Skyegrid社は最高水準のビデオ・ゲームをクラウド経由で低予算のゲーマーに提供するために設立され、同社のサービスをサポートするクラウド・プラットフォームが必要になったとき、IBM Cloud®とIBM Cloud Bare Metal Serversを選択しました。IBM®のソリューションにより、同社はサブスクライバーに手頃な価格で最新のゲームへのアクセスを提供することができます。
クラウド・ゲーミング・プラットフォームをサポートし、遅延のない最高品質のゲーム体験を提供するために、Skyegrid社は、サブスクライバー数の増加に合わせて拡張できる強力なクラウド・プラットフォームを必要としていました。
Skyegrid社は、同社のクラウド・ゲーミング・サービスをサポートするためにIBMCloudとIBM Cloud Bare Metal Serversを選択しました。IBM Cloudが遅延を最小限に抑えつつ、高性能の画像処理装置（GPU）が高品質のグラフィックスを実現できるようにします。
1カ月に500,000–550,000人の新規訪問者をサポート
Skyegrid社の創設者で最高経営責任者（CEO）のRolly Edward氏は、クラウド・ゲームこそが未来であると述べています。以前は、PCやノートPCにアクセスできない場合や、これらのデバイスに必要な仕様が不足している場合は、最新・最先端のビデオ・ゲームをプレイすることはできませんでした。「ハードウェアを持っていなくても誰でもプレイできるような、大規模なサブスクリプション・ゲーム・サービスを作りたかったのです」とEdward氏は言います。
Skyegrid社は、予算に余裕のないゲーマーがモバイル・デバイスや古いコンピューターからオンラインでゲームをプレイできるクラウド・プラットフォームを提供するために設立されました。それも、ゲームであれば何でもいいという訳ではありません。Skyegrid社は、サブスクライバーに「AAA」ゲームを提供できるようにしたいと考えていました。「AAA」ゲームとは、ゲーム業界において、中堅から大手のスタジオが高額な予算で制作した最高水準のゲームに与えられる呼称です。
クラウド経由で最高品質のゲーム体験を提供するのは難しい場合があります。十分なコンピューティング能力が利用できない場合、ユーザーはプレイに重大な支障をきたす遅延（ラグ）を経験する可能性があります。コンソールやコンピューターでプレイするのと同じくらい優れたゲーム体験を提供するために、Skyegrid社は自社のサービスをサポートする強力なクラウド・プラットフォームを必要としていました。Skyegrid社がインドネシアの通信会社数社と提携してからは、最適なソリューションを見つけることがさらに重要になりました。「弊社はインドネシアの多くの通信会社と提携関係を築いており、モバイル・データ・プランにSkyegridをバンドルすることになっています」とEdward氏は言います。そのため、Skyegrid社は、これらのパートナーシップによるサブスクライバーの大幅な増加に備える必要がありました。
2018年、Skyegrid社はStartup with IBMプログラムを通じてIBM Cloudの使用を開始しました。「このプログラムで最初の1年間は、IBMからサーバー1台につき約1,000米ドルを受け取ります」とEdward氏は言います。「私のビジネスにとって本当に健全な状況でした。」
その後も同社はIBM CloudをCitrix Hypervisorとともに引き続き使用してゲーム・サービスをサポートすることにしました。同社はまた、IBM Cloudで利用可能な高性能GPU技術を使用して、高品質のグラフィックスを提供しています。Skyegrid社がIBMを選んだのは、ベアメタル・サーバーを提供できる唯一のプロバイダーだったからです。「弊社が必要としていたベアメタル・サーバーを提供しているのはIBMだけです」とエドワード氏は言います。「私のソフトウェアはベアメタルをベースにしており、ベアメタル・ソリューションは他のクラウド・ソリューションよりもはるかに安価です。さらに、IBMのクラウド・サービスは世界中で利用可能です。」
クラウド技術を使用することは、Skyegrid社が資本コストではなく運用コストを使用してサーバー・リソースを取得できることを意味します。「これにより、ユーザーは手頃な価格でサービスを試すことができます」とEdward氏は言います。「クラウド・プラットフォームの価格が高ければ、サービスの価格も上げざるを得ないでしょう。IBMのおかげで、今も弊社は価格を最適化できるようになっています。シンガポールとインドネシアのIBMがなければ、現時点でこの事業への出資はできないと思います。」
ゲーム・プラットフォームのサポートにIBM Cloudを使用することで、Skyegrid社はコストを抑えることができ、その結果、サブスクライバーのコストを低く抑えることができます。Skyegrid社は2018年8月にサービス提供を開始して以来、３,000人の有料契約のサブスクライバーを獲得しています。同社のサイトはインドネシアのゲーマー向けのニュース・フィードも毎日配信しており、開設以来のアクセス数は900万ビューを超え、1日平均16,000–18,000人、毎月約50万–55万人の新規訪問者が訪れています。
Skyegrid社は、手頃なサブスクリプション価格に加えて、サブスクライバーに88種類のゲーム・タイトルへのアクセスを提供することができます。これは、最も近い競合相手と比較して28種類多くなっています。さらに、Skyegrid社は、Mac OS、Windows OS、Linux OSを実行するデバイスに加えてAndroidデバイスをサポートする、インドネシアで唯一のクラウド・ゲーム・プラットフォームです。
このプラットフォームはインドネシアだけでなく、米国、マレーシア、シンガポールのゲーマーも魅了しています。この地域はゲーム・サービスにとって大きな可能性があり、インドネシアだけでも4,100万人以上のゲーマーがいます。Skyegrid社は、IBM Cloudを通じて利用可能なグローバル・リソースを活用して、このサービスを他の国にも拡大する予定です。「世界中にあるIBMデータセンターでIBMサーバーを調達するだけです」とEdward氏は言います。「どこでも事業を始めることができます。」
インドネシアのジャカルタに拠点を置くSkyegrid社は、モバイル・データ・サービスを通じていつでもどこでもプレイできるプレミアム・ゲームへのアクセスをゲーマーに提供するクラウド・ゲーム・プラットフォームです。このプラットフォームは、ゲーマー向けに統合されたメディア、コミュニケーション、カスタマー・サポートも提供します。2018年に開始されたこの事業は、PT Harmoni Indo Mediaが所有しています。Skyegrid社の11人の社員は、東南アジアのゲーマー・コミュニティにより柔軟なゲーム・オプションを提供することに情熱を注いでいます。
法務
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2020年3月、アメリカ合衆国で作成。
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