on
これは、ジョブ・ストリームが実行のために選択される時期と頻度を定義するジョブ・ストリーム・キーワードです。これを省略すると、ジョブ・ストリームは実動前計画に追加されません。on キーワードは、schedule キーワードの後に続けなければなりません。詳しくは、except を参照してください。
構文
on [runcycle name
[valid from date] [valid to date]
[description ”text”]
[vartable table_name]]
{date|day|calendar|request|”icalendar”} [,...]
[fdignore|fdnext|fdprev][subset subsetname AND|OR]
引数
- runcycle name
- 後続の行に指定された実行サイクルのための、分かりやすい名前が付いたラベルを指定します。
- valid from date ... valid to date
- ジョブ・ストリームがアクティブの間の時間フレーム (すなわち、ジョブ・ストリームが実動計画に追加される時間フレーム)を限定します。valid to 値として指定された日付は、実行サイクルには含まれないため、この日付の時点でジョブ・ストリームはアクティブではないことに注意してください。
- description ”text”
- 実行サイクルについての説明が含まれています。
- vartable
- この実行サイクルが使用する変数テーブルの名前を指定します。
- date
- 特定の日に実行される実行サイクルを指定します。このタイプに使用される構文は次のとおりです。
yyyymmdd [,yyyymmdd][,...]
例えば、2009 年 5 月 25 日と 2009 年 6 月 12 日に実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。on 20090525,20090612
- day
- 特定の曜日に実行される実行サイクルを指定します。このタイプに使用される構文は次のとおりです。
{mo|tu|we|th|fr|sa|su}
例えば、毎金曜日に実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。on mo
- calendar
- この名前のカレンダーで指定された日付。カレンダー名の後には、次の形式のオフセットを続けることができます。
{+ | -}n {day[s] | weekday[s] | workday[s]}
ここで、
- n
- days (日)、weekdays (平日)、または workdays (就業日) の数。
- days
- すべての曜日。
- weekdays
- 土曜日と日曜日を除くすべての曜日。
- workdays
- 土曜日と日曜日 (他に freedays キーワードで指定されていない場合)、および指定の休業日カレンダーまたは holidays カレンダーのいずれかでマークされている日付を除くすべての曜日。
- request
- 要求されたときにのみジョブ・ストリームを選択します。これは、日付ではなく名前によって選択されるジョブ・ストリームのために使用されます。スケジュールされたジョブ・ストリームが JnextPlan に対して選択されないようにするには、その定義を ON REQUEST に変更します。注: 「on request」の時刻を含むジョブ・ストリームを実行しようとする場合、以下の点を考慮してください。
- 「On request」は常に「at」より優先されます。
- 「On request」が「on」より優先されることはありません。
- icalendar
- ジョブ・ストリームの実行時期を記述する繰り返しのルールを指定するために使用される標準規格を表します。
icalendar タイプの実行サイクルに使用される構文は次のとおりです。
FREQ={DAILY|WEEKLY|MONTHLY|YEARLY}
[;INTERVAL=[-]n]
[;{BYFREEDAY|BYWORKDAY|BYDAY=weekday_list|
BYMONTHDAY=monthday_list}]
ここでは、キーワード INTERVAL のデフォルト値は 1 です。
icalendar を使用して、次の間隔で実行されるジョブ・ストリームを指定できます。- n 日ごと
- 次の形式を使用:
FREQ=DAILY[;INTERVAL=n]
ここで、valid from の値セットは、この結果の日の初日です。
例えば、毎日実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。
2 日ごとに実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。FREQ=DAILY
FREQ=DAILY;INTERVAL=2
- 休業日または就業日ごと
- 次の形式を使用:
FREQ=DAILY[;INTERVAL=n]
;BYFREEDAY|BYWORKDAY
例えば、休業日ごとに実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。
2 就業日ごとに実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。FREQ=DAILY;BYFREEDAY
FREQ=DAILY;INTERVAL=2;BYWORKDAY
- n 週ごとに特定の曜日 に
- 次の形式を使用:
FREQ=WEEKLY[;INTERVAL=n]
;BYDAY=weekday_list
ここで、weekday_list の値セットは以下のとおりです。[SU][,MO][,TU][,WE][,TH][,FR][,SA]
例えば、毎週、金曜日と土曜日に実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。
3 週間ごと、金曜日に実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。FREQ=WEEKLY;BYDAY=FR,SA
FREQ=WEEKLY;INTERVAL=3;BYDAY=FR
- n カ月ごとに月の特定の日付に
- 次の形式を使用:
FREQ=MONTHLY[;INTERVAL=n]
;BYMONTHDAY=monthday_list
ここで、monthday_list の値セットは、以下のリストで示されます。[+number_of_day_from_beginning_of_month] [-number_of_day_from_end_of_month] [number_of_day_of_the_month]
例えば、毎月 27 日に実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。
例えば、6 カ月ごとに 15 日と月の最終日に実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。FREQ=MONTHLY;BYMONTHDAY=27
FREQ=MONTHLY;INTERVAL=6;BYMONTHDAY=15,-1
- n カ月ごとの特定の週の特定の曜日に
- 次の形式を使用:
FREQ=MONTHLY[;INTERVAL=n]
;BYDAY=day_of_m_week_list
ここで、day_of_m_week_list の値セットは以下のリストで示されます。[+number_of_week_from_beginning_of_month] [-number_of_week_from_end_of_month] [weekday]
