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Ideatolife Inc.がIBM®の次世代エコシステム・ビジネス・パートナーに就任
ドバイマリーナにそびえ立つ高層ビル

成功した健全なビジネスであることを示す最も一般的な指標の1つは、成長率です。規模や収益が縮小している企業は、明らかに問題を抱えています。そして、成長軌道が貧弱であったり、途切れている企業は、次の大きなイノベーションや業界の混乱を乗り切るのに苦労することが多いものです。

しかし、新たな拠点やオフィスの開設、新製品の発売、新たな市場への参入を行っている企業は、一般的に、成功への道を歩んでいます。そして、その成功の多くは、魅力的なアプリや優れたサービス、より積極的な営業スタッフによるものだけではなく、他社との関係から生まれるものです。

IBMビジネス・パートナーであるIdeatolife Inc.の最高経営責任者(CEO)Ali Zein氏は、次のように説明します。「変化するペースが速い業界では、すべてのパートナーが効率、技術的ノウハウ、市場へのアクセスの最大化を望んでいます。そうすることで、会社の規模を拡大でき、成長することができるのです。」2014年の設立以来、強力なパートナーシップを築き、その関係性がもたらす価値を活用することが同社の優先事項です。

同氏はこう振り返ります。「会社を設立した際、当社はMicrosoftからのアプローチを受け、パートナーになりました。そして、そのパートナーシップのため、当社ではMicrosoftのアーキテクチャを多用するようになりました。私たちのプロジェクトの90%はMicrosoftと共同のものでした。」しかし、このパートナーシップによってIdeatolifeが湾岸地域全体に事業を拡大する上で有用であることが証明されたものの、同社がパートナーに求めていたのは技術的なソリューション以上のものだったのです。

より迅速なデプロイメント

 

デプロイ時間が10%~15%短縮することで、顧客満足度(CSAT)が向上し、コストが削減

市場の拡大

 

IBMパートナーシップとIBM Cloudが、新たな地域および新市場への成長を促進

品質の向上

 

より迅速なサポート対応と革新的なプラットフォームへのアクセスにより、製品のが向上

IBMとパートナーになってからまだ日が浅いものの、Kubernetesとコンテナのデプロイ時間はすでに10%–15%短縮されています。 Ali Zein 最高経営責任者 Ideatolife Inc.(IBMビジネス・パートナー )

「流通業者としての可能性以上の進展はないと感じていました」と同氏は続けます。「彼らは、当社の本当の付加価値を活用することはありませんでした。当社は特定の製品を提供するだけの企業ではなく、お客様にディスラプションとイノベーションをお届けすることができる企業なのです。この製品のおかげで、それを実現することができました。」

今後数年のうちに新しい地域に進出したいという願望を抱いていたIdeatolifeは、この夢を実現するための関係性、人脈、ソリューションの開発を支援してくれる新たなパートナーを探し始めました。多少の混乱が起こっても、気にしないパートナーが理想でした。

運命の夜

ドバイで開催されたIBM主催のイベントですべてが変わりました。

「今年の初め、IBM Next Genチームに会い、IBMの組み込みストラテジーについて学びました」とZein氏は説明します。「この関係には多くのチャンスがあると考えました。」同社はすぐにIBM次世代エコシステム・ビジネス・パートナーとなり、主力製品2つに対応する2つのIBM組み込みソリューション契約(ESA)を締結しました。

ドバイのIBM次世代エコシステムチームと協力したIdeatolife Design Thinking Conceptualization Labのメンバーは、これら2つのアプリケーションを再構築し、IBM Cloudを活用できるようそれらのアプリケーションをアップデートしました。チームは、顧客中心の結果を重視した新規開発を維持するために「Build with IBM」方法論のほか、イノベーションとトランスフォーメーションにつながる大胆かつ総合的なアプローチを採用しました。

TrackrはクラウドベースのERPプラットフォームで、現在、エレベーターおよびスイミングプールという2つの分野に重点を置いています。同ソリューションでは、メンテナンス管理の作業を自動化すると同時に、関連するレポート作成および分析プロセスも簡素化することができます。ESAのおかげで、IdeatolifeはMicrosoft AzureからIBM Cloudへ製品を移行しました。

「IBMとの協力により、AIやIoTなどの新しいテクノロジーを導入できるようになりました」とZein氏は付け加えます。「先月、アブダビにあるクライアントセンターでIBM Watson IoTテクノロジーをプラットフォームに統合する方法を聞いてきました。間もなく、現在のプロセスを自動化するだけでなく、IBM Watson AI を使用して予知保全を可能にする予定です。私たちの顧客にとってのROIは計り知れないものになるでしょう。」

現在ESAの対象となっているもう一方のサービスがSkramblerです。Skramblerは学生向けのサービスで、若者がサービスの割引、おすすめの製品、近くのイベントのチケットを見つけられるようサポートするアプリです。「当社はそれもMicrosoftからIBM Cloudに移行しました」と同氏は続けます。「IBMは、Skramblerを次のレベルに引き上げてくれます。彼らは、私たちのソリューションを拡大し、より多くのパートナーシップや大学、学生団体を開拓する手助けをしてくれています。」

