LDAP サーバーから返されるレコード数の制御

LDAP サーバーによっては、ページ・データが設定されています。Impact はデフォルトで 1 ページ分のデータしか要求しません。そのため、これらのサーバーに対して返される行の数は LDAP サーバーのページング・サイズに制限されます。パラメーター COUNTLIMITPAGESIZE を LDAP .type ファイルに追加すると、LDAP サーバーから返されるレコードの数を制御できるようになります。

PAGESIZE
このパラメーターは、Impact が要求する 1 ページあたりのレコード数を指定します。デフォルトは 0 (ページングなし) です。Impact はデフォルトで LDAP サーバーに対して 1 ページしか要求しません。LDAP サーバーのページ・サイズが 1000 に設定されている場合、1000 個のレコードのみが返されます。PAGESIZE が設定されていると、Impact は LDAP サーバーに対して PAGESIZE の数のレコードをループで要求し、すべてのレコードが返されるまで LDAP サーバーに要求し続けます。つまり、PAGESIZE を設定すると、Impact サーバーは、LDAP サーバーのページング制限を受けなくなります。
COUNTLIMIT
このパラメーターは、1 回の検索で返されるレコードの数を指定します。ページングを有効にしている場合、このパラメーターは機能しません。ただし、値がページ・サイズの値以上である場合は除きます。例えば、PAGESIZE100 に設定し、COUNTLIMIT90 に設定している場合、サーバーはレコード数が 100 個のページを読み取ろうとしますが、COUNTLIMIT が 90 しかないため、サーバーから「LDAP エラー・コード 4 - サイズ制限を超えています (LDAP error code 4 - sizeLimit Exceeded)」というメッセージが返されます。COUNTLIMIT が指定され、PAGESIZE が指定されていない場合、行数は COUNTLIMIT に制限されます。 デフォルトは 0 です (制限の設定なし。ただし、 set, except that imposed by the LDAP server.

これらのパラメーターを設定するには、.type ファイルで、関連する LDAP データ・タイプを編集し、以下の行を追加します。

<LDAP TYPE>.LDAP.COUNTLIMIT=x 
<LDAP TYPE>.LDAP.PAGESIZE=y  

x は、ページング設定なしで使用する制限値です。y は、ページング設定の際のページ・サイズです。

変更内容を有効にするには、Impact サーバーを再始動する必要があります。

注: このコードは、制限フィルターがデータ・タイプに設定されている場合にのみ有効になります。