デバイスのメタデータの収集の検査
モニタリング対象のデバイスを追加した後、メタデータは定期的に自動的に収集されます。 デバイスのタイプによって収集されるメタデータが決まり、状況、構成、容量、およびパフォーマンスのメタデータを含めることができます。
- 状況、構成、および容量のメタデータはプローブによって収集され、24 時間ごとに集約されます。
- DS8000 ストレージ システムとそのプールでは、使用容量の値は 1 時間に 1 回収集されます。 この間隔をカスタマイズするには、IBM®サポートまでお問い合わせください。
- 一部のデバイスでは、それらのデバイスで特定のイベントが発生したとき、または短時間に多くのイベントが検出されたときに、追加のプローブが自動的に実行されます。 このような場合のパフォーマンス・ボトルネックを回避するため、プローブが 20 分ごとに複数回実行されることはありません。
- パフォーマンス・メタデータは、以下の間隔でパフォーマンス・モニターによって収集されます。
- IBM ブロック・ストレージ・システムの場合は 5 分ごと
- デルEMC ユニティストレージ・システムの場合、5分ごと
- 日立VSPストレージ・システムの場合、5分ごと
- NetApp ONTAP 9を実行しているストレージ・システムの場合、5分ごと
- ピュアストレージシステムの場合、5分ごと
- その他のDell EMC ブロック ストレージ システムでは、15 分ごとです。
制限:パフォーマンス メタデータは、IBM Cloud Object Storage では収集されません。 - ファイル・ストレージのみを管理するストレージ・システム、あるいはオブジェクト・ストレージのみを管理するストレージ・システムを追加する場合は、資産、容量、および構成のメタデータを収集するスケジュールを構成します。 IBM Storage Scale 4.1.1 以降では、ノードおよびファイルのパフォーマンス メタデータを収集するように構成されている場合、パフォーマンス メタデータを収集するスケジュールを構成できます。
- シャーシをモニター対象として追加すると、関連するファブリックとスイッチの構成および状況のメタデータが自動的に収集されます。 デフォルトでは、構成および状況のメタデータは 24 時間ごとに収集され、パフォーマンス・メタデータは 5 分ごとに収集されます。 構成または状況が変更されたときには、イベント・データもスイッチから受信されるため、スイッチの現在の状態および正常性をモニターすることができます。
- vCenter Server を監視用に追加すると、その管理対象ホストおよび仮想マシンの構成およびステータス メタデータが自動的に収集されます。 デフォルトでは、構成および状況のメタデータは 24 時間ごとに収集され、パフォーマンス・メタデータは 5 分ごとに収集されます。
デバイスの状況のメタデータ収集を確認するには、以下の手順を実行します。
デバイス | 手順 |
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ブロック・ストレージ (構成、容量、およびパフォーマンス) |
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ファイル・ストレージとオブジェクト・ストレージ (構成、容量、および状況) |
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IBM Storage スケール (パフォーマンス) |
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スイッチ (構成、容量、状況、およびパフォーマンス) |
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ホスト |
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ブロック・ストレージ、スイッチ、およびホストの場合、「データ収集」列の値は、「プローブ状況」および「パフォーマンス・モニター状況」の値の集約です。 「データ収集」列の状況が「実行中」として表示されるのは、「プローブ状況」の構成および容量の収集状況が「成功」であり、「パフォーマンス・モニター状況」が「実行中」である場合のみです。 「データ収集」状況が「実行中」以外である場合は、「プローブ状況」および「パフォーマンス・モニター状況」の列を調べて、実際の問題を見つけてください。