プログラムの並列処理

z/OS® XL C/C++ コンパイラーは、共用メモリー・プログラムの並列化のインプリメント方法として以下を提供します。

プログラムの並列化は、SMP コンパイラー・オプションが有効な場合に使用可能です。並列領域内では、スレッド・セーフ・バージョンのシステム・ライブラリー・ルーチンを使用する必要があります。

プログラム・コードの並列領域は、マルチスレッドによって、そしておそらくは複数処理装置上で実行されます。 作成されるスレッドの数は、環境変数とライブラリー関数に対する呼び出しによって決定されます。 作業は、環境変数で指定されるスケジューリング・アルゴリズムにしたがって、使用可能なスレッドに分散されます。 OpenMP 構成を使用している場合、OpenMP 環境変数を使用してスレッド・スケジューリングを制御できます。

OpenMP ランタイム関数については、並列処理のための OpenMP ランタイム関数を参照してください。

OpenMP ディレクティブの詳しい説明については、「z/OS XL C/C++ ランゲージ・リファレンス」の並列処理のためのプラグマ・ディレクティブを参照してください。

OpenMP 環境変数について詳しくは、「z/OS XL C/C++ ユーザーズ・ガイド」のOpenMP の環境変数を参照してください。

OpenMP 構成、環境変数、およびランタイム・ルーチンについて詳しくは、http://www.openmp.org から利用可能な『OpenMP Application Program Interface Specification』を参照してください。