TCP/IP経路の変更 (CHGTCPRTE)
| 実行可能場所: すべての環境 (*ALL) スレッド・セーフ: いいえ |
パラメーター 例 エラー・メッセージ |
TCP/IP経路の変更 (CHGTCPRTE)コマンドは,伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル(TCP/IP)構成の中の既存の経路を変更するために使用されます。
5つのパラメーターでIPV4経路を固有に定義します。これらの値は経路の宛先(RTEDEST),サブネット・マスク(SUBNETMASK),サービスのタイプ(TOS),経路上のネクスト・システムのIPV4アドレス(NEXTHOP),および優先バインド・インターフェース(BINDIFC)です。省略時の経路および省略時のマルチキャスト経路(*DFTROUTEおよび*DFTMCAST)の場合には,SUBNETMASKが常に*NONEであるので,NEXTHOP, TOS,およびBINDIFCの値が固有に経路を定義します。
4つのパラメーターでIPV6経路を固有に定義します。これらの値は,経路の宛先(RTEDEST),アドレスの接頭部の長さ(ADRPFXLEN),経路上のネクスト・システムのIPV6アドレス(NEXTHOP),およびバインド回線記述(BINDLIND) です。
制約事項:
- このコマンドを実行するには,入出力システム構成(*IOSYSCFG)特殊権限が必要です。
- 既存の経路では,MTU値,重複経路優先順位,およびテキスト記述という3つのパラメーターのみを変更できます。経路が使用中の場合には,MTU値または重複経路優先順位を変更することはできません。
- 既存のRSI項目に達する必要のある経路を変更しようとしても正常に変更されません。
| 上 |
パラメーター
| キーワード | 記述 | 選択項目 | ノーツ |
|---|---|---|---|
| RTEDEST | 経路宛先 | 文字値, *DFTROUTE, *DFTMCAST, *DFT6ROUTE, *DFT6MCAST | 必須, キー, 定位置 1 |
| SUBNETMASK | サブネット・マスク | 文字値, *NONE, *HOST | オプショナル, キー, 定位置 2 |
| TOS | TYPE OF SERVICE | *MINDELAY, *MAXTHRPUT, *MAXRLB, *MINCOST, *NORMAL | オプショナル, キー, 定位置 3 |
| NEXTHOP | ネクスト・ホップ | 文字値 | オプショナル, キー |
| ADRPFXLEN | アドレス接頭部の長さ | 1-128, 64, *HOST, *NONE | オプショナル, キー |
| BINDIFC | 優先バインド・インターフェース | 文字値, *NONE | オプショナル, キー |
| BINDLIND | 回線記述のバインド | 要素リスト | オプショナル, キー |
| 要素 1: 回線記述のバインド | 名前 | ||
| 要素 2: 仮想LAN ID | 1-4094, *NONE | ||
| MTU | 最大送信単位 | 576-16388, *SAME, *IFC | オプショナル |
| METRIC | 経路メトリック | 1-16, *SAME | オプショナル |
| REDST | 経路再配分 | *SAME, *YES, *NO | オプショナル |
| DUPRTEPTY | 重複経路優先順位 | 1-10, *SAME, *HIGH, *MEDIUM, *LOW | オプショナル |
| TEXT | テキスト'記述' | 文字値, *SAME, *BLANK | オプショナル |
| 上 |
経路宛先 (RTEDEST)
変更する経路の宛先を指定します。
IPV4経路の場合,IPアドレスを構成する4バイトすべてを指定しなければなりません(バイトのいくつかは0でも可)。例えば,9.5.11サブネットワーク上のすべてのホストへの経路は,経路宛先に9.5.11.0を入力することによって識別されます。サブネット・マスク,TYPE OF SERVICE値,およびネクスト・ホップと組み合わせて使用すると,経路宛先はネットワークまたはシステムへの経路を固有に識別します。
IPV6経路の場合,16バイトのIPV6アドレス全体を指定し,RTEDESTフィールドの接尾部部分をゼロにする必要があります。例えば,RTEDEST値が:5678::で,アドレスの接頭部の長さ(ADRPFXLEN)が32というのは有効な組み合わせですが, RTEDEST値 1234:5678:8000::で,ADRPFXLENが32というのは有効な組み合わせではありません。
これは必須パラメーターです。
- *DFTROUTE
