SDSF の概要
SDSF は、z/OS システムのモニター、管理、および制御を行うための情報を提供します。 お客様がビジネスを運営し、時間とお金を節約するのに役立ちます。
SDSF は、JES2 環境と JES3 環境の両方で、z/OS シスプレックスをモニターおよび管理するための強力でセキュアな手段を提供します。データは、50 種類以上のパネルに表形式で表示されます。パネルは、システム・プログラマーおよびユーザーによってカスタマイズ可能です。
使いやすいインターフェースにより、以下を制御できます。
- ジョブと出力
- 装置 (ネットワーク接続およびサーバーなど)、プリンター、リーダー、回線、およびスプール・オフローダー
- IBM Health Checker for z/OS からのチェック。
- システム・リソース (WLM スケジューリング環境、MAS のメンバー、および JES ジョブ・クラスなど)
- シスプレックス内のシステムに関するシステム情報 (CPU ビジー率、ストレージ使用率、および IPL 情報など)、シスプレックス内のすべてのアドレス・スペースのシステム・ストレージ使用率、およびシスプレックス内の各システムの静的シンボルおよび動的シンボル。
- システム・ログおよびアクション・メッセージ
例えば、ジョブの場合、以下の操作を実行できます。
- ジョブの取り消し、保留、または解放
- ジョブが処理を待機中かどうかを調べる
- ジョブをフィルターに掛けて、関心のあるジョブのみを表示する
- 印刷前に出力を表示する
- ジョブの優先順位、クラス、または宛先を変更する
- SDSF から離れずに、JCL を編集および再実行依頼する
SDSF セキュリティーによって、表示されるパネルと使用可能な機能が制御されます。SDSF は、SAF または独自のパラメーター (ISFPARMS) を介して調整できます。これにより、各種パネル、およびこれらのパネル内のさまざまな機能を、限定されたユーザーまたはグループのみが使用できるようになります。