シフト文字がデータ・ストリーム内にある場合

次の例では、データ・ストリームにシフト文字があると、変換サービスが SBCS テーブルと DBCS テーブル間の切り替えを行います。

図 1 にこの方法を示しています。

図 1. MBCS データからユニコード文字への変換MBCS データからユニコード文字への変換。

入力文字ストリーム中のシフト文字は、後続データが SBCS 文字を表しているのか、あるいは DBCS 文字を表しているのかどうかを指定します。「シフトアウト」文字は DBCS データが後に続くことを意味します。 「シフトイン」文字は SBCS データが後に続くことを意味します。 変換サービスは、このようにして SBCS テーブルと DBCS テーブル間の切り替えを行います。 (図 1 では、「シフトアウト」文字は SO、「シフトイン」文字は SI で示されています。)

コンバーターは、SBCS 部分 (CCSID 1027 から CCSID 13488 へ) を処理する 1 つのテーブル と DBCS 部分 (CCSID 300 から CCSID 13488 へ) を処理するもう 1 つのテーブルを選択します。 この選択は、指定された technique-search-order 文字と 適切な変換テーブルの可用性によって異なります。

MBCS CCSID の構成について詳しくは、「Character Data Representation Architecture Reference 」を参照してください。