- 省略時のIPV4経路が変更されることを指定します。省略時の経路は,特定の経路が定義されていないリモート宛先にデータを送信するために,システムによって使用されます。省略時の経路指定は,次のホップ・ゲートウェイが使用可能であるかどうかおよびサービスのタイプ(TOS)に基づいて使用されます。アプリケーションが特定のTOSを要求する場合には,使用される省略時の経路のTOSが要求されたTOSと一致しなければなりません。要求されたTOSと一致する省略時の経路が見つからない場合には,TOSが*NORMALである最初に使用可能な省略時の経路が使用されます。
- *DFTMCAST
- 変更しようとしている静的IPV4経路が省略時のマルチキャスト経路であることを示すには,*DFTMCAST特殊値を使用してください。省略時のマルチキャスト経路は,データをマルチキャスト宛先アドレスに送信するが,特定の発信インターフェースが指定されていない場合に,アプリケーションによって使用されます。
注: RTEDEST(*DFTMCAST)を指定した時には,SUBNETMASK(*NONE)も指定しなければならず,NEXTHOPパラメーターはローカルTCP/IPインターフェース(このシステム上)でなければなりません。
- *DFT6ROUTE
- 省略時のIPV6経路が変更されることを指定します。省略時のIPV6経路は,特定の経路が定義されていないリモートIPV6宛先にデータを送信するために,システムによって使用されます。*DFT6ROUTEを指定する場合,ADRPFXLENに*NONEを指定する必要があります。
- *DFT6MCAST
- 省略時のIPV6マルチキャスト経路が変更されることを指定します。省略時のIPV6マルチキャスト経路は,データをIPV6マルチキャスト宛先アドレスに送信するが,特定の発信物理インターフェースが指定されていない場合に,アプリケーションによって使用されます。*DFT6MCASTを指定する場合,ADRPFXLENに*NONEを指定する必要があります。
- 文字値
- 変更される経路宛先を指定してください。IPV4経路の場合,経路宛先は,クラスAではNNN.0.0.0,クラスBではNNN.NNN.0.0,クラスCではNNN.NNN.NNN.0,任意の組み合わせではNNN.NNN.NNN.NNNの形式で指定することができます。ここでNNNは0から255の範囲の10進数です。
これらの任意の組み合わせとは,すべての9.5.X.XアドレスがクラスAネットワーク・アドレスであっても,9.5サブネット上のホストに9.5.0.0などのリモート経路宛先を指定できることを意味しています。
例外:
- 最初のバイト(オクテット)は0より大きく,255より小さくなければなりません。
- 最後のバイト(オクテット)を255と等しくすることはできません。
- SUBNETMASKの値として*HOSTが指定されている場合には,最後のバイト(オクテット)を0と等しくすることはできません。
- ブロードキャスト・アドレスへの経路指定は許されません。
IPV6経路の場合,経路宛先は,X:X:X:X:X:X:X:Xの形式で指定することができます。ここでXは0からX'FFFF'の範囲の16進数です。「::」は,1つまたは複数のゼロの16ビット・グループを示すために経路宛先で1回使用できます。「::」は,経路宛先で先行ゼロ,組み込みゼロ,または後続ゼロを圧縮するために使用できます。経路宛先の接尾部部分にはゼロが必要です。
| 上 |
サブネット・マスク (SUBNETMASK)
経路宛先(RTEDEST)に指定された値のどのビットがIPアドレスのネットワークおよびサブネット部分を構成するかをTCP/IPに対して識別するビット・マスクを指定します。RTEDESTアドレスのネットワーク部分およびサブネットワーク部分を定義することによって,サブネット・マスクもRTEDESTアドレスのどのビットがホスト部分を構成するかを定義します。
マスクは,特定のサブネットワークを判別するためにIPアドレスと論理AND結合した32ビットの組み合わせです。値1に設定されたマスクのビットは,アドレスのネットワークおよびサブネットワーク部分を決定します。値ゼロ(0)に設定されたビットは,アドレスのホスト部分を決定します。
RTEDESTがIPV6アドレスである場合は,SUBNETMASKは無視されます。
- *NONE
- サブネット・マスクは使用されません。省略時の経路を指定すると,サブネット・マスクは使用されません。例えば,RTEDEST(*DFTMCAST)またはRTEDEST(*DFTROUTE)を指定する場合には,SUBNETMASK(*NONE)も指定しなければなりません。
- *HOST
- 経路宛先フィールドに指定されたIPアドレス値はホスト・アドレスです。サブネット・マスクの値は,255.255.255.255となるように計算されます。
- 文字値
