csum コマンド

目的

csum コマンドは、指定されたハッシュ・アルゴリズムを使用して、指定されたファイルの メッセージ・ダイジェストを計算します。

構文

CSUM [- 出力ファイル] [-h アルゴリズム] [-a 値] [File1, File2, ... | - ]

csum -i inputfile[-h アルゴリズム]

説明

csum コマンドは、指定されたハッシュ・アルゴリズムを使用して、指定されたファイルの メッセージ・ダイジェストを計算します。 これによって、ファイル保全性を検査するための信頼性の高い手段が 得られます。

csum コマンドは、指定されたファイルにメッセージ・ダイジェストを書き込む ので、後でこのファイルを使用して、ファイル保全性を検査できます。 ファイルは、絶対パス名または相対パス名を 使用して、指定できることに注意してください。

複数の -i-o、または -h フラグを指定して も、エラーとは見なされず、指定されたフラグの最後のインスタンスが使用されます。 ただし、-i -o の両方のフラグを同時に使用するのは、エラーです。

フラグ

項目 説明
- STDIN からの入力を指定します。
-a すべてのファイルに関して、1 つのメッセージ・ダイジェストが生成されるものと 指定します。
-h アルゴリズム csum コマンドがメッセージ・ダイジェストを生成し、-i オプションの使用時にメッセージ・ダイジェスト値を検査する場合に使用する、ハッシュ・アルゴリズムを 指定します。 使用可能なオプションは以下のとおりです。
  • SHA1: 20 バイトのメッセージ・ダイジェストを生成する場合は、SHA-1 アルゴリズムを使用します。
  • MD5: 16 バイトのメッセージ・ダイジェストを生成する場合は、MD5 アルゴリズムを使用します。
注: これらのオプションは大/小文字が区別されます。
この -h オプションが使用されない場合は、 csum コマンドは、デフォルトで、メッセージ・ダイジェストの生成と検査の 両方で、MD5 アルゴリズムを使用します。
-i 入力ファイル -o フラグによって生成され、トラステッド・メッセージ・ダイジェストが入る 入力ファイルを指定します。 csum コマンドは、その入力ファイルに 指定されているファイルのメッセージ・ダイジェスト値を計算し、それらの値が既存のファイルの 実際のメッセージ・ダイジェスト値に一致するか検査します。

入力ファイルの生成に使用される暗号ハッシュ・アルゴリズムを指定する場合は、-h フラグを -i フラグと共に使用する 必要があります。 これが指定されていない場合は、MD5 アルゴリズムが 使用されます。

入力ファイルに指定されているファイルが生成したメッセージ・ダイジェスト値 が、入力ファイルに保管されている値と異なるか、またはファイルが存在しない場合は、そのファイルに関するテストは失敗し、csum コマンドは、入力ファイルに指定されているファイルの処理を続けます。

-o 出力ファイル csum コマンドがメッセージ・ダイジェスト値を書き込むために使用する、出力ファイルを 指定します。 このフラグは、-i フラグと共には 使用できません。 指定されたファイルが既に存在している場合は、それが 上書きされます。

終了状況

コマンドは、次の値を戻します。

項目 説明
0 正常に完了。
>0 エラーが発生しました。

  1. ファイル cars および trucks に関するメッセージ・ダイジェストを計算する 場合は、次のように入力します。
    csum cars trucks
    -h オプションが指定されていないため、 cars ファイルと trucksファイルの MD5 値が計算されます。
    9875DD0B18C15899988F29E9D85346A4E8C3ABB5E1D48FA519135EAB0FE40932 がそれぞれ carstrucksの MD5 値である場合、 csum コマンドは以下を出力します。
    9875DD0B18C15899988F29E9D85346A4        cars
    E8C3ABB5E1D48FA519135EAB0FE40932        trucks
  2. ファイル名が file で始まっているすべてのファイルに関する メッセージ・ダイジェストを計算し、mdvalues と呼ばれるファイルに出力を保管する 場合は、次のように入力します。
     csum -o mdvalues file*
    csum コマンドが実行されるディレクトリーにファイル file1file2が含まれている場合、出力ファイル mdvaluesには以下のテキストが含まれます。 および file3 と、これらのファイルの MD5 値は以下のとおりです。
    B026324C6904B2A9CB4B88D6D61C81D1        file1
    26AB0DB90D72E28AD0BA1E22EE510510        file2
    D7FCE9FEE471194AA8B5B6E47267F03         file3
  3. ファイル mdvalues 内のメッセージ・ダイジェストが同じそれらのファイルに関する 現行メッセージ・ダイジェスト値に一致するか検査する場合は、次のように入力します。
    csum -i mdvalues
  4. SHA-1 アルゴリズムを使用して、ファイル user.dat に関する メッセージ・ダイジェストを計算する場合は、次のように入力します。
    csum -h SHA1 user.dat
    user.dat ファイルの SHA-1 値が A77CBB748AC336558AFA1AE7F2B73F3765728E7Bの場合、 csum コマンドは以下を出力します。
    A77CBB748AC336558AFA1AE7F2B73F3765728E7B        user.dat

場所

/usr/bin/csum