サブパラメーターの定義

device-number
3 桁または 4 桁の 16 進数によって特定装置を指定します。4 桁の数字の 前にはスラッシュ (/) を付けてください。3 桁の数字には、スラッシュを付けても付けなくても構いません。

注意: 必要な場合に限り装置番号を 指定してください。装置番号を指定すると、システムはその特定の装置のみを割り当てることができます。特定の装置がすでに使用されている場合には、ジョブを遅らせるか 取り消さなければなりません。装置番号を変更するか論理的に移動した場合、割り振り要求は失敗します。

ただし、永続的に装着されている直接アクセス装置 (3390 直接アクセス 記憶装置など) の場合、装置タイプ (UNIT=3390) と VOLUME=SER パラメーターで ボリューム通し番号を指定すると、UNIT パラメーターに装置番号を指定した場合と 同じ結果になります。

JES3 システムでは、ジョブ内の DD UNIT パラメーターで JES3 管理または JES3/MVS 共同管理の装置の装置番号を指定している場合、JOB ステートメントに SYSTEM パラメーターまたは SYSAFF パラメーターを入れるか、JES3 //*MAIN ステートメントに SYSTEM パラメーターを入れる必要があります。

SMSHONOR を指定しない SMS 管理テープ・ライブラリー要求、または SMS 管理 DASD 要求の場合、 装置番号は無視されます。SMSHONOR を指定した SMS 管理テープ・ライブラリー要求の場合、 システムは、SMS により要求に割り当てられたストレージ・グループの中にあると、指定された装置を割り振ろうと試みます。

device-type
総称名で装置を要求します。総称名は、装置をそのマシン・タイプ とモデルで識別する IBM 提供の名前です。例えば、UNIT=3390 とします。

装置タイプ名にハイフンが含まれているときは、装置タイプ名を アポストロフィで囲まないでください。例えば、UNIT=3400-5 とします。

指定可能な装置タイプのリストは、インストール・システムから入手してください。

device-type サブパラメーターを指定しても、SMS ではそのサブパラメーターを 無視します。

互換モードの 3480 磁気テープ・サブシステムの場合、UNIT=3400-9 また は group-name (グループ名) をコーディングします。

group-name
あるグループの装置を、シンボル名で要求します。インストール・システムがシステム初期設定時に装置 (1 つまたは複数) にその名前を割り当てているか、または IBM でその名前を割り当てている必要があります。group-name は、1 文字から 8 文字までの英数字です。

SMSHONOR を指定しない SMS 管理テープ・ライブラリー要求、または SMS 管理 DASD 要求の場合、group-name は無視されます。 SMS 管理テープ・ライブラリー要求の場合、SMSHONOR を group-name とともに指定すると、装置が SMS からも選択されているとき、 システムは group-name にある装置のサブセットを割り振ろうと試みます。

グループ名: グループ名は、1 つの装置または装置のグループを 表します。グループは、同じタイプまたは異なるタイプの装置で構成する ことができます。例えば、グループには、複数の異なるタイプの 直接アクセス・ストレージ・デバイス (DASD) または複数の異なるタイプの磁気テープ装置を含めたり、あるいはその両者を混合して含めることさえできます。 しかし、IBM は、直接アクセス・ストレージ・デバイス (DASD) と磁気テープ装置の両方をグループに含めることはお勧めしていないことに注意してください。

注: グループ名は、ハードウェア構成定義 (HCD) の用語では非公式名 と呼ばれます。

グループからの割り振り: システムは、グループ内 から 1 台の装置を割り当てます。グループが 1 つの装置だけから成る場合、シス テムはその装置を割り当てます。グループが複数の装置から成る場合、要求された 装置を同じ装置タイプから割り振ります。例えば、GPDA に 3380 ディスク装置と 3390 直接アクセス記憶装置が 含まれている場合、2 台の装置を要求すると、2 台の 3380 また は 2 台の 3390 になります。

データ・セットの拡張: group-name サブパラメーターを使用して 作成したデータ・セットを拡張する場合、システムは、元の装置と同じタイプの 追加装置を割り振ります。ただし、追加装置は必ずしも同じグループのものとは限りません。

SYSALLDA: IBM が割り当てた group-name には SYSALLDA というものがありますが、これにはシステムに対して定義されたすべての直接アクセス装置が入っています。