- サブネット・フィールドのマスクを指定してください。IPアドレスはNNN.NNN.NNN.NNNの形式です。ここでNNNは0から255の範囲の10進数です。例えば,宛先経路のIPアドレス値129.35.192.0はクラスBのサブネットワークを識別します。そのアドレスのネットワークID部分は129.35です。アドレスの特定のクラスのネットワーク部分に関連したサブネット・マスクの部分は255でなければなりません。したがって,サブネット・マスクの上位2バイトは255.255と等しくなければなりません。この例のサブネット・マスクは,3番目のオクテットがIPアドレスのサブネットワークID部分として使用されている場合には,255.255.192.0とすることができます。
| 上 |
TYPE OF SERVICE (TOS)
使用するTYPE OF SERVICEを指定します。TYPE OF SERVICEは,インターネット・ホストおよびルーターがスループット,遅延,信頼性,およびコストの間で行うトレードオフを定義します。
RTEDESTがIPV6アドレスである場合は,TOSは無視されます。
- *NORMAL
- データの転送に通常のサービスが使用されます。
- *MINDELAY
- 遅延の最小化は,この接続ではデータのプロンプト配信が重要であることを意味します。
- *MAXTHRPUT
- スループット最大化は,この接続でデータに対する高いデータ速度が重要であることを意味します。
- *MAXRLB
- 信頼性最大化は,この接続でデータに対する配布を確実にするための高水準の取り組みが重要であることを意味します。
- *MINCOST
- 金銭上のコストの最小化は,この接続ではデータのコストの低下が重要であることを意味します。
| 上 |
ネクスト・ホップ (NEXTHOP)
経路上のネクスト・システム(ゲートウェイ)のIPアドレスを指定します。
注: RTEDESTでIPV4アドレスを指定する場合は,NEXTHOPにIPV4アドレスを指定する必要があります。RTEDESTでIPV6アドレスを指定する場合は,NEXTHOPにIPV6アドレスを指定する必要があります。
- 文字値
- IPアドレスを指定してください。
IPV4 IPアドレスは,NNN.NNN.NNN.NNNの形式で指定され,NNNは0から255までの範囲の10進数です。IPV4インターネット・アドレスは,そのアドレスのネットワークID部分またはホストID部分の値がすべて2進数の1またはすべて2進数の0の場合には,正しくありません。
IPV6 IPアドレスは,X:X:X:X:X:X:X:Xの形式で指定することができます。ここでXは0からX'FFFF'の範囲の16進数です。IPV6アドレス中で「::」を1回使用して,すべてゼロの16個のビットからなる1つ以上のグループを示すことができます。「::」は,アドレスの先行ゼロ,組み込みゼロ,または後続ゼロを圧縮するために使用できます。
:: (ヌルのIPV6アドレス), ::1 (IPV6ループバック),およびFF (IPV6マルチキャスト・アドレス)で始まるアドレスは使用できません。
コマンド入力行からIPアドレスを入力する場合には,そのアドレスをアポストロフィで囲まなければなりません。
| 上 |
アドレス接頭部の長さ (ADRPFXLEN)
RTEDESTパラメーターのIPV6アドレスの接頭部の長さ(ビット単位)を指定します。アドレスの接頭部の長さは,IPV6アドレスの左側でサブネット接頭部となっている部分の量を指定します。このパラメーターが適用されるのは,RTEDESTがIPV6アドレスである場合だけです。
- 64
- 大半のIPV6ネットワークは64ビットのインターフェースID (アドレス接尾部)をもっているので,省略時の値は64です。
- *HOST
- RTEDESTフィールドは,特定のホスト・システムのIPV6アドレスを指定します。*HOSTは,値128に相当します。
- *NONE
- アドレスの接頭部の長さは指定されません。
- 1-128
- RTEDEST IPV6アドレスの左側でサブネット接頭部となっている部分の量を指定します。
| 上 |
優先バインド・インターフェース (BINDIFC)
この経路がバインドされているIPインターフェースを指定します。
RTEDESTがIPV6アドレスである場合は,BINDIFCは無視されます。
- *NONE
- この経路に対して特定のIPインターフェースがバインドされていません。NEXTHOPおよびSUBNETMASKパラメーターによって定義されたネットワーク上の最初の活動状態のIPインターフェースが使用されます。これが省略時の値です。
- 文字値
- この経路がバインドされているインターフェースのIPアドレスを入力してください。
| 上 |
回線記述のバインド (BINDLIND)
この経路がバインドされている回線記述(LIND)オブジェクトを指定します。この値は,IPV6経路の場合に指定する必要がありますが,IPV4経路の場合は無視されます。
