スイッチのパフォーマンス・メトリック
スイッチ、スイッチ・ポート、および トランクについて収集されるパフォーマンス・メトリックをモニターします。
スイッチのパフォーマンス・メトリックは、以下のカテゴリーに分類されます。
注意: スイッチのトラブルシューティング エクスペリエンスを向上させるため、IBM Storage Insights の更新プログラム 2Q22 から、2 つの新しいスイッチ ポート メトリクス、すなわち合計物理ポート エラー率と合計論理ポート エラー率が利用可能になりました。 新しく追加されたこれらのメトリックを使用すると、物理エラー率または論理エラー率 (あるいはその両方) が高い、特定のスイッチ・ポートを素早く識別できます。 2つの新しいメトリクスは表1にリストされている。
| メトリック | 説明 |
|---|---|
| 帯域幅パーセンテージ (送信) | 送信操作に使用されるポート帯域幅のパーセンテージ。 この値が、ポート速度に基づくポート帯域幅使用量の指標となります。 |
| 帯域幅パーセンテージ (受信) | 受信操作に使用されるポート帯域幅のパーセンテージ。 この値が、ポート速度に基づくポート帯域幅使用量の指標となります。 |
| 帯域幅パーセンテージ (全体) | 送信操作および受信操作に使用されるポート帯域幅のパーセンテージ。 この値が、ポート速度に基づくポート帯域幅使用量の指標となります。 |
| データ速度 (送信) | ポートによってデータが送信される平均速度。 送信操作は、ポートによって処理される読み取り操作、またはポートによって開始される書き込み操作です。 速度は秒当たりの MiB 単位で測定されます。 |
| データ速度 (受信) | ポートによってデータが受信される平均速度。 受信操作は、ポートによって処理される書き込み操作、またはポートによって開始される読み取り操作です。 速度は秒当たりの MiB 単位で測定されます。 |
| データ速度 (合計) | ポートを介してデータが転送される平均速度。 速度は秒当たりの MiB 単位で測定され、送信と受信の両方の操作を含みます。 |
| 合計物理ポート・エラー率 (カウント/秒) | スイッチ・ポートで検出されたすべての物理エラー率 (エラー・フレーム数、CRC エラー数、ショート・フレーム数、リンク障害数など) の合計。 合計物理ポート・エラー率は、以下の物理エラー率の合計です。
|
| 合計論理ポート・エラー率 (カウント/秒) | スイッチ・ポート上で検出されたすべての論理エラー率 (F-BSY フレーム、F-BSY フレーム、廃棄フレーム、およびエンコード・ディスパリティーなど) の合計。 合計論理ポート・エラー率は、以下の論理エラー率の合計です。
|
| 合計ポート・エラー率 | ポート上で、エラーが検出された 1 秒当たりの平均回数。 この率は、そのポートでの他のすべてのエラー率の合計です。 |
| メトリック | 説明 |
|---|---|
| ポート・フレーム率 (送信) | ポートによって送信されるフレームの 1 秒当たりの平均数。 |
| ポート・フレーム率 (受信) | ポートを介して受信されるフレームの 1 秒当たりの平均数。 |
| ポート・フレーム率 (合計) | 転送されるフレームの 1 秒当たりの平均数。 この値には、ポートを介して送受信されるフレームが含まれます。 |
| メトリック | 説明 |
|---|---|
| 不正な EOF CRC エラー率1 | キャッシュ内のデータを検出する非順次読み取り操作のパーセンテージ。この値を使用して、スループットまたは応答時間を把握できます。 キャッシュ・ミスはバックエンド・ストレージ・リソースへのアクセスを必要とするため、キャッシュ・ヒットのパーセンテージが低いと、応答時間が長くなることがあります。 |
| CRC エラー率 | キャッシュで処理される非順次書き込み操作のパーセンテージ。 |
| クラス 3 フレーム廃棄率 | 破棄されるクラス 3 フレームの 1 秒当たりの平均数。 |
| エラー・フレーム率1 | 受信されるエラー・フレームの 1 秒当たりの平均数。 エラー・フレームとは、ファイバー・チャネル・プロトコルに違反するフレームのことです。 |
| F-BSY フレーム率2 | 生成される F-BSY フレームの 1 秒当たりの平均数。 F-BSY フレームは、ファブリックまたは宛先 N_port がビジーであるためにフレームを配信できないことを示すために、ファブリックによって発行されます。 |
| F-RJT フレーム率2 | 生成される F-RJT フレームの 1 秒当たりの平均数。フレームの配信が拒否されたことを示すために、ファブリックによって F-RJT フレームが発行されます。 |
| ロング・フレーム率 | 2140 オクテットを超えるフレームの 1 秒当たりに受信された平均数。 この数には、フレーム開始バイトとフレーム終了バイトは含まれません。 2140 オクテット制限は、フレームに 24 ヘッダー・バイト、4 CRC バイト、および 2112 データ・バイトがあるという前提に基づいて計算されます。 |
| ショート・フレーム率2 | 28 オクテットより短い、1 秒当たりに受信されるフレームの平均数。 この数には、フレーム開始バイトとフレーム終了バイトは含まれません。 28 オクテット制限は、フレームに 24 ヘッダー・バイトと 4 CRC バイトがあるという前提に基づいて計算されます。 |
注記:
|
|
| メトリック | 説明 |
|---|---|
| クラス 3 受信タイムアウト・フレーム率1 | タイムアウト条件のために受信後に破棄されたクラス 3 フレームの 1 秒当たりの平均数。 送信側のポートがファイバーの相手側のポートからのバッファー・クレジットを待機しているときにタイムアウト条件が発生します。 SAN のトラブルシューティングを行う場合、このメトリックを使用すると、そのポートの接続先のリソースのパフォーマンスを低下させる可能性があるポート条件を特定することができます。 |