貴社のビジネス向けの組み込みソリューション契約を検討しましょう。

これら2つの製品に関連するクラウド環境の管理支援のため、IdeatolifeではIBM Cloud Kubernetes Serviceを活用しています。現在、同社はIBMソリューションを使用してクラウド内のvirtual serversを管理し、独自の運用環境とステージング環境を構築しています。

これら2つのソリューションをIBM Cloud内に導入したIdeatolifeは、すでに3つ目のESAを検討中です。「3つ目の導入は、もうまもなくです」とZein氏は付け加えます。「私たちは、エンドツーエンドでキャッシュフローを管理できるプラットフォームの構築に取り組んでいます。それには、IBM Blockchainとスマートコントラクトを組み込む予定で、今は設計を仕上げているところです。」

これまで、私たちは常にサポート力の高さを求めていました。しかし、IBMは、初日から我々の理想に応えてくれました。何かを言った瞬間に、必要な回答が得られるのです。 Ali Zein 最高経営責任者 Ideatolife Inc.(IBMビジネス・パートナー )
共に前進する

IBMのビジネス・パートナーとなったIdeatolifeは、2つの主要製品の機能強化に満足しており、また、提供できるサービスのレベルも向上しています。「IBMとパートナーになってからまだ日が浅いものの、Kubernetesとコンテナのデプロイ時間はすでに10%–15%短縮されています。」とZein氏。「次回は、さらに短縮できるという自信があります。やればやるほど、スピードが上がります。」また、こうした迅速な展開のおかげで、Ideatolifeは関連コストを削減することができます。

IBMとの提携により、多くのメリットも生まれました。「私たちがESAに署名したのは、IBMとのパートナーシップの価値を認識したからです」とZein 氏は説明します。「IBMチームが提供する実践的なサポートとコンサルティングを目の当たりにしました。彼らは、最高のアーキテクチャ設計をサポートしてくれただけでなく、ソリューションを簡単に拡張できるようにしてくれました。成長中の企業である当社にとって重要なことです。おかげで、これまで参入したことのない新しい顧客や新しいセグメントを開拓できるようになりました。」

もちろん、IBM Cloudの柔軟性もこの拡張性に役立っており、同社の積極的な成長目標に合致しています。

同氏は次のように付け加えます。「これまで、私たちは常にサポート力の高さを求めていました。しかし、IBMは、初日から我々の理想に応えてくれました。何かを言った瞬間に、必要な回答が得られるのです。特に AIやブロックチェーンなどの難しい分野では、相談できる人がいると、さらに充足感が増し、より確信が持てるようになります。」

Ideatolifeは、IBMと提携するメリットを活用しているだけでなく、IBMブランドからも恩恵を受けています。「IBMのような企業が当社と肩を並べてくれることが非常に心強いです」と同氏は締めくります。「IBMが当社を信頼してくれるなら、当社はより多くの信頼を獲得できることでしょう。今、開拓しているクライアントの中には、私たちだけでは対応が難しかったものもあります。しかし、私たちの価値観をIBMと共有することで、双方がより簡単に対応できるようになるのです。」

Idea to Lifeのロゴ
Ideatolife Inc.について

IBMのビジネス・パートナーであるIdeatolife(ibm.com外部リンク)は、アラブ首長国連邦のドバイに本社を置く技術開発およびソフトウェア・ソリューション企業です。2014年に設立した同社は、湾岸地域全体にも規模を拡大し、さらにサウジアラビアとレバノンにもオフィスを展開しました。ハイエンドのテクノロジーと人間中心のデザインを用いて、すべての人々をデジタル・イノベーションにつなげることが同社の使命です。

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脚注

© Copyright IBM Corporation 2021. IBM Corporation、IBM Cloud、New Orchard Road、Armonk、NY 10504

米国で製作、2021年9月

IBM、IBMロゴ、ibm.com、IBM Cloud、IBM Watson、およびWatson IoTはInternational Business Machines Corp.の商標であり、世界中の多くの管轄区域で登録されています。その他の製品名・サービス名はIBMまたは他社の商標である可能性があります。IBM商標の最新リストは、Web上の「著作権および商標情報」 https://www.ibm.com/jp-ja/legal/copytradeをご覧ください。

Microsoft、Azure、Windowsのロゴは、米国、その他の国、またはその両方におけるMicrosoft Corporationの登録商標です。

本書は最初の発行日時点における最新情報を記載しており、IBMにより予告なしに変更される場合があります。IBMが事業を展開している国であっても、特定の製品を利用できない場合があります。

記載されている性能データとお客様事例は、例として示す目的でのみ提供されています。実際の結果は特定の構成や稼働条件によって異なります。本資料の情報は「現状のまま」で提供されるものとし、明示または暗示を問わず、商品性、特定目的への適合性、および非侵害の保証または条件を含むいかなる保証もしないものとします。IBM製品は、IBM所定の契約書の条項に基づき保証されます。

SkramblerおよびTrackrはIBM製品のまたはサービスではありません。SkramblerおよびTrackrは、場合によっては、製品または製品に付属するIdeatolife Inc.の利用規約に基づいてユーザーに販売またはライセンス供与されます。SkramblerおよびTrackrの可用性、あらゆる保証、サービス、サポートは、Ideatolife Inc.が直接責任を負い、ユーザーに直接提供します。