例えば、毎月、最初の月曜日と最後の金曜日に実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。
6 カ月ごと、2 番目の火曜日に実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。FREQ=MONTHLY;BYDAY=1MO,-1FR
FREQ=MONTHLY;INTERVAL=6;BYDAY=2TU
- n 年ごと
- 次の形式を使用:
FREQ=YEARLY[;INTERVAL=n]
ここで、valid from の値セットは、この結果の日の初日です。
例えば、毎年実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。
2 年ごとに実行される予定のジョブ・ストリームの場合、値は次のとおりです。FREQ=YEARLY
FREQ=YEARLY;INTERVAL=2
注: 以下の制限が適用されます。- 日単位実行サイクルでサポートされる最大の間隔は 31 日です。
- 週間実行サイクルでサポートされる最大の間隔は 8 週です。
- 月単位実行サイクルでサポートされる最大の間隔は 12 カ月です。月に基づいて曜日を指定する実行サイクルの場合 (例えば第 3 土曜または第 2 金曜など)、サポートされる最大の間隔は 5 日です。
- 年単位実行サイクルでサポートされる最大の間隔は 10 年です。
- fdignore|fdnext|fdprev
- ジョブまたはジョブ・ストリームの実行日として選択した日付が休業日になった場合に適用するルールを示します。
以下の設定が可能です。
- fdignore
- 日付を追加しません。
- fdnext
- 休業日直後に来る就業日を追加します。
- fdprev
- 休業日直前にある就業日を追加します。
- [subset subsetname AND|OR]
- subset subsetname
- サブセットの名前を指定します。名前を指定しない場合には、デフォルトで SUBSET_1 が使用されます。
- AND|OR
- デフォルトでは、サブセット内の実行サイクルは論理 OR の関係にありますが、実行サイクル・グループの結果が正の日付または一連の日付 (両端の日付を含む) になる限り、この関係を論理 AND に変更できます。
コメント
同じジョブ・ストリームに on キーワードの複数インスタンスを定義できます。複数の on インスタンスは、 ジョブ・ストリーム定義内で連続していなければなりません。それぞれのインスタンスは、休業日ルールを関連付けることのできる実行サイクルと同等です。
キーワードの各インスタンスには、on 構文で許可される任意の値を入れることができます。
実行サイクルとジョブ・ストリームの両方の開始時刻が定義されている場合、ジョブ・ストリームが JNextPlan を使ってスケジュールされると、実行サイクルの開始時刻が優先されます。 ジョブ・ストリームが submit コマンドで起動されると、実行サイクルの開始時刻は使用されません。
例
schedule sked1 on mo,we
schedule sked3 on 6/15/08,apdates
schedule sked4 on monthend -2 weekdays
schedule testskd1 on weekdays
except we
schedule testskd3 on weekdays
except 05/16/2008,05/24/2008
schedule testskd4 on everyday
except monthend -2 weekdays
schedule sked1
on mo, 12/29/2009 fdnext
on fr fdprev
display js=site2#testcli
obtained
in 120-column format by setting MAESTROCOLUMNS=120 before accessing
the composer command-line: JobstreamName Workstation Draft Valid From Valid To UpdatedBy UpdatedOn LockedBy
------------- ----------- ----- -------–- ------- --------- --------- --------
TESTCLI SITE2 Y 08/25/2008 - mdmDBE4 08/25/2008 mdmDBE4
SCHEDULE W5#TESTCLI VALID FROM 08/25/2008 TIMEZONE ACT
DESCRIPTION "Job stream with several run cycle settings."
DRAFT
ON RUNCYCLE M5 VALID FROM 08/25/2008
DESCRIPTION "monthly"
"FREQ=MONTHLY;INTERVAL=5;BYMONTHDAY=-3,1"
( AT 0000 )
ON RUNCYCLE W4 VALID FROM 08/25/2008
DESCRIPTION "weekly"
"FREQ=WEEKLY;INTERVAL=5;BYDAY=MO,WE"
FDNEXT ( AT 0000 )
ON RUNCYCLE D3 VALID FROM 08/25/2008
DESCRIPTION "daily"
"FREQ=DAILY;INTERVAL=2"
FDPREV ( AT 0000 )
ON RUNCYCLE C2 VALID FROM 08/25/2008
DESCRIPTION "calendar"
ITALY +2 DAYS
( AT 0000 )
ON RUNCYCLE M6 VALID FROM 08/25/2008
DESCRIPTION "monthly"
"FREQ=MONTHLY;INTERVAL=2;BYDAY=1MO,1TH,2WE"
( AT 0000 +2 DAYS )
ON RUNCYCLE Y7 VALID FROM 08/25/2008
DESCRIPTION "yearly"
"FREQ=YEARLY;INTERVAL=7"
( AT 0100 )
ON RUNCYCLE SS1 VALID FROM 08/25/2008
08/10/2008,08/18/2008,08/20/2008,08/25/2008
( AT 0000 UNTIL 0000 +1 DAYS ONUNTIL SUPPR DEADLINE 0000 +2 DAYS )
EXCEPT RUNCYCLE S1 VALID FROM 08/25/2008
DESCRIPTION "simple"
08/26/2008,08/28/2008,08/30/2008,09/13/2008
( AT 0000 )
CARRYFORWARD
MATCHING SAMEDAY
FOLLOWS LAB235004#SROBY2.@
FOLLOWS X8#COPYOFJS2.RR
FOLLOWS XA15::TPA
KEYSCHED
LIMIT 22
PRIORITY 15
:
X8#PIPPO AS JOBTC
CONFIRMED
PRIORITY 13
KEYJOB
FOLLOWS W5#POPO.@
FOLLOWS X8#JS2.F3
END
AWSBIA291I Total objects: 1
カレンダー ITALY は、データベースに定義されるカスタム・カレンダーです。これはイタリアで使用されるカレンダーの就業日 (workdays) と休日 (holidays) を設定します。