LTO バーコード・ラベル
テープ・ライブラリーが処理する LTO データ、クリーニング、診断の各カートリッジには、バーコード・ラベルが付いていなければなりません。
バーコード・ラベルには以下の情報が記載されています。
- ユーザーが読み取ることのできるボリューム通し番号 (VOLSER)
- ライブラリーが読み取り可能なバーコード
ライブラリーのバーコード・リーダーがバーコードを読み取ると、テープ・ライブラリーに対するカートリッジの VOLSER が示されます。 また、バーコードは、カートリッジがデータ、クリーニング、診断のいずれであるかということもライブラリーに示します。
さらに、バーコードには、
Lx
(x
は 1、2、3、4、5、6、7、8、T、U、V、W、X、または Y) または M8
という 2 文字のメディア・タイプ ID が含まれています。L
またはM
は、そのカートリッジが LTO カートリッジであることを示します。1
は、カートリッジが該当タイプの世代 1 であることを示します。2
、3
、4
、5
、6
、7
、または8
は、カートリッジが該当タイプの世代 2、3、4、5、6、7、または 8 であることを示します。T
は世代 3 の 3 WORM カートリッジ、U
は世代 4 の WORM カートリッジ、V
は世代 5 の WORM カートリッジ、W
は世代 6 の WORM カートリッジ、X
は世代 7 の WORM カートリッジ、Y
は世代 8 の WORM カートリッジをそれぞれ示します。
注: LTO 5 以降の
LTO テープ・ドライブおよびサポートされているメディアのみが TS4500 テープ・ライブラリーでサポートされます。
modifyVolserReporting CLI コマンドを使用すれば、バーコード・ラベル上にある VOLSER の 8 文字をすべてサーバーに報告するように、または最初の 6 文字のみを報告するように、ライブラリーを構成できます。
注: バーコード・ラベルを読み取るときにライブラリーで問題が発生していると疑われる場合、IBM® サービス担当員は問題判別の一環としてスキャナーの速度を遅くすることがあります。