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実用的なインテリジェンスを実現し、より迅速で優れた意思決定を可能にします
実用的なインテリジェンスを提供し、既存の情報をリアルタイムで明確に把握するためのAIベースのナレッジ・プラットフォームの概要

IBMビジネス・パートナーのCBAは、IBM Watson®とIBM Cloud®のテクノロジーを活用して、AIベースの情報収集、専門知識の管理、および知識の伝達ソリューションである新しいCAITO Knowledge Platformを開発しました。

ビジネス上の課題

CBA Strategic IT Ltd.は、非構造化データの可能性を最大限に引き出し、より適切な情報に基づいた意思決定を可能にする革新的な製品を開発したいと考えていました。

変換

CBAは、IBM®のテクノロジーを活用して、AIベースのナレッジ・プラットフォームであるCATIOの提供を開始しました。CATIOでは、実用的なインテリジェンスが得られ、既存の情報をリアルタイムで明確に把握できます。

結果 アクセシビリティの向上
非構造化情報のアクセシビリティが向上し、ビジネス上の意思決定、リスクの軽減、サービスの提供が迅速化
リアルタイムの情報を提供
生産性が向上し、従来の検索に関連するコストが低下
知識の伝達を簡略化
主要な対象分野の専門家(SME)の作業時間を短縮
ビジネス上の課題の詳細
オープンな招待状

過去数年間、CBAはIBMビジネス・パートナーとして活動し、IBMソフトウェアを自社のソリューションに組み込んで顧客の価値向上を支援してきました。しかし、およそ3年前、IBMは同社に魅力的な提案を持ちかけました。

CBAのマネージング・ディレクターであるChristine Bear氏は次のように振り返っています。「IBMは、新しいWatsonテクノロジーにとって当社が理想的なパートナーであると考え、当社にアプローチしてきました。CBAが15年にわたり戦略的なITビジネスを展開し、またそれよりさらに長い期間戦略的なコンサルタント・ビジネスを進めてきたことが、CBAが最適であると考えた理由であるとのことでした」

CBAはこの話に興味を持ち、この新しいプラットフォームで何ができるのかを検討しました。具体的には、Watsonプラットフォームが複数のデータ・プールをどれだけ迅速に解析して実用的なビジネス・インテリジェンスを提供できるかに興味を持っていました。

「知識は力です」とBear氏は説明します。「現時点では、知識を伝達する方法は、その情報を人から人に伝えていくことが一般的なので、とても非効率的です。現在、世界の情報の80%以上は構造化されていません。しかし、対象分野の専門家が、単に知識を伝達するだけではなく、新しい知識の獲得や創造に時間をかけることができたら、何が変わるでしょうか」

問いかけはさらに続きます。「どこで働いていても、どこにいても、リアルタイムで知識にアクセスして共有できたら、世界はどう変わるでしょうか。もし利用者が、事前に設定された構造とは違う方法で、個別に情報を探索し、分野を超えて学習できるようになったら、私たちには何ができるでしょうか。以前はアクセスできなかった情報を使って、重要なビジネス上の意思決定をいつでもサポートできるようになったら、どうなるでしょうか」

これらをはじめとする多くの疑問をきっかけに、CBAは新しいCAITO(組織向け認知人工知能テクノロジー)製品を開発しました。

対象分野の専門家が、単に知識を伝達するだけではなく、新しい知識の獲得や創造に時間をかけることができたら、何が変わるでしょうか Christine Bear Managing Director IBM Business Partner CBA Strategic IT Ltd.
概要と経緯の詳細
課題の解決

「私たちにはいくつかの課題がありました」とBear氏は続けます。「しかし、私たちがやろうとしていたことは、かなり複雑で、テクノロジーの機能の拡張が必要でした。実際、私たちの最初のソリューションに関して2つの特許が出願中です。ファイルを簡単な検索など、極めて単純な機能の場合は、大きな影響はありません。私たちは、多くの機能が組み込まれたエンタープライズレベルのシームレスなソリューションを開発したいと考えていました」

CAITO製品は、関連する外部情報を含む企業の膨大な非構造化データを、ツール内のナレッジ・リポジトリーの統一フレームワークに取り込みます。その後、ユーザーは自然言語照会を使用してこれらのリポジトリーを検索できます。ビジネスの特定の分野に焦点を当てて検索することも、組織、地域、クラウド環境全体に検索を拡張することもできます。

さらに良いことに、ユーザー組織内のSMEは、業界および分野固有の知識を活用してAIベースのソリューションを迅速かつ簡単にトレーニングでき、提供される情報の信頼性、関連性、品質を向上させることができます。同様に、他のユーザーもやがてソリューションのトレーニングに貢献できるようになります。

CBAは、IBM Watson Discoveryソリューションを含む様々なコグニティブ・テクノロジーを使用して、新しいCATIO製品を構築しました。このソリューションでは、ユーザーの非構造化データから実用的なインテリジェンスを引き出すのに役立つ、適応可能で直感的な検索および分析エンジンを利用できます。また、CBAは、周囲のクラウド環境の管理と監視のために、IBM Cloud Foundry(現在はIBM Cloud Code Engine)とIBM Cloud Kubernetes Serviceを利用しています。

当社と提携しているある企業の場合、1つの単純なレポート用に情報を検索して編集するためには、1人で作業すると少なくとも3~7日かかります。CAITOを使用すると、その情報にリアルタイムでアクセスできます」 Christine Bear Managing Director IBM Business Partner CBA Strategic IT Ltd.
成果の詳細
有意義な道のり

企業はCAITO製品を使用すると、ビジネス・システム内に含まれる貴重な情報をより簡単に活用できるようになり、意思決定の迅速化と効率の向上につながります。Bear氏は次のように振り返ります。「当社と提携しているある企業の場合、1つの単純なレポート用に情報を検索して編集するためには、1人で作業すると少なくとも3~7日かかります。CAITOを使用すると、その情報にリアルタイムでアクセスできます。生産性とコスト削減について大きな効果が期待できます」

同様に、SMEは、複数の同僚ではなくCAITOソリューションのみをトレーニングすることで、重要なビジネス情報をより簡単に広めることができます。また、ユーザーは、ソリューション対応のどのモバイル・デバイスからでもこの大規模なナレッジ・プールにアクセスできます。

CBAはまた、IBMビジネス・パートナーとしての立場を活用して、マーケティング活動を強化し、潜在的な購入者の関心を高めています。Bear氏は次のように続けます。「私たちは幸運にもIBMのビジネスパートナーであり、IBMが持つ信頼性と専門知識が後ろ盾になっています。そして、あのパートナーがこれに何百万ドルも投資しているのなら信頼できる、と言えるパートナーを持つことは、私たちにとってとても有益なことです」

ビジネス・ロゴ
CBA Strategic IT Ltd.

IBMビジネス・パートナーであるCBAは、1992年に設立され、当初は世界中の顧客にビジネス戦略の実行とソフトウェア実装の各サービスを提供していました。しかし2011年に、CBAはCBA Strategic IT Ltd.(リンク先はibm.comの外部にあります)を分離し、この部門が専門的なAIおよびコグニティブ・ソリューションの開発と実装に専念できるようにしました。同社はニュージーランドのオークランドに本社を置き、世界的に事業を展開し、商業企業や政府機関などのさまざまな大手顧客に対応しています。

次のステップ

この記事で紹介されているIBMソリューションの詳細については、IBM担当者またはIBMビジネス・パートナーにお問い合わせください。

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法務

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米国で製作、2018年5月

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