ファイル削除 (DLTF)

ファイル削除(DLTF)コマンドは,システムから1つ以上のファイルを削除します。

データベース(物理または論理ファイル)が削除される場合には,ファイルに入っているすべてのメンバーも削除されます。物理ファイルを削除できるのは,論理ファイルがそれに対応していない場合だけです。システム間通信機能(ICF)ファイルが削除される場合には,そのファイルに含まれるすべてのプログラム装置項目も削除されます。削除中のファイルがプログラムによって使用されている(ファイルがオープンされている)場合には,そのファイルは削除されません。

総称名による削除操作は,削除に適格でその総称名をもつすべてのファイルを削除します。削除できないファイルについては,診断メッセージが送信されます。次の理由により,ファイルが削除に不適格となる場合があります。

制約事項:

パラメーター

キーワード 記述 選択項目 ノーツ
FILE ファイル 修飾オブジェクト名 必須, 定位置 1
修飾子 1: ファイル 総称名, 名前
修飾子 2: ライブラリー 名前, *LIBL, *CURLIB, *USRLIBL, *ALL, *ALLUSR
SYSTEM システム *LCL, *RMT, *FILETYPE オプショナル
RMVCST 制約の除去 *RESTRICT, *REMOVE, *KEEP オプショナル

ファイル (FILE)

これは必須パラメーターです。

削除する1つ以上のファイルを指定します。特定のファイル名または総称ファイル名を指定することができます。

参照制約の親または従属ファイルとして定義済みまたは確立済みのファイルが削除される可能性があります。削除されるファイルが従属ファイルの場合には,次の項目も除去されます。

削除されるファイルが親ファイルの場合には,除去される制約関係を指定するために制約の除去 (RMVCST)パラメーターが使用されます。

修飾子1: ファイル

総称名
削除するファイルの総称名を指定します。総称名は,1つ以上の文字とその後にアスタリスク(*)が続く文字ストリングで指定できます。
名前
削除するファイルの名前を指定してください。

修飾子2: ライブラリー

*LIBL
最初に一致するものが見つかるまで,現行スレッドのライブラリー・リスト内のすべてのライブラリーが検索されます。
*CURLIB
ジョブの現行ライブラリーが検索されます。ライブラリー・リストに現行ライブラリーが存在しない場合には,ライブラリーQGPLが検索されます。
*USRLIBL
現行ライブラリー項目が現行スレッドのライブラリー・リストに存在する場合には,現行ライブラリーおよびライブラリー・リストのユーザー部分にあるライブラリーが検索されます。現行ライブラリー項目がない場合には,ライブラリー・リストのユーザー部分にあるライブラリーが検索されます。
*ALL
システムにあるすべてのライブラリー(QSYSを含む)が検索されます。オブジェクト名が指定されている(総称名ではなく)場合には,その名前で見つかった最初のオブジェクトが削除されます。
*ALLUSR
すべてのユーザー・ライブラリーが検索されます。次のものを除き,英字Qで始まらない名前のすべてのライブラリーが検索されます。

#CGULIB     #DSULIB     #SEULIB
#COBLIB     #RPGLIB
#DFULIB     #SDALIB

次のQXXXライブラリーは弊社提供のものですが,一般的に,これらにはよく変更されるユーザー・データが入ります。したがって,これらのライブラリーは「ユーザー・ライブラリー」と見なされ,検索されます。

QDSNX       QRCLXXXXX   QUSRDIRDB   QUSRVI
QGPL        QSRVAGT     QUSRIJS     QUSRVXRXMX
QGPL38      QSYS2       QUSRINFSKR
QMGTC       QSYS2XXXXX  QUSRNOTES
QMGTC2      QS36F       QUSROND
QMPGDATA    QUSER38     QUSRPOSGS
QMQMDATA    QUSRADSM    QUSRPOSSA
QMQMPROC    QUSRBRM     QUSRPYMSVR
QPFRDATA    QUSRDIRCF   QUSRRDARS
QRCL        QUSRDIRCL   QUSRSYS

