deregisterNode コマンド

deregisterNode コマンドを使用して、管理エージェントからノードを登録抹消します。これにより、そのノードをスタンドアロンで使用したり、そのノードを別の管理エージェントに登録したりすることができます。

管理エージェントの bin ディレクトリーから、deregisterNode コマンドを実行します。 ノードは、管理エージェントに既に登録済みである必要があります。 ノードを登録抹消すると、そのノード構成は保持されますが、管理エージェントに登録されていないとしてマークを付けられます。

deregisterNode コマンドを実行すると、ノード上で稼働中のすべてのアプリケーション・サーバーが停止します。 オプションで、deregisterNode コマンドを実行する前に、登録を抹消する、ノード上のアプリケーション・サーバーを停止することができます。

登録抹消するノードに、ノードを登録する前に管理コンソールまたは管理 Enterprise JavaBeans (EJB) アプリケーションがインストールされていた場合、それらのアプリケーションは再び使用可能になります。

構文

deregisterNode コマンド構文は次のようになります。

deregisterNode [options]

パラメーター

deregisterNode コマンドで使用可能なオプションは、以下のとおりです。

-conntype<JSR160RMI|IPC|RMI|SOAP>
管理エージェントに接続してノードの登録解除を開始するために使用される、オプションのコネクター・タイプ。 デフォルトは SOAP です。
非推奨フィーチャー: RMI コネクターのサポートは推奨されないため、最終的には RMI コネクターから JSR160RMI コネクターに切り替える必要があります。
-host ホスト名
管理エージェントのホスト名を指定するオプション・パラメーター。
-nodepassword ノード・パスワード
登録抹消するノードのパスワードを指定するオプション・パラメーター。 このパラメーターは、セキュリティーがノードでオンになっており、そのパスワードが管理エージェントのパスワードと異なる場合に指定します。 このパラメーターは -nodeusername パラメーターとともに使用してください。 -nodeusername パラメーターと -nodepassword パラメーターは、ノード上のすべてのサーバーを停止するために使用されます。
-nodeusername ノード・ユーザー名
登録抹消するノードのユーザー名を指定するオプション・パラメーター。 このパラメーターは、セキュリティーがノードでオンになっており、そのユーザー名が管理エージェントのユーザー名とは異なる場合に指定します。 このパラメーターは -nodepassword パラメーターとともに使用してください。 -nodeusername パラメーターと -nodepassword パラメーターは、ノード上のすべてのサーバーを停止するために使用されます。
-port ポート番号
管理エージェントのコネクター・ポートのポート番号を指定するオプション・パラメーター。

管理エージェントのデフォルト SOAP ポートのポート番号は、デフォルトで 8878 です。 SOAP は、コマンドのデフォルトの Java™ Management Extensions (JMX) コネクター・タイプです。 複数の製品がインストールされている場合、あるいは複数のプロファイルがある場合は、SOAP ポートが 8878 以外になることがあります。 現在使用中のポートを確認するには、管理エージェントの SystemOut.log ファイルを調べてください。

注: このトピックでは、1 つ以上のアプリケーション・サーバー・ログ・ファイルを参照します。 推奨される代替方法として、分散システムおよび IBM® i システムで SystemOut.logSystemErr.logtrace.log、および activity.log ファイルを使用する代わりに、High Performance Extensible Logging (HPEL) ログおよびトレース・インフラストラクチャーを使用するようにサーバーを構成することができます。 HPEL は、ネイティブ z/OS® ロギング機能と組み合わせて使用することもできます。 HPEL を使用する場合、すべてのログとトレース情報にアクセスするには、サーバー・プロファイルの bin ディレクトリーから、LogViewer コマンド行ツールを使用します。 HPEL の使用について詳しくは、 HPEL の使用に関する情報 を参照してアプリケーションのトラブルシューティングを行ってください。
-profilePath プロファイル・パス
登録抹消する Base ノードのプロファイルへのパスを指定する必須パラメーター。
-trace
deregisterNode コマンドのトレース出力を指定するオプション・パラメーター。
-profileName 「profile_name」
管理エージェントのプロファイル名を指定するオプション・パラメーター。
-username ユーザー名
登録抹消するノードのユーザー ID を指定するオプション・パラメーター。
-password パスワード
登録抹消するノードのパスワードを指定するオプション・パラメーター。
-help
使用法ステートメントを表示するオプション・パラメーター。
-?
使用法ステートメントを表示するオプション・パラメーター。

使用シナリオ

以下は、正しい構文の例です。 コマンドは、印刷目的のために複数行に分割されています。

[Linux][AIX][HP-UX][Solaris]
deregisterNode.sh -conntype SOAP -port 8878 
 -profilePath app_server_root/profiles/AppSrv01
[Windows]
deregisterNode.bat -conntype SOAP -port 8878 
 -profilePath app_server_root\profiles\AppSrv01
[IBM i]
deregisterNode -conntype SOAP -port 8878 
 -profilePath user_data_root/profiles/AppSrv01