SYS3480R と SYS348XR: SYS3480R と SYS348XR は IBM 割り当て のグループ名です。SYS3480R には、3480、3480X、および 3490 磁気テープ ・サブシステムが入っています。SYS348XR には、3480X および 3490 磁気 テープ・サブシステムが入っています。

これらのグループ名は、既存の 3480 フォーマット・データ・セットまた は 3480 XF フォーマット・データ・セットの参照時に、システムにより検索される 装置タイプの適格性をオーバーライドするために使用します。つまり、3480 フォ ーマット・データ・セットを読み取りたいときは SYS3480R を使用し、3480 XF フ ォーマット・データ・セットを読み取りたいときは SYS348XR を使用してください。

注: LABEL=(n,,,IN) は、UNIT=SYS3480R または UNIT=SYS348XR のいず れかと同等のシステム管理テープ・ライブラリーです。
unit-count
そのデータ・セット用の装置の数を指定します。"unit-count" は、1 から 59 までの 10 進数です。
割り振り装置数: システムは、unit-count を使用して割り振る 装置の台数を決めます。 テープの場合、システムは unit-count サブパラメ ーターを使用して、指定された数のシステム管理装置または非システム管理装置を 割り振ります。UNIT パラメーターで P (並行取り付け用) も指定した場合、かつそれが SMS 管 理 DASD を対象としたものであれば、システムは以下のうちの 最も大きな値を使用して、割り振る装置数およ びボリューム数を決定します。
  • UNIT パラメーターで指定した unit-count
  • VOLUME パラメーターで指定した volume-count
  • 暗黙的または明示的に指定したボリューム通し番号の数

VOLUME=REF を指定するか、あるいは永続常駐または留保ボリュームを指定すると 、unit-count での要求よりも多い装置が割り振られる場合もあります。さらに、同じステップ内の 2 つの DD ステートメントが同じボリュームを要求しており、いずれかの DD ステートメントが他のボリューム (1 つまたは複数) を要求してい ると、システムは追加装置を割り当てます。

受け取ったデータ・セットまたは VOLUME=REF データ・セットの 装置カウント: システムは、DD ステートメントで通過データ・セットを 受け取るか、または VOLUME=REF サブパラメーターでカタログ式データ・セット または前の DD ステートメントを参照してボリュームと装置の情報を入手する場合、1 つの装置を割り当てます。データ・セットに複数の装置が必要な場合は、unit-count サブパラメーターを指 定してください。

装置番号を指定する場合の装置カウント: 最初の サブパラメーターで特定の装置を要求する場合、装置カウント は 1 にするか省略する必要があります。装置が通信装置である場合にのみ、1 よ り大きい装置カウントを指定できます。

SMSHONOR を指定する場合の装置カウント: SMSHONOR を指定すると、SMS により選択されていて、かつ指定された group-name 内にある装置のサブセットのみが適格です。 装置カウントを指定すると、要求された装置番号が装置のサブセットから選択されます。 要求された装置カウントを満たすのに十分な装置がサブセットに含まれていない場合、要求は失敗します。

P
システムに対して、VOLUME の volume-count または SER サブパラメーターで 要求した装置数のうちどちらか大きい方と同数の装置を割り振るように要求します。したがって、そのデータ・セットのすべてのボリュームを並行して装着しま す。

P サブパラメーターをシステム管理 DASD に指定すると、システムではそのサブパ ラメーターを無視します。P サブパラメーターをシステム管理テープ・ライブラリー に対して指定すると、システムはそのパラメーターを受け入れます。

DEFER
システムに対して、データ・セットを装置に割り当てるように 依頼しますが、ボリューム (1 つまたは複数) をデータ・セットが 開かれるまで装着しないように要求します。装着を据え置く場合、そのボリューム を参照するすべての DD ステートメントに DEFER を指定するか暗黙的に指定しな ければなりません。

DEFER サブパラメーターをシステム管理 DASD に指定すると、システムではそのサ ブパラメーターを無視します。DEFER サブパラメーター をシステム管理テープ・ライブラリーに対して指定すると、システムはそのパラメーターを受け入れます。

データ・セットが全く開かれない場合の DEFER: 据え置きボリューム装着を要求した場合、そのボリューム上のデータ・セットが 処理プログラムによって最後まで開かれることがなければ、そのボリュームは ジョブ・ステップの間、装着されることはありません。

