AWS データ・エクスポートのセットアップ

Turbonomic は、 S3 バケットに保管されているデータ・エクスポートを使用して、過去のクラウド費用を視覚化し、割引と請求ファミリーの関係を検出します。

ガイドライン

  • Turbonomic は、以下のデータ・エクスポートのみをサポートします。

    • 標準データ・エクスポート (CUR 2.0)

    • レガシー CUR エクスポート

    AWS で使用可能なその他のすべてのデータ・エクスポートはサポートされていません。

  • Turbonomic 用にセットアップした IAM ユーザーまたは役割には、データ・エクスポートが含まれている S3 バケットへのアクセス権限が必要です。 請求処理アクセスは必要ありません。

  • Turbonomic は、管理アカウントで作成されたデータ・エクスポートをサポートしますが、メンバー・アカウントはサポートしません。

  • AWS は、日次データ・エクスポートを 1 日に 2 回公開しますが、 AWS がデータ・エクスポートを S3 バケットに配信するまでに最大 24 時間かかる場合があります。 Turbonomicのグラフ (「ワークロード・コスト明細」グラフなど) では、データ・エクスポート配信の 1 時間から 2 時間後にデータの表示が開始されます。

標準データ・エクスポート (CUR 2.0) のセットアップ

  1. 請求およびコスト管理コンソールにサインインします。

    https://console.aws.amazon.com/billing

  2. ページの右上のセクションで、 S3 バケットのリージョンを選択します。

  3. ナビゲーション・ペインで、 「コスト分析」 セクションを見つけて、 「データエクスポート」を選択します。

  4. 「作成」を選択します。

  5. 「標準データ・エクスポート」 を選択し、以下の設定を構成します。

    • エクスポート名

      この属性

      説明

      エクスポート名

      希望する名前を指定します。

    • データ・テーブルの内容の設定

      この属性

      説明

      追加のエクスポート・コンテンツ

      「リソース ID を含める」を選択します。

      時間細分度

      「毎日」を選択します。

    • 列の選択

      デフォルトでは、すべての列が選択されています。 Turbonomic が現在必要としている列のみを含めるには、以下の項目を選択します。

      • bill_payer_account_id

      • identity_line_item_id

      • line_item_currency_code

      • line_item_line_item_type

      • line_item_normalization_factor

      • line_item_normalized_usage_amount

      • line_item_operation

      • line_item_product_code

      • line_item_resource_id

      • line_item_unblended_cost

      • line_item_usage_account_id

      • line_item_usage_amount

      • line_item_usage_end_date

      • line_item_usage_start_date

      • line_item_usage_type

      • pricing_public_on_demand_cost

      • pricing_term

      • pricing_unit

      • product

      • product_instance_type

      • product_product_family

      • product_sku

      • reservation_reservation_a_r_n

      • savings_plan_savings_plan_a_r_n

      • savings_plan_savings_plan_effective_cost

    • データ・エクスポート配信オプション

      この属性

      説明

      圧縮タイプおよびファイル・フォーマット

      gzip-text/csvを選択します。

      ファイルのバージョン管理

      「新規データ・エクスポート・ファイルの作成」を選択します。

    • データ・エクスポート・ストレージ設定

      この属性

      説明

      S3 バケット

      「構成」 をクリックしてから、既存のバケットを選択するか、新規バケットを作成します。

      新しいリージョンを作成した場合は、前のステップで選択したリージョンが自動的に指定されます。 バケットをセットアップするには、 AmazonS3FullAccess 権限と Billing 権限が必要であることに注意してください。 詳細なセットアップ手順については、 AWS の資料を参照してください。

      必ず、 AWS が適用されるバケット・ポリシーを確認してください。

      S3 パス接頭部

      任意の接頭部 ( dailyなど) を指定します。

  6. 設定を確認し、以下の情報を記録します。 この情報は、後で 「Turbonomic」 ユーザー・インターフェースで AWS 請求ターゲットを追加するときに必要になります。

    • S3 バケット名 ( turbodataexport など)

    • S3 パス接頭部 ( daily など)

    • S3 バケット・リージョン ( us-east-1 など)

  7. 「作成」 をクリックします。

    AWS は、データ・エクスポートを S3 バケットに配信できるようになりました。 AWS が最初のデータ・エクスポートを配信するには、最大で 24 時間かかる可能性があります。

レガシー CUR エクスポートのセットアップ

  1. 請求およびコスト管理コンソールにサインインします。

    https://console.aws.amazon.com/billing

  2. ページの右上のセクションで、 S3 バケットのリージョンを選択します。

  3. ナビゲーション・ペインで、 「コスト分析」 セクションを見つけて、 「データエクスポート」を選択します。

  4. 「作成」を選択します。

  5. 「レガシー CUR エクスポート」 を選択し、以下の設定を構成します。

    • エクスポート名

      この属性

      説明

      エクスポート名

      希望する名前を指定します。

    • コンテンツのエクスポート

      この属性

      説明

      追加のエクスポート・コンテンツ

      「リソース ID を含める」を選択します。

    • データ・エクスポート配信オプション

      この属性

      説明

      レポート・データ時間の細分度

      「毎日」を選択します。

      レポートのバージョン管理

      「新規レポート・バージョンの作成」を選択します。

    • データ・エクスポート・ストレージ設定

      この属性

      説明

      S3 バケット

      「構成」 をクリックしてから、既存のバケットを選択するか、新規バケットを作成します。

      新しいリージョンを作成した場合は、前のステップで選択したリージョンが自動的に指定されます。 バケットをセットアップするには、 AmazonS3FullAccess 権限と Billing 権限が必要であることに注意してください。 詳細なセットアップ手順については、 AWS の資料を参照してください。

      必ず、 AWS が適用されるバケット・ポリシーを確認してください。

      S3 パス接頭部

      任意の接頭部 ( dailyなど) を指定します。

  6. 設定を確認し、以下の情報を記録します。 この情報は、後で 「Turbonomic」 ユーザー・インターフェースで AWS 請求ターゲットを追加するときに必要になります。

    • S3 バケット名 ( turbodataexport など)

    • S3 パス接頭部 ( daily など)

    • S3 バケット・リージョン ( us-east-1 など)

  7. 「レポートの作成」をクリックします。

    AWS は、データ・エクスポートを S3 バケットに配信できるようになりました。 AWS が最初のデータ・エクスポートを配信するには、最大で 24 時間かかる可能性があります。

次のステップ

Turbonomic ユーザー・インターフェースで、データ・エクスポート設定およびセットアップした IAM ユーザーまたは役割を使用して、 AWS 請求ターゲットを 追加 します。 詳しくは、この トピックを参照してください。