ホーム お客様事例 Linux Polska社 IT トレーニングをバーチャル化
Linux Polska社の授業にSkytap on IBM Cloudを導入
ワルシャワのスカイライン

Linux Polska社は、2009年に創業したポーランドのIT企業です。その使命は、クライアントの技術的障壁の克服およびITの変革をサポートすることです。

Linux Polska社のビジネスは、認定トレーナーの経験豊富なチームにより行われる認定および独自のITトレーニング・コースの提供を主軸としています。Linux Polska社のトレーニングのラインナップには、Red Hat®、EnterpriseDB、Postgres、DevOps、CI/CD、コンテナ化、IT自動化など、幅広いテクノロジーとトピックが含まれています。

この種の教材を教えるには、テーブル、椅子、ホワイトボードだけでは不十分であり、IT教室には、トレーナーのサーバーと各受講生のコンピューターで構成される独立したコンピューター・ネットワークも必要です。トレーナーは受講生のコンピューターにアクセスして受講生の進捗状況を見守り、問題をリアルタイムで解決できる必要があります。さらに、教室のネットワークは安全、強力で、どこででも簡単にセットアップできる必要があります。

豊富な製品

 

Linux Polska社は、500超のIT認定資格を提供

24時間365日の可用性

 

受講生は24時間いつでも研究室や教室の教材にアクセスできる

Skytapサービスは、仮想の研修室をインストールして受講生がトレーニングを受けられるため、当社には理想的な解決策であることがわかりました。 Piotr Trando氏 Training Director(トレーニング・ディレクター) Linux Polska社

これらの要件は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによってすべてが変わった2020年3月まで、安定していて予測ができるものでした。(けれども)あっという間に、テーブル、椅子、ホワイトボード(がある教室)は立ち入り禁止になりました。Trando氏は説明します。「パンデミックにより、我が国のトレーニング市場は大幅に崩壊しました。事業の将来に不安を感じた顧客は、トレーニング・サービスの発注を減らしました。これに加えて、パンデミック中の衛生環境の維持に対する懸念もありました」

ITプロフェッショナルにトレーニング・サービスを提供し続けるためには、Trando氏と彼のチームはバーチャルな教室に軸足を移す必要がありました。変更されない点もありますが、受講生は自宅の自分のコンピューターからログインするため、新しい要件も発生します。Trando氏は、Linux Polska社やその顧客に経済的苦痛を与えずに、すべてのニーズを満たすことができるソリューションを必要としていました。

クラウドへの移行

Trando氏はすぐに、対面トレーニングからバーチャルなクラウドベースのトレーニング・モデルへの移行をサポートするプラットフォームを探し始めました。「この段階で、私たちはIBM Polska社と出会いました。IBM Polska社は、Skytapという、クラウドに実装された非常に革新的なサービスを提供してくれました。これは最初から私たちの期待のほぼすべてに応えてくれました」とTrando氏は述べています。

Skytap on IBM Cloud®サービスは従来のLinux® アプリケーションをサポートしているため、ユーザーは書き換えやリファクタリングを行わずに、ソリューションをクラウドネイティブなサービスと統合できます。Linux Polska社にとって、これはバーチャルなトレーニング環境を作成し、保守、利用をするための最も簡単で費用対効果の高い方法でした。

このソリューションは研修室のインストールと再インストールのプロセスを自動化し、受講生がWebブラウザからクラウド上の強力な仮想マシンにアクセスできるようにします。ネストされた仮想化機能により、トレーナーは受講生のコンピューターにリアルタイムでアクセスでき、Linux Polska社のクラスがパンデミック以前と同様の効果を発揮できます。さらに、Skytap on IBM Cloudサービスを利用すると、トレーニング・セッション中のコストも比較的低く、トレーニング・セッション間のコストも最小限に抑えられます。

「Skytapサービスは、仮想の研修室をインストールして受講生がトレーニングを受けられるため、当社には理想的な解決策であることがわかりました」とTrando氏は述べています。「この新しい形式でのトレーニングは、受講生にとっては親しみやすく、トレーナーにとっても比較的簡単に導入・実施しやすいことがわかりました」

