IMCは、一元化されたデータ管理プラットフォームのおかげで、プロセスの自動化と分析の簡易化により対応時間を短縮し、災害の被災者により良いケアを提供できます。
Arshad氏は、「IBMソリューションのおかげで、患者に対応し、より早く被災地に届けることができます。重要な情報がダッシュボードに統合されたことで、以前は保守に多大な時間を要していた、個別に作成する必要がある運用レポートの数を減らすことができました。その時間を、データを実用的な洞察に変えることに費やせるようになりました。」と語っています。
IMCは、IBMソリューションを使って、エボラ出血熱の流行など、特定の災害用にカスタマイズしたダッシュボードを構築できるようになりました。Arshad氏は、「エボラ出血熱の危機のためにダッシュボードを作成し、現場からの最新情報を閲覧できるようにしました。さまざまなソースからレポートを受け取るとすぐに、データをダッシュボードに統合し、オンラインとオフラインの両方のユーザーが利用できるようにしました。」と語っています。
現在、IMCは財務とリソースをより明確に把握できるようになりました。Arshad氏はさらに、「私たちはすべての寄付や助成金をリアルタイムで確認し、遅滞なく適切な分野に分配できるようになりました。緊急時以外の状況では、リソースの可視性を高めることも重要です。このような場合、私たちは開発に重点を置きます。たとえば、将来の災害が発生した場合に現地のコミュニティーが自らの初期対応者となれるよう訓練し、彼らが救援から自立へと移行できるようにすることです。」と語っています。
IMCは将来を見据えて、IBMレポート・ソリューションの成功からさらに発展させていく予定です。Arshad氏は、「私たちは現在、いくつかの主要なダッシュボードを統合したコマンド・センターを構築中であり、このプラットフォームによって、これまで以上に質の高い情報を現場のスタッフに迅速に提供できるようになると確信しています。より迅速な意思決定はより迅速な展開を意味し、それが災害の影響を受ける人々の生死を分ける可能性があります。」と締めくくっています。