TCP/IP の経路指定に関する問題
宛先ホストに到達できない場合は、以下の状況に対する解決策を検討してください。
- 「
Network Unreachable」というエラー・メッセージが表示された場合は、ゲートウェイ・ホストまでの経路が正しく定義されていることを確認します。 これを検査するには、netstat -r コマンドを使用してカーネル・ルーティング・テーブルを表示します。 - 「
No route to host」というエラー・メッセージが表示された場合は、ローカル・ネットワーク・インターフェースが始動しているかどうかを検査するために、ifconfig interface_name コマンドを実行します。 この出力により、インターフェースが UP 状態になっているかどうかが示されます。 ping コマンドを使用して、ネットワーク上の別のホストへの到達を試行してください。 - 「
Connection timed out」というエラー・メッセージが表示された場合は、次のようにします。- ローカル・ゲートウェイが始動しているかどうかを検査するために、ゲートウェイの名前または IP アドレスを指定して、ping コマンドを実行します。
- ゲートウェイ・ホストまでの経路が正しく定義されていることを確認します。 これを検査するには、netstat -r コマンドを使用してカーネル・ルーティング・テーブルを表示します。
- 通信したい相手側ホストが、こちら側のマシンに戻るためのルーティング・テーブル・エントリーを備えていることを確認します。
- 静的経路指定を使用する場合は、ターゲット・ホストとゲートウェイ・ホストへの経路が定義されていることを確認します。 これを検査するには、netstat
-r コマンドを使用してカーネル・ルーティング・テーブルを表示します。注: 通信先のホストに、マシンへのルーティング・テーブル・エントリーがあることを確認してください。
- 動的経路指定を使用している場合は、netstat -r コマンドを入力して、カーネル・ルーティング・テーブルの中にゲートウェイが正しく指定されていることを検証します。
- ゲートウェイ・ホストが Routing Information Protocol (RIP) と routed デーモンを使用している場合は、ターゲット・ホストまでの静的経路が /etc/gateways ファイルにセットアップされていることを確認します。注: これを行う必要があるのは、ルーティング・デーモンが他のゲートウェイへの照会を介して遠隔ホストへの経路を識別できない場合のみです。
- ゲートウェイ・ホストが RIP と gated デーモンを使用している場合は、ターゲット・ホストまでの静的経路が gated.conf ファイルにセットアップされていることを確認します。
- 動的経路指定と routed デーモンを使用している場合は、次のようにします。
- routed が照会によって経路を識別できない場合 (例えば、ターゲット・ホストが RIP を実行していない場合) は、/etc/gateways ファイルを調べて、ターゲット・ホストまでの経路が定義されていることを検査します。
- ホストへのパケット転送を担当するゲートウェイが RIP を実行して いることを確認します。 そうでない場合は、静的経路を定義する必要があります。
- デバッグ・オプションを使用して routed デーモンを実行し、正しくないパケットの受信などの情報を記録させます。 デーモンをコマンド・ラインから起動するには、次のコマンドを使用します。
startsrc -s routed -a "-d" - routed デーモンを -t フラグ付きで実行します。これにより、送受信されたすべてのパケットが標準出力に書き出されます。 routed を、このモードで実行した場合には、これを始動した端末の制御を受けたままになります。 したがって、制御する端末からの割り込みがあると、このデーモンが強制終了されます。
- 動的経路指定と gated デーモンを使用している場合は、次のようにします。
- /etc/gated.conf ファイルが正しく構成されているかどうかと、正しいプロトコルが実行されていることを検証します。
- 送信元ネットワーク上のゲートウェイが、宛先ネットワーク上のゲートウェイと同じプロトコルを使用していることを確認します。
- 通信先にしようとしている相手側マシンが、こちら側のマシンまでの経路を備えていることを確認します。
- gated.conf ファイル内のゲートウェイ名が、/etc/networks ファイルに指定されているゲートウェイ名に対応していることを検証します。
- RIP プロトコルまたは HELLO プロトコルを使用していて、宛先までの経路を経路照会を介して識別できない場合は、gated.conf ファイルを調べて、ターゲット・ホストまでの経路が定義されていることを検査します。 次の条件下では静的経路を設定してください。
- 宛先ホストが送信元ホストと同じプロトコルを実行していないため、経路指定情報の交換ができない場合。
- 遠くのゲートウェイ (送信元ホストと異なる自律システム上にあるゲートウェイ) からホストへ到達しなければならない場合。 RIP は、同じ自律システム上にあるホスト間でだけ使用できます。
他の方法がすべて失敗してしまう場合は、経路指定デーモン (routed または gated) のトレースをオンにしても構いません。 コマンド・ラインから SRC の traceson コマンドを使用するか、デーモンにシグナルを送信して、さまざまなレベルのトレースを指定してください。 デーモンにシグナルを送信する方法の詳細については、gated デーモンまたは routed デーモンのセクションを参照してください。