目的
RCPT TO コマンドは、メール受信側を指定するために使用します。
フォーマット
![構文図を読む](./c.gif)
>>-RCPT TO--: --<--recipient_path_address-->-------------------><
パラメーター
- recipient_path_address
- メール受信側の絶対パス・アドレスを指定します。
注: 構文図の recipient_path_address を囲む不等号括弧 (< >) は必須です。
使用法
- 単一メモで正常にプロセスできる RCPT TO コマンドの数には制限が
あります。RCPT コマンドが 2000 を超えると、障害応答コードが送られます。
552 Too many recipients
ボリュームに使用可能な空きスペースがない場合、
またはボリューム目録 (VTOC) が満杯であると、この状態では依然として異常終了 B37 が発生します。
- RCPT TO コマンドは、MAIL FROM コマンドを発行した後でのみ使用することができます。
- ホスト・システムが受信側ホストを認識できない場合は、RCPT TO コマンドは否定応答を受信します。
- ネーム・サーバーをドメイン・ネームの解決に使用する場合は、MX レコードを使用して受信側 IP アドレスを解決してから A レコードを試行します。