| クラス 3 送信タイムアウト・フレーム率1 | タイムアウト条件のために伝送前に破棄されたクラス 3 フレームの 1 秒当たりの平均数。 タイムアウト条件は、スイッチまたはポートが、ファイバーのもう一方の端にある受信ポートからのバッファー・クレジットを待機している間に発生します。 SAN のトラブルシューティングを行う場合、このメトリックを使用すると、そのポートの接続先のリソースのパフォーマンスを低下させる可能性があるポート条件を特定することができます。 |
| クレジット・リカバリー・リンク・リセット率 | バッファー・クレジットをリカバリーするためにスイッチまたはポートが実行した 1 秒当たりのリンク・リセットの見積もり平均数。 この推定では、リンク初期化が原因で行われたリンク・リセットを無視しようとします。 SAN のトラブルシューティングを行う場合、このメトリックを使用すると、そのポートの接続先のリソースのパフォーマンスを低下させる可能性があるポート条件を特定することができます。 |
| フレーム廃棄率1 | ホスト・バッファーがポートで使用不可であるために破棄されるフレームの 1 秒当たりの平均数。 |
| リンク・リセット受信率 | ポートがアクティブ (AC) 状態からリンク・リカバリー (LR2) 状態に移行する、1 秒当たりの平均回数。 |
| リンク・リセット送信率 | ポートがアクティブ (AC) 状態からリンク・リカバリー (LR1) 状態に移行する、1 秒当たりの平均回数。 |
| ポート輻輳 (ふくそう) インデックス | バッファー・クレジットの不足のために遅延したフレーム伝送の推定される程度。 通常、この値は 0 から 100 までです。 値 0 は、輻輳がないことを意味します。 この値は、バッファー・クレジットが使い尽くされた状態が長時間にわたって続く場合には 100 を超えることがあります。 SAN のトラブルシューティングを行う場合、このメトリックを使用すると、そのポートの接続先のリソースのパフォーマンスを低下させる可能性があるポート条件を特定することができます。 |
| ゼロ・バッファー・クレジット・パーセンテージ | 十分なバッファー間クレジットがないために、ポート間でフレームを送信できなかった時間のパーセンテージ。 時間値は、メタデータが最後に収集された時刻から測定されます。 バッファー間クレジットは、ファイバー・チャネル・テクノロジーでポート間のフレーム・フローを制御するために使用されます。 |
| ゼロ・バッファー・クレジット率 | 発生した 1 秒当たりのゼロ・バッファー・クレジット条件の平均数。 ゼロ・バッファー・クレジット条件は、最後にノードがリセットされた後にバッファー・クレジットの不足が原因でポートがフレームを送信できないときに発生します。 SAN のトラブルシューティングを行う場合、このメトリックを使用すると、そのポートの接続先のリソースのパフォーマンスを低下させる可能性があるポート条件を特定することができます。 |
注記:
|
|
| メトリック | 説明 |
|---|---|
| エンコード・ディスパリティー | 受信されるディスパリティー・エラーの 1 秒当たりの平均数。 |
| 無効リンク伝送率 | リンクで信号損失あるいは同期損失のいずれも発生していない間に、ポートによって無効伝送ワードが検出された 1 秒当たりの平均回数。 |
| 無効ワード伝送率 | 検出されるビット・エラーの 1 秒当たりの平均数。 |
| リンク失敗率 | ポートの 1 秒当たりの各種ファイバー・チャネル・リンク・エラーの平均数。 リンク・エラーは、予期しない Not Operational (NOS) を受信した場合、あるいはリンク状態マシン障害が検出された場合に発生する可能性があります。 |
| 信号損失率 | ポートがパートナー・ポートとの通信を失った 1 秒当たりの平均回数。 通常、これらのタイプのエラーは、SFP モジュールまたはケーブルの障害、あるいはスイッチまたはパッチ・パネルでの接続の障害が原因の物理リンクの問題を示します。 ただし、場合によっては、使用する接続ケーブル・タイプおよび光源タイプでのポート間の最大リンク距離を超過した場合にもこのエラーが発生する可能性があります。 |
| 同期損失率 | ポートがパートナー・ポートとの同期を失った 1 秒当たりの平均回数。 通常、これらのタイプのエラーは、SFP モジュールまたはケーブルの障害、あるいはスイッチまたはパッチ・パネルでの接続の障害が原因の物理リンクの問題を示します。 ただし、場合によっては、リンク速度のオートネゴシエーションが無効にされている場合に、パートナー・ポート間のポート速度の不一致によってもこのエラーが発生する可能性があります。 |
| プリミティブ・シーケンス・プロトコル・エラー率 | 検出されたプリミティブ・シーケンス・プロトコル・エラーの平均数。 このエラーは、ポートのリンク障害がある場合に発生します。 |
| メトリック | 説明 |
|---|---|
| リンク品質パーセンテージ | パーセンテージは、ポートが拡張ポート (E_port) であるかファブリック・ポート (F_port) であるか、およびポートによって検出されたエラーの数とタイプに基づきます。 |
| ポート・フレーム・サイズ (全体) | 平均フレーム転送サイズ。 この値は KiB で表されます。この値にはポートを介して送受信されるフレームが含まれます。 |
| ポート・フレーム・サイズ (受信) | ポートを介して受信されるフレームの平均サイズ (KiB 単位)。 |
| ポート・フレーム・サイズ (送信) | ポートを介して送信されるフレームの平均サイズ (KiB 単位)。 |