オープン・システム・アダプター (OSA) チャネルでは以下のことが可能です。
- 待機直接入出力 (Queued Direct I/O - QDIO) アーキテクチャーを使用する LAN の直接接続
- 非 QDIO アーキテクチャーを使用する LAN の接続
- 非 SNA DFT プロトコル (OSA-ICC) を実行するチャネル用の TN3270E エミュレーターの接続
- チャネル・データ・リンク制御 (Channel Data Link Control - CDLC) を使用するホスト OS 区画と、QDIO を使用する Linux 上の NCP エミュレーションの間の通信
HCD は、OSA サポート機能を使用するために、以下の OSA チャネル・パスのタイプをサポートします。
- OSA QDIO チャネル (タイプ OSD)。QDIO アーキテクチャーを使用する、OSA 機能がサポートするすべての LAN プロトコルに使用されます。
- OSA 非 QDIO チャネル (タイプ OSE)。非 QDIO アーキテクチャーを使用する、OSA 機能がサポートするすべての LAN プロトコルに使用されます。
- OSA ICC チャネル (タイプ OSC)。TN3270E エミュレーターに使用されます。OSA-ICC は、2074 コンソール・サポート制御装置およびローカルの非 SNA 3174 制御装置に代わるものです。
- OSA NCP チャネル (タイプ OSN)。ホスト OS 区画または VM ゲスト (VTAM® または TPF を実行) と SNA ベースの 374x Network Control Program (NCP) 間の ESCON チャネル通信の代わりに使用されます。NCP 機能は、zSeries 上で Communication Controller for Linux (CCL) を介して Linux でエミュレートされます。
OSA チャネルについての詳細は、「zEnterprise System, System z10, System z9 and eServer zSeries OSA-Express Customer's Guide and Reference」または「IBM z Systems Input/Output Configuration Program User's Guide for ICP IOCP」 (SB10-7163) を参照してください。