開発環境へのアプリケーションのインポート
従来型の Eclipse プロジェクト編成
マイグレーションするためにアプリケーションのソース・コードを分析するには、アプリケーションをご使用の Eclipse ベースの IDE にインポートしなければなりません。 アプリケーション・モジュールは、構造が EAR ファイル、Web アーカイブ (WAR) ファイル、および Enterprise JavaBeans (EJB) ファイルとして反映されているプロジェクト内に編成されている必要があります。 特に、Web バインディングと EJB バインディングおよび拡張機能を変更するマイグレーション・クイック・フィックスの中には、動的 Web モジュールおよび EJB モジュール用のコードが含まれていることを示す適切なプロジェクト・ファセットが設定されているプロジェクトを分析する時にのみ、機能するものがあります。
Eclipse にまだファイルがない場合は、既存の EAR、WAR、およびEJB の各モジュールをインポートすることも、EAR、WAR モジュール、および EJB モジュールごとに、手動でワークスペースに新しいプロジェクトを作成することもできます。 「インポート」の Eclipse オプションを使用して、正しいプロジェクト構造を作成できます。 これらのプロジェクトを適切に作成するには、Rational Application Developer または Eclipse for Java EE 開発者ツールが必要です。
たとえば、EAR ファイルをインポートするには、 に移動し、 を選択します。 EAR ファイルの場所を入力します。 Eclipse により、EAR ファイルのプロジェクトと、アプリケーションの各モジュールのプロジェクトが作成されます。

アプリケーションをインポートすることで、デプロイメント記述子の情報を使用して適切なプロジェクト構造が作成されます。 EAR ファイルに Java ソース・コードが含まれる場合は、それも Eclipse プロジェクトにインポートされます。 ただし、ほとんどの EAR ファイルおよびモジュール・ファイルにはソース・コードが含まれていないため、 ソース・コードを正しいソース・フォルダーにコピーする必要があります。 もう一度、 を選択して、ファイルシステムまたはアーカイブ( .zip )ファイルからソースコードをインポートします。 この手順を繰り返して、各モジュールのソース・コードをインポートしてください。
- EAR ファイル: エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクト
- WAR ファイル: 動的 Web プロジェクト
- EJB モジュール: EJB プロジェクト
プロジェクトを構造化する上で、以下のガイドラインを検討してください。
- WAR ファイル用の Java ソース・コード (例えば、サーブレット、モデル、またはユーティリティー・クラス) を、 プロジェクトの src フォルダーに入れます。 src フォルダーは、プロジェクトの Java Build Path プロパティーで定義したり変更したりすることができます。 Java ソース・コードを複数の WAR ファイルで参照する必要がある場合、プロジェクト・ファイルの構造化について「共用 Java プロジェクト」を参照してください。
- EJB モジュール用の Java ソース・コードは、EJB プロジェクトの ejbModule フォルダーに入れます。
- WAR ファイル用のプリコンパイルされた Java アーカイブ (JAR) ライブラリーは、WebContent/WEB-INF/lib フォルダーに入れます。
- EAR レベルの JAR ライブラリーは、エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトの EarContent フォルダーに入れます。 ご使用のプロジェクトに APP-INF/lib フォルダーが含まれている場合、そのフォルダーを EarContent フォルダーに入れます。ただし、クラスパス規則とそのクイック・フィックスを実行して、クラスパスを正しく更新する必要があります。
IDEへのアプリケーションのインポート方法の詳細については、 WebSphere Application Server V8.5 Migration Guide( http://www.redbooks.ibm.com/redbooks/pdfs/sg248048.pdf )。
Maven プロジェクト
Maven を使用しているアプリケーションを効果的に分析するには、ご使用の Eclipse 環境に最新の M2Eclipse (m2e) をインストールします。 m2e は、WebSphere Developer Tools (WDT) および Rational Application Developer では、インストール・パッケージに含まれています。 マイグレーション・クイック・フィックスの中には、正しく実行するためにプロジェクトで適切なファセットの設定が必要になるものがあります。 例えば Web プロジェクトには動的 Web モジュール・ファセットが必要になり、EJB プロジェクトには EJB モジュール・ファセットが必要になります。 m2e がインストールされている IDE で新しく作成するプロジェクトはすべて、適切なアーキタイプが選択されていれば自動的に適切なファセットが設定された状態で作成されます。 m2e がインストールされている環境で作成されなかった Maven プロジェクトをインポートする時は、そのプロジェクトを調べて、適切なファセットが設定されているかどうかを確認してください。 ファセットを検証するには、プロジェクトを右クリックして に移動します。 図 4 と同様のメッセージが載っているウィンドウが表示される場合があります。

「ファセット形式への変換 (Convert to facet form)」オプションを選択して、正しいプロジェクト・ファセット・ビューへ移動します。 Web プロジェクトおよび EJB プロジェクトに合った正しいファセットを選択します。