getsockopt() コールと setsockopt() コールのパラメーター

setsockopt() では、optval および optlen パラメーターは、 特定の set コマンドで使用されるデータを渡すのに使用されます。 optval パラメーターは、set コマンドで必要なデータが入っているバッファーを指します。 optval パラメーターは任意指定であり、 コマンドでデータが必要でない場合、NULL ポインターに設定することもできます。 optlen パラメーターは、optval によって指されるデータのサイズに設定しなければなりません。

両方のコールについて、SO_LINGER 以外のすべてのソケット・レベル・オプションは、optval が整数を指し、optlen は整数のサイズに設定されるものと予期します。 整数が非ゼロのときには、 オプションは使用可能です。 整数がゼロのときには、オプションは使用不可です。 SO_LINGER オプションは 、optval が socket.h で定義されている linger 構造体を指すものと予期します。

#include <manifest.h>
struct  linger
{
       int     l_onoff;                /* option on/off */
       int     l_linger;               /* linger time */
};

SO_LINGER オプションを使用不可にする場合は 、l_onoff フィールドをゼロに設定します。 非ゼロ値はオプションを使用可能にします。 l_linger フィールドには、 クローズを延長する時間を指定します。 l_linger の単位は、秒です。