システム・ハングの管理
システム・ハングの管理を使用すると、アプリケーションの可用性を向上させながら、主幹業務のアプリケーションを連続して実行することができます。 システム・ハングが検出されると、システム管理者は、起こり得る問題に対する警報を受け取るので、root としてログインするか、システムをリブートして問題を解決することができます。
shconf コマンド
shconf コマンドは、 「システム・ハングの検出」 が有効になっている場合に呼び出されます。 shconf は、どのイベントを調査するのか、そのようなイベントが発生したときにどのようなアクションを取るのかを構成します。 以下の任意のアクション、つまり、検査の優先順位、同等あるいはより低い優先順位のプロセスまたは スレッドが実行されていない間のタイムアウト、警告アクションのための端末装置デバイス、および getty コマンド・アクションについて指定することができます。
- errlog ファイルにエラー・ログを記録する
- システム・コンソール (英数字コンソール) または指定した TTY に警告メッセージを表示する
- システムをリブートする
- ユーザーが root としてログインし、コマンドを起動できるようにする特殊な getty を与える
- コマンドを起動する
「Launch a command (コマンドの起動)」および「Give a special getty (特殊な getty を提供)」オプションの場合、システム・ハングが検出されると、特殊な getty コマンドまたは指定されたコマンドが最高優先順位で起動します。 特殊な getty コマンドは、優先順位 0で実行中の getty のリカバリーであるという警告メッセージを出力します。 以下の表は、優先順位によるハング検出のためのさまざまなアクションと関連するデフォルト・パラメーターを示しています。 検出のタイプ当たり 1 つの アクションしか使用可能にできません。
| オプション | 使用可能性 | Priority | タイムアウト (秒) |
|---|---|---|---|
| errlog ファイルにエラー・ログを記録する | disabled | 60 | 120 |
| 警告メッセージを表示する | disabled | 60 | 120 |
| リカバリー getty を提供する | 有効 | 60 | 120 |
| コマンドを起動する | disabled | 60 | 120 |
| システムをリブートする | disabled | 39 | 300 |
失われた入出力の検出では、タイムアウト値を設定し、次のアクションを使用可能にできます。
| オプション | 使用可能性 |
|---|---|
| 警告メッセージを表示する | disabled |
| システムをリブートする | disabled |
shdaemon デーモン
shdaemon デーモンは、init によって 起動され、0 (ゼロ) の優先順位で実行されるプロセスです。 このデーモンは、構成情報を取り出し、動作構造を開始し、さらにユーザーによって設定された検出時間 を開始することによって、システム・ハングの検出を担当します。