北欧でNo.1の信用情報プロバイダーであるEnento Groupは、企業や消費者の賢明な財務上の意思決定を支援しています。長年にわたってイノベーションが同社の成功の鍵であったため、DevOpsやクラウドネイティブがソフトウェア・デリバリーの新たな標準として台頭し始めた際には、Enentoはその変化を取り入れました。
イノベーションの要件を満たすために、Enentoは従来のインフラストラクチャーから脱却する必要がありました。同社は、関連性はあるが独立した2つのワークストリームを開始しました：
- Red Hat® JBoss® Enterprise Application Platform（JBoss EAP）への移行による既存のオンプレミス・システムのモダナイズ
- DockerおよびRed Hat OpenShift®コンテナ・プラットフォーム上で実行されるコンテナ化されたマイクロサービスで構築することで、すべての新規サービスをクラウドネイティブ化
この戦略の転換により、Enentoの開発チームと運用チームは、より速いペースでソフトウェアを構築・展開できるようになりました。しかし、コンテナ化された環境は複雑で、どのチームも把握しきれないほどのコンポーネントやサービスが存在するため、チームはサービス品質を維持する信頼性の高い方法を見つける必要がありました。
高可用性
Enento、InstanaでSLAに適合し、99.99%の可用性を達成
より迅速な解決
すべてのサービスリクエストをリアルタイムで可視化し、問題の迅速な解決をサポート
Enentoの戦略アーキテクト Eero Arvonen氏は次のように説明します。「当社のソリューションは、資金移動の意思決定を可能にするように設計されています。多くの銀行が与信判断を行うために当社のサービスを利用しています。当社のサービスがダウンした場合、消費者は与信判断を得られない可能性があり、これは実生活に影響を及ぼします。したがって、サービス品質を維持することは、当社にとって非常に重要です。」
Enentoは、すべてのアプリケーションを1か所で監視できるツールの選択が必要となりました。同社はまた、3つの重要な基準を定義しました。適切なソリューションでは、次のことが必要です：
- バグの迅速な特定
- 既存の待ち時間の短縮
- すべてのサービスリクエストをリアルタイムで可視化（サンプリング不要で）
Enentoは、すべての要件を満たしている唯一のソリューションがIBM Observability by Instanaであることを見出しました。
まずエージェントのインストールから始まり、その後すべてが実行されました。
「POC中に、使用してすぐに貴重な洞察を得ることができました」と、Arvonen氏は語ります。「すべての呼び出しチェーンがタイムライン上に分解されていくのが見えました。これは驚くべきことでした。」
Enentoのチームは、コンテナを完全に可視化できたことに喜んでいましたが、多くの時間が返ってきたことにも満足していました。
「最初の2日間で、それまで気づかなかったところにリソース不足があることがわかりました」と、Enentoのシステム・アーキテクトであるJenni Huovinen氏は語ります。「そのことに、私は非常に感銘を受けました。」
チームが最も重要なメトリクスに集中できるよう、EnentoではInstanaソリューションのアプリケーション・パースペクティブ機能を使用して、特定のサービスに関するカスタマイズされたビューを構築しました。また、より優れたアップタイムとエラーのないサービスをサポートするために、Enentoはソリューションのスマート・アラートをチームに送信し、問題発生時の対応を支援します。
「掘り下げてトラブルシューティングをしたり、頭を悩ませたりする必要はありません」と、Huovinen氏は言います。「アラートを受け取ると、スタックが表示され、ステップを遡ってクラスターを表示でき、内部で何が起こっているかを知ることができるため、その内容を簡単に知ることができます。それが最大のメリットです。」
「お客様にとって、これはより良いサービスを意味します。新規のサービスをより迅速なスケジュールで作成できるようになりました」と、Huovinen氏は言います。
現在、EnentoはInstanaを使用することでSLAに適合し、それを上回る信頼性の高いエクスペリエンスを提供しています。Instanaソリューションのカスタム・ダッシュボードを通じて、Enentoは目標とSLAをリアルタイムでカスタマイズできます。99.99%以上の可用性を維持するという目標をサポートするため、チームはコードを迅速に変更し、顧客と急速に進化するフィンテック業界の進化するニーズを満たすための可視性を備えています。
ヘルシンキに本社を置くEnento（ibm.com外部へのリンク）は、北欧におけるデジタル・ビジネスおよび消費者情報サービスのリーディング・プロバイダーです。銀行やその他の企業が意思決定を最適化し、売上を伸ばし、マーケティングを改善するのに役立つデータと分析を提供しています。また、消費者向けには、個人向け金融・信用情報サービスや、なりすまし詐欺の抑止に役立つサービスも提供しています。
IBM Companyの一員であるInstanaは、複雑な最新クラウドネイティブ・アプリケーションを運用する企業に対し、自動化されたアプリケーション・パフォーマンス監視機能を備えたエンタープライズ向け可観測性プラットフォームを提供しています。このプラットフォームは、モバイル・デバイスやIBM Z®メインフレーム・コンピューターを含むオンプレミスやパブリッククラウド、プライベートクラウドなど、場所を問わずに使用できます。
InstanaはAIを利用してハイブリッド・アプリケーション内の深いコンテキスト依存関係を検出することで、最新のハイブリッド・アプリケーションを制御します。また、Instanaは開発パイプラインの可視性も提供するため、DevOpsの自動化を循環させることができます。
これらの機能は、クライアントがアプリケーション・パフォーマンスを最適化し、イノベーションを可能にし、リスクを軽減するために必要な実践的なフィードバックを提供します。これにより、サービスおよびビジネス・レベルの目標を達成しながら、DevOpsチームの効率性を向上させ、ソフトウェア配信パイプラインに付加価値を与えることができます。
法務
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2021年7月、米国で制作。
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Instana®は、IBM CompanyであるInstanaの商標または登録商標です。
Red Hat®、JBoss®およびOpenShift®は、米国およびその他の国におけるRed Hat社またはその関連会社の商標または登録商標です。
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