WASService コマンド

wasservice.sh コマンド・ファイルは、 app_server_root\bin ディレクトリーにあります。

WASService.exe コマンド・ファイルは、 app_server_root\bin ディレクトリーにあります。

このコマンドには、以下のパラメーターが必要です。

-profilePath サーバー・プロファイル・ディレクトリー

このオプションを使用して、サーバー・プロセスを定義するプロファイルのディレクトリー・パスを指定します。

-serverName サーバー名

このオプションを使用して、サービスが制御するサーバーを識別します。

以下のパラメーターは、このコマンドのオプション・パラメーターです。

-add サービス名

このオプションを使用して、「service_name」という名前のサービスを作成するか、 既存のサービスを更新します。 この構文はどちらの場合も同じです。

-configRoot configuration_repository_directory (Windows のみ)

このオプションを使用して、 WebSphere Application Server 製品のインストール・ルート・ディレクトリーの構成ディレクトリーを識別します。

-encodeParams service_name (Windows のみ)

このオプションを使用して、サービスに -startArgs および -stopArgs を強制的にエンコードさせ、レジストリーの編集によって引数 が判別できないようにします。 引数のないコマンド行に -encodeParams を加えて、-add パラメーターの付いたサービスを作成する場合に、このパラメーターを使用します。

または、既存のサービスのパラメーターをエンコードします。

WASService -encodeParams service_name

-logFile service_log_file (Windows のみ)

このオプションを使用して、WASService コマンドがアクティビティーを記録するときに使用する ログ・ファイルを識別します。

トラブルの回避: 必ず、固有のパスを持つ完全修飾名としてサービス・ログ・ファイルを指定してください。 システムに複数インスタンスがある場合、この修飾がないと結果は予測不能となり、WASService はいつ初期化が完了したか判別できません。

-logRoot server_log_directory (Windows のみ)

このオプションを使用して、プロファイルのサーバー・ログ・ディレクトリーを識別します。 WASService コマンドは server_name.pid という名前のファイルを 見つけて、サーバーが稼働しているかどうかを決定します。

-remove サービス名

このオプションを使用して、指定されたサービスを削除します。

-restart true | false (Windows のみ)

このパラメーターを使用して、サービスが失敗した場合に既存のサービスを自動的に再始動するかどうかを指定します。 値を false に設定していると、既存のサービスは自動で始動しません。 デフォルトで、この再始動の動作は true に設定されているため、既存のサービスが失敗すると、そのサービスは自動的に再始動します。

-start service_name [オプションの startServer.bat パラメーター]

このオプションを使用して、既存のサービスを開始します。

-startArgs の additional_start_arguments

このページを使用して、追加のパラメーターを識別します。

-startType automatic | manual | disabled (Windows のみ)

このオプションを使用して、新しいサービスの始動タイプを定義します。 自動始動タイプは、システムが始動したと き、またはサービスが初めて呼び出されたときに自動的に始動します。 オペレーティング・システムがサービスを読み込み、利用できるようにす る前に、手動のサービスを始動する必要があります。 開始タイプを変更する前に使用不可のサービスを始動することはできま せん。 デフォルトでは、このパラメーターの値は manual に設定されます。

-status サービス名

このオプションを使用して、サービスが実行中か、停止しているかなど、 サービスの現在の状況を戻します。

-stop service_name [オプションの stopServer.bat パラメーター]

このオプションを使用して、指定されたサービスを停止します。

-stopArgs の「追加停止」引数

このページを使用して、追加のパラメーターを指定します。

-userid user_id -パスワード password

このオプションを使用して、Windows サービスを実行する特権ユーザー ID とパスワードを指定します。

-wasHome アプリケーション・サーバー・ルート

このオプションを使用して、製品のインストール・ルート・ディレクトリーを識別します。

カスタム・プロファイルを作成した後、ノードを統 合してノード上にノード・エージェント・サーバーを作成する必要がありま す。 デプロイメント・マネージャーの管理コンソールを使用してノード上にアプリケーション・サーバー・プロセスを作成することもできます。 ノード・エージェント・サーバー・プロセス用の Windows サービスを作成できます。

デプロイメント・マネージャー・セルにアプリケーション・サーバー・ノードを追加した後に ノード・エージェント・サーバーも作成されます。 後述するように、ノード・エージェント・サーバー・プロセス用にサービスを作成することができます。

サービスを表示するには、コントロール・パネルを開き、「管理ツール」 >「サービス」をクリックします。 情報を表示するにはサービスを選択します。 サービスを右クリックして、「プロパティー」をクリックします。 4 つのタブが情報および機 能を提供します。 例えば、「一般」 タブの「Setup type」フィールドを選択して、 セットアップ・タイプを変更します。

この Windows オペレーティング・システムの例では、 server1の Windows サービスを作成した後に startServer server1 コマンドまたは stopServer server1 を発行すると、以下の例のようなメッセージが表示されます。

Because server1 is registered to run as a Windows Service, the
request to start this server will be completed by starting the
associated Windows Service.

ノード・エージェント・プロセス用の Windows サービスを作成した後に startNode コマンドまたは stopNode コマンドを発行すると、以下の例のようなメッセージが表示されます。

Because nodeagent is registered to run as a Windows Service, the
request to start or stop this server will be completed by 
starting or stopping the associated Windows Service. Examine 
the log files to view messages related to this command.

デプロイメント・マネージャー用の Windows サービスを作成した後に startManager コマンドまたは stopManager コマンドを発行すると、以下の例のようなメッセージが表示されます。

Because dmgr is registered to run as a Windows Service, the
request to start or stop this server will be completed by 
starting or stopping the associated Windows Service. Examine 
the log files to view messages related to this command.