要素1: 回線記述のバインド
- 名前
- 回線記述の名前を指定してください。回線記述は,イーサネット回線に対応するものでなければならず,これを使用するIPV6インターフェースが少なくとも1つ事前に存在している必要があります。
要素2: 仮想LAN ID関連付けられた回線の仮想LAN IDを指定します。これは,IEEE標準802.1Qに従って,この経路がバインドされる仮想LANを識別します。このパラメーターは,802.1Q標準をサポートするイーサネット・アダプター用に構成された回線に対してのみ有効です。
- *NONE
- バインディング回線は,仮想LANの一部ではありません。
- 1-4094
- 関連付けられた回線の仮想LAN IDを指定してください。
| 上 |
最大送信単位 (MTU)
この経路を介して送信できるIPデータグラムの最大サイズ(バイト数)を指定します。データグラムはインターネット・ネットワークを通じて渡される情報の基本単位です。IPV4の場合,すべての最大送信単位値の最小サイズは576バイトです。IPV6インターフェースの場合,この最小値は1280バイトです。
- *SAME
- 値は変更されません。
- *IFC
- IPV4の場合,最大送信単位(MTU)は,この経路と関連したインターフェースのMTUです。IPV6の場合,MTUは,経路に関連したバインド回線記述(BINDLIND)の最大フレーム・サイズです。
- 576から16388
- 最大送信単位の値をバイト数で指定してください。この経路に指定できる最大MTUは,そのネットワークへの物理接続のタイプによって異なります。次のテーブル(リスト)は,回線のタイプに応じて指定できる最大MTUの値をリストしたものです。
- X.25
- 4096
- トークンリング(4メガ)
- 4060
- トークンリング(16メガ)
- 16388
- ETHERNET, 802.3
- 8992
- ETHERNET,バージョン2
- 9000
- DDI
- 4352
- フレーム・リレー
- 8177
- 無線802.3
- 1492
- 無線バージョン2
- 1500
- 平衡型(TDLC)
- 4105
注:
- TCP/IPは,送信するデータグラムのサイズを計算するために経路のMTU値を使用します。パスMTUディスカバリーを使用する場合には,MTU(*IFC)を指定してください。これにより,TCP/IPサポートはこの経路に対して最も効果的なMTUを計算することができます。パスMTUディスカバリーを使用しない場合で,この経路のパス全体を通じてホスト・システムによって使用される最小のMTUが判らない場合には,576 (IPV4経路の場合)または1280 (IPV6経路の場合)を使用します。
- 経路のMTUは,NEXTHOPの値がアクセスされているインターフェースのMTUを超えることはできません。インターフェースのMTU値が*LINDと指定されている場合には,そのインターフェースのMTU値は回線記述から取られます。経路のMTU値が*IFCと指定されていて,インターフェースのMTU値が*LINDと指定されている場合には,両方の値が回線記述から取られます。
- 経路に使用される実際のMTU値は, インターフェース の活動化の間に分析解決されます。この値は,経路に指定されたMTU値または経路によって使用される関連インターフェースから判別されたMTU値のいずれかの最小値です。
| 上 |
経路メトリック (METRIC)
この経路に経路指定距離「原価」値を割り当てることができます。経路指定の経路距離原価値は,経路が望ましいかどうかを判断する際の1つの要素です。経路距離値の範囲は1から16です。メトリック値の1は近接(1つのルーター・ホップ)であり,したがって望ましいものです。メトリック値(距離)が増すにつれ,望ましさは減少します。16というメトリック値は,到達不能(無限の距離)と見なされます。
宛先に対する実際のホップ数より高い経路距離値を指定することによって,経路指定テーブルからこの経路が選択されないようにし,この経路でのトラフィックを減らすことができます。
RTEDESTがIPV6アドレスである場合は,METRICは無視されます。
- *SAME
- 値は変更されません。
- 1から16
- 使用する距離値を指定してください。
| 上 |
経路再配分 (REDST)
この静的経路情報が他のルーターと共用されるかどうかを指定します。*NOを指定することによって,この経路のトラフィックを減らすことができます。
RTEDESTがIPV6アドレスである場合は,REDSTは無視されます。
- *SAME
- 値は変更されません。
- *NO
- この経路が表示されないか,あるいは他のルーターと共用されません。
- *YES
- この経路は,要求するどのルーターにも表示されます。