DEFER の制約事項: 次のものには DEFER を指定しないでください。
  • 直接アクセス上の新規データ・セット。システムは、DEFER を無視します。
  • SYSCKEOV DD ステートメント上
SMSHONOR
装置番号または group-name を優先し、 SMS テープ・ライブラリー要求の場合に、指定された装置番号または group-name に割り振るようにシステムに要求します。
SMSHONOR を使用する場合、装置番号、またはユーザーが定義した非公式な group-name のみを使用します。 以下の装置のサブセットは、要求で指定するストレージ・クラスか、インストール・システムの ACS ルーチンが選択したストレージ・クラスに割り当てられたライブラリーと一貫性がある必要があります。
  1. 指定したグループ名の中にある装置のサブセット。
  2. 要求に割り当てられたストレージ・クラスが選択している、指定した装置番号が付いた装置のサブセット。
注: 装置番号または group-name がストレージ・クラスと組み合わせていない場合、要求は失敗します。

SMSHONOR サブパラメーターを非 SMS システムで指定している場合、システムはこのキーワードを無視します。

JES3 環境でグループ名を指定する場合、グループの装置はすべて、同じ装置タイプで同じテープ・ライブラリーからのものである必要があります。 非 JES3 環境ではこのような制限はありません。

AFF=ddname
ステップの実行中に同じ装置上に、別々の取り外し可能なボリュームに 常駐している異なるデータ・セットを割り振るようにシステムに 要求します。この要求を、装置親和性と呼び、"ddname" は 同じステップ内の前の DD ステートメントの ddname です。装置親和性は、ジョブ・ステップで使用する装置の数を減らすのに使用します。既存データ・セットを別の既存データ・セットと同じ装置 (複数の場合もある) に割り当てるよう要求してください。

システム管理の DASD に UNIT=AFF サブパラメーターを指定すると、システムはこ れを無視します。システム管理テープ・ライブラリー に UNIT=AFF サブパラメーターを指定すると、システムはそれを受け入れよ うとします。 OA44357 がインストールされているシステム管理テープ・ライブラリーの場合、SMS 構成およびジョブ関連情報は、装置ではなく、DD に関連付けられています。 これにより、AFF=ddname を使用した同じ装置に割り振る別の SMS 構成情報を持つ複数の DD が許可されます。

特定の条件の下では、システムが装置親和性を無視することがあります。詳しくは、「z/OS MVS JCL ユーザーズ・ガイド」を参照してください。

JES3 環境では、UNIT=AFF=ddname が受け入れられないこともあります。装置の適格性および装置の親和性の詳細については、「z/OS MVS JCL ユーザーズ・ガイド」およ び「z/OS HCD 計画」を参照してください。

UNIT=AFF の制約事項: 次のものには UNIT=AFF=ddname を指定しないでください。
  • AFF サブパラメーターで参照するデータ・セットが直接アクセス装置上にある 場合の DISP=NEW 指定。この制約は非 SMS 管理 DASD にのみ適用されます。このような指定をすると、システムはジョブを終了させます。 参照されるデータ・セットをテープまたは DASD に割り振ること ができる場合、システムは、両方の要求をテープ装置に割り振ります。
  • DD * ステートメントまたは DD DATA ステートメント上、または SUBSYS パラメーターを指定した DD ステートメント上。 システムは、UNIT=AFF を無視し、デフォルトとして装置 SYSALLDA をとります。
  • AFF サブパラメーターで参照する DD ステートメントに FREE=CLOSE が指定されている場合。
  • STORCLAS パラメーター指定。
  • group-name サブパラメーターで SYS3480R または SYS348XR を要求する前の DD ステートメントとの親和性の指定 (ただし、ボリューム親和性が存在していない場合)。 2 つの DD ステートメントが同一ボリューム上の 1 つのデータ・セットを参照する場合、ボリューム親和性が存在します。 また、DISP=OLD または DISP=MOD を指定しないでください。3490 ドライブに 3480 データを書き込もうとしたり、3480 ドライブに 3490 データを書き込もうとしたりすると、OPEN 処理中に失敗してメッセージ IEC149I とともに ABEND 813-04 が出ます。