  1. 'XXXXX'は1次補助記憶域プール(ASP)の番号です。
  2. 前のリリースのCLプログラム内でコンパイルされるユーザー・コマンドを入れるために,弊社がサポートする前の各リリース用にQUSRVXRXMXの形式の別のライブラリー名を作成することができます。QUSRVXRXMXユーザー・ライブラリーのVXRXMXは弊社が引き続きサポートしている前のリリースのバージョン,リリース,およびモディフィケーション・レベルです。

システム (SYSTEM)

ファイルをローカル・システムから削除するかあるいはリモート・システムから削除するか,そのいずれかを指定します。

*LCL
ファイルはローカル・システムから削除されます。
*RMT
ファイルはリモート・システムから削除されます。ファイル (FILE)パラメーターにDDMファイルを指定しなければなりません。DDMファイルは,削除されるファイルを識別し,リモート・システムも識別します。
*FILETYPE
FILEパラメーターにDDMファイルが指定されていない場合には,ローカル・システムからファイルが削除されます。FILEパラメーターにDDMファイルが指定されている場合には,リモート・システムからDDMファイルのリモート・ファイルIDが削除されます。

制約の除去 (RMVCST)

参照制約の親ファイルを削除する時に,従属ファイルの関連セット中で除去される制約関係の数を指定します。

*RESTRICT
制約関係が親ファイルと従属ファイルの間で定義済みまたは確立済みの場合には,親ファイルは削除されず,制約関係は除去されません。従属ファイルの外部キーのアクセス・パスも外部キーも除去されません。
*REMOVE
親ファイルと従属ファイルの間の制約関係は除去されます。従属ファイルの対応する外部キーのアクセス・パス(存在し,共用されていない場合)および外部キーは除去されます。
*KEEP
制約関係はもう確立されていませんが,制約定義は除去されません。従属ファイルの外部キーのアクセス・パスも外部キーも除去されません。

1: 特定のファイルの削除

DLTF   FILE(BILLING/ORDERS)

このコマンドは,ライブラリーBILLINGのORDERSという名前のファイルを削除します。このファイルは,BILLINGライブラリーで検索されるだけです。

2: 参照制約の親ファイルの削除

DLTF   FILE(BILLING/QUERIES)  RMVCST(*KEEP)

このコマンドは,ライブラリーBILLINGのQUERIESという名前のファイルを削除します。QUERIESファイルは参照制約の親ファイルであるために,設定された参照制約は除去されますが,制約の定義は除去されません。

エラー・メッセージ

*ESCAPE メッセージ

CPF0601
&2のファイル&1に対する操作は許可されていない。
CPF0605
&2の装置ファイル&1は,記憶域を解放して保管された。
CPF0607
ファイルが別のジョブによって削除された。
CPF0610
&2のファイル&1が使用可能でない。
CPF0675
&2の装置ファイル&1が使用中である。
CPF2105
&2に,タイプ*&3のオブジェクト&1が見つからない。
CPF2110
ライブラリー&1が見つかりません。
CPF2114
&2のオブジェクト&1タイプ*&3を割り振ることができない。
CPF2117
タイプ*&3の&4個のオブジェクトが削除され,&5個のオブジェクトが削除されなかった。
CPF2125
オブジェクトは削除されなかった。
CPF2182
ライブラリー&1は認可されていない。
CPF2189
&2のオブジェクト&1タイプ*&3に対する権限がありません。
CPF2190
リモート削除または名前変更要求を行うことはできない。
CPF320B
データベース・ファイル&1に対して操作が正しくない。
CPF3202
ライブラリー&2のファイル&1は使用中である。
CPF3203
&2のファイル&1のオブジェクトを割り振ることができない。
CPF3219
&2のファイル&1のファイルまたはメンバーを削除することができない。
CPF3220
&2のファイル&1に対して操作を実行することはできない。
CPF323C
QRECOVERYライブラリーを割り振ることができなかった。
CPF324B
ファイル&1にディクショナリーを割り振ることができない。
CPF3252
マシン・ロックの最大数を超えた。
CPF326A
ライブラリー&2のファイル&1の操作が正常に行われていない。
CPF327F
ライブラリー&2のファイル&1の操作が正常に行われていない。
CPF3273
ファイルまたはメンバーは,作成,削除または変更されなかった。