注: REDST(*YES)は,STATICというRIPV1指定に似ています。REDST(*NO)は,PASSIVEというRIPV1指定に似ています。
| 上 |
重複経路優先順位 (DUPRTEPTY)
この静的経路の重複経路優先順位を指定してください。この値は,経路宛先,サブネット・マスク,およびサービス・タイプ(IPV4経路の場合)または経路宛先とアドレスの接頭部の長さ(IPV6の場合)に同じ値をもつ複数の経路が1次経路選択基準を満たすときに選択される経路を決定します。重複経路優先順位(DUPRTEPTY)が高い経路は,低い経路より前に使用されます。このパラメーターに使用できる値は1(最低の優先順位)から10(最高の優先順位)です。
- *SAME
- 値は変更されません。
- *HIGH
- 高優先順位を指定します。*HIGHは値10に相当します。
- *MEDIUM
- 中優先順位を指定します。*MEDIUMは値5に相当します。
- *LOW
- 低優先順位を指定します。*LOWは値1に相当します。
- 1から10
- 使用する重複経路優先順位の値を指定します。
注: IPV4経路には,10個の異なる優先順位の値があります。IPV6経路の場合,*HIGH, *MEDIUM,および*LOWの3つのみです。IPV6経路の場合,DUPRTEPTYに1, 2,または3を指定すると,その経路は*LOWの優先順位をもちます。DUPRTEPTYに4, 5,または6を指定すると,IPV6経路は*MEDIUMの優先順位をもちます。DUPRTEPTYに7, 8, 9,または10の値を指定すると,IPV6経路は*HIGHの優先順位をもちます。
| 上 |
テキスト'記述' (TEXT)
経路を簡単に説明するテキストを指定します。
- *SAME
- 値は変更されません。
- *BLANK
- テキストは指定されません。
- 文字値
- 50文字を超えないテキストを,アポストロフィで囲んで指定してください。
| 上 |
例
例1:経路の変更
CHGTCPRTE RTEDEST('132.65.0.0') SUBNETMASK('255.255.0.0')
TOS(*MINDELAY) NEXTHOP('132.65.34.98') MTU(1024)
このコマンドは,サブネット・マスクの255.255.0.0およびTYPE OF SERVICE (TOS) *MINDELAYをもつ宛先132.65.0.0によって識別された経路を変更します。この変更は最大伝送単位(MTU)の1024を使用するためのものです。
例2:省略時のIPV4経路の変更
CHGTCPRTE RTEDEST(*DFTROUTE) SUBNETMASK(*NONE) TOS(*NORMAL)
NEXTHOP('186.49.126.108') MTU(1024)
このコマンドは,ネクスト・ホップ値186.49.126.108で識別された省略時経路をMTU値の1024が使用されるように変更します。
例3: IPV6経路の変更
CHGTCPRTE RTEDEST('1234:5678::') ADRPFXLEN(32) BINDLIND(ETHLINE)
NEXTHOP('AAAA::BBBB') DUPRTEPTY(*HIGH)
TEXT('HIGH PRIORITY ROUTE')
このコマンドは,経路宛先1234:5678::,アドレスの接頭部の長さ32,バインド回線記述ETHLINE,およびネクスト・ホップAAAA::BBBBによって識別された経路を変更します。重複経路優先順位は*HIGHに変更され,テキスト記述は「HIGH PRIORITY ROUTE」に変更されます。
例4:省略時のIPV6経路の変更
CHGTCPRTE RTEDEST(*DFT6ROUTE) ADRPFXLEN(*NONE) BINDLIND(ETHLINE2 75)
NEXTHOP('AAAA::CCCC') MTU(1280)
このコマンドは,経路宛先*DFT6ROUTE,アドレスの接頭部の長さ*NONE,仮想LAN 75のバインド回線記述ETHLINE2,およびネクスト・ホップAAAA::CCCCによって識別された経路を変更します。MTU値は1280に変更されます。
| 上 |
エラー・メッセージ
*ESCAPE メッセージ
- TCP1D03
- &1メンバーのレコード長が正しくない。
- TCP1D04
- &2/&3のメンバー&1の処理でエラーが起こった。
- TCP1901
- IPアドレス&2が正しくない。
- TCP1902
- IPアドレス&1が正しくない。
- TCP1908
- IPアドレス&1が正しくない。
- TCP261C
- 処理は正常に完了した。
- TCP2658
- &2 &1は変更されなかった。
- TCP8050
- &1を使用するには*IOSYSCFG権限が必要である。
- TCP9509
- 回線&1が見つからなかった。
- TCP9999
- プログラム&1でシステムの内部エラーが起こった。
| 上 |