私たちは、パンデミックで何が起こったとしても、IBM Cloudで実施するリモート・トレーニングという新しい方式が今後も継続して、最も有力なトレーニング提供方法となるだろうと信じています。 Piotr Trando氏 Training Director(トレーニング・ディレクター) Linux Polska社
新しいスタンダード

3か月の試用期間を経て、Linux Polska社は独自のトレーニング資料をIBM Cloudに移行しました。パンデミックによりトレーニングが短期間停滞した後、2020年末に会社の状況は再び好転し、Trando氏と彼のチームは大量の依頼に対して100%の準備ができていました。顧客は新しいモデルを熱狂的に受け入れ、Trando氏と彼のチームはこれまで以上に忙しくなりました。

「当社のクライアントのほとんどは、この形式のトレーニングに納得しており、従来の教室形式でこれまで提供されてきた標準的なトレーニングよりもこのトレーニングの方を高く評価するようになりました。」と彼は説明します。新しいクラスは、インストラクターと受講生の間で完全に対話しながらリアルタイムで開催されるだけでなく、受講生はラボや電子マニュアルに 24時間365日アクセスできるようになりました。

「私たちは、パンデミックで何が起こったとしても、IBM Cloudで実施するリモート・トレーニングという新しい方式が今後も継続して、最も有力なトレーニング提供方法となるだろうと信じています」とTrando氏は締めくくりました。

 

Linux Polska社ロゴ
Linux Polska Sp.  z  o.o.  社について

2009年に設立されたLinux Polska社(リンクはibm.com外)は、ポーランドのワルシャワに拠点を置くIT企業です。 アプリケーション・コンテナ化、ハイブリッドクラウド、DevOps、データベース、ミドルウェア、ITオートメーションなどの分野で、独自のオープンソース・ソリューションを設計・開発しています。また、Linux Polska社は、コンサルティング、導入、保守のサービスも提供しています。経験豊富なエンジニア・チームは、500以上の個別の認定を取得しています。

次のステップ

この記事で紹介されているIBMソリューションの詳細については、IBMの担当者またはIBM ビジネス・パートナーにお問い合わせください。

他の事例を見る IBMへのお問い合わせ ロンドン芸術大学

ショー・マスト・ゴー・オン

お客様事例はこちら
Carus

スムーズな航行

お客様事例はこちら
butic The New School

テクノロジーによって学びが制限されることがあってはならない

お客様事例はこちら
法務

© Copyright IBM Corporation 2021. IBM Corporation、IBM Cloud、New Orchard Road、Armonk、NY 10504

2021年6月、米国で制作

IBM、IBMロゴ、ibm.com、IBM Cloudは、世界の多くの国々で法的に登録されているInternational Business Machines Corp.の商標です。その他の製品名およびサービス名はIBMまたは他社の商標である可能性があります。IBMの商標の最新リストは、Web 上の「著作権および商標情報」(ibm.com/legal/copyright-trademark)で入手できます。

登録商標「Linux®」は、世界範囲における本商標の所有者であるLinus Torvalds氏の独占的ライセンス所有者であるLinux Foundationから提供されたサブライセンスに基づき使用されています。

Red Hat は、米国およびその他の国または地域における Red Hat, Inc. またはその子会社の商標または登録商標です。

本書は最初の発行日時点における最新情報を記載しており、IBMにより予告なしに変更される場合があります。IBMが事業を展開している国であっても、特定の製品を利用できない場合があります。

記載されている性能データとお客様事例は、例として示す目的でのみ提供されています。実際の結果は特定の構成や稼働条件によって異なります。本資料の情報は「現状のまま」で提供されるものとし、明示または暗示を問わず、商品性、特定目的への適合性、および非侵害の保証または条件を含むいかなる保証もしないものとします。IBM製品は、IBM所定の契約書の条項に基づき保証されます。