性構成を構築できます。これにより、環境の一部で障害が発生した場合でも、お客様のソリューションがオンラインに維持されるという安心感が得られます」
ビジネスの成長に向けて準備を進めているTechwave Hungary社は、すでにIBMプラットフォームのさらなる機能強化に目を向けています。たとえば、同社は、IBM FlashSystemソリューションのデータ圧縮により、顧客の物理ストレージ要件を最大で50%削減でき、マネージドSAPソリューションの運用コストの削減に役立つ可能性があると予測しています。
「IBM Power SystemsサーバーとIBM FlashSystemストレージの組み合わせは、要求の厳しいSAPワークロードと非SAPワークロードの両方に高いレベルのパフォーマンスを提供します」とLesti氏は言います。「高速で費用対効果の高い拡張性を提供するのは、IBM Storageソリューションだけではありません。当社のIBM Power Systemsプラットフォームもそうです。IBM Power Systems Capacity on Demandを使用すると、休止状態のCPUリソースとメモリー・リソースを必要に応じてアクティブ化できるため、新しいメモリーや新しい物理サーバーを購入する必要がなくなります。IBMのテクノロジーのおかげで、お客様の要件に応じて迅速に拡張できると同時に、必要のないコンピューティング・リソースにコストをかける必要がなくなります」
新しい環境の導入を支援するために、Techwave Hungary社は信頼できるIBMプラチナ・ビジネス・パートナーであるUSER Rendszerház Kft社と提携しました（ibm.com外部へのリンク）。
「当社は、これまでにUSER Rendszerház社と提携して多くのプロジェクトに取り組んできましたが、同社のサービスとサポートの品質と対応力には非常に満足しています」とLesti氏は言います。
Techwave Hungary社は、USER Rendszerházのエキスパートと連携して、新しいIBM Power Systems E950サーバーとIBM FlashSystem 7200ストレージ・ソリューションをプライマリー・データセンターに導入しました。IBM® Spectrum Virtualizeテクノロジーで構築された超低遅延ストレージにより、Techwave Hungary社は先進的なデータサービス、SAP S/4HANAおよびSAP BW/4HANAデータの大規模なリポジトリをサポートする容量、ボリュームの増加に合わせてスケールアップおよびスケールアウトできる柔軟性を手に入れました。
「IBMとSUSE社のおかげで、当社はお客様がSAP S/4HANAの革新的な分析機能を利用できるよう、極めてスケーラブルかつレジリエントな仮想プライベートクラウドを構築できました」とLesti氏は締めくくりました。「お客様への当社の重要なメッセージの1つは、ミッションクリティカルなシステムを24時間365日スムーズに稼働させ続けるために、当社は常に最新かつ最高のテクノロジーを探しているということです。IBM Power SystemsサーバーとIBM FlashSystemストレージがあれば、その約束を守ることができます。
製品・サービス
ハンガリーのブダペストに本社を置くTechwave Hungary社は、SAPソリューションを専門とするインテグレーターです。同社は、監査済みのSAPホスティング・パートナー、SAP付加価値再販業者、およびアプリケーション・サービス・プロバイダー・パートナーとして事業を展開しており、世界中の400社を超える顧客を支援しています。同社は、欧州におけるマネージドSAPソリューションの大手プロバイダーであり、カスタマイズされた業界ソリューションを11か国以上に提供しています。これらの高レベルのサービスは、顧客のIT能力とビジネス能力の両方を向上させるのに貢献しています。
法務
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2021年6月、米国で制作
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