csum コマンド
目的
csum コマンドは、指定されたハッシュ・アルゴリズムを使用して、指定されたファイルの メッセージ・ダイジェストを計算します。
構文
CSUM [- 出力ファイル] [-h アルゴリズム] [-a 値] [File1, File2, ... | - ]
csum -i inputfile[-h アルゴリズム]
説明
csum コマンドは、指定されたハッシュ・アルゴリズムを使用して、指定されたファイルの メッセージ・ダイジェストを計算します。 これによって、ファイル保全性を検査するための信頼性の高い手段が 得られます。
csum コマンドは、指定されたファイルにメッセージ・ダイジェストを書き込む ので、後でこのファイルを使用して、ファイル保全性を検査できます。 ファイルは、絶対パス名または相対パス名を 使用して、指定できることに注意してください。
複数の -i、-o、または -h フラグを指定して も、エラーとは見なされず、指定されたフラグの最後のインスタンスが使用されます。 ただし、-i と -o の両方のフラグを同時に使用するのは、エラーです。
フラグ
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| - | STDIN からの入力を指定します。 |
| -a | すべてのファイルに関して、1 つのメッセージ・ダイジェストが生成されるものと 指定します。 |
| -h アルゴリズム | csum コマンドがメッセージ・ダイジェストを生成し、-i
オプションの使用時にメッセージ・ダイジェスト値を検査する場合に使用する、ハッシュ・アルゴリズムを
指定します。 使用可能なオプションは以下のとおりです。
注: これらのオプションは大/小文字が区別されます。 この -h オプションが使用されない場合は、
csum コマンドは、デフォルトで、メッセージ・ダイジェストの生成と検査の
両方で、MD5 アルゴリズムを使用します。 |
| -i 入力ファイル | -o フラグによって生成され、トラステッド・メッセージ・ダイジェストが入る
入力ファイルを指定します。 csum コマンドは、その入力ファイルに
指定されているファイルのメッセージ・ダイジェスト値を計算し、それらの値が既存のファイルの
実際のメッセージ・ダイジェスト値に一致するか検査します。 入力ファイルの生成に使用される暗号ハッシュ・アルゴリズムを指定する場合は、-h フラグを -i フラグと共に使用する 必要があります。 これが指定されていない場合は、MD5 アルゴリズムが 使用されます。 入力ファイルに指定されているファイルが生成したメッセージ・ダイジェスト値 が、入力ファイルに保管されている値と異なるか、またはファイルが存在しない場合は、そのファイルに関するテストは失敗し、csum コマンドは、入力ファイルに指定されているファイルの処理を続けます。 |
| -o 出力ファイル | csum コマンドがメッセージ・ダイジェスト値を書き込むために使用する、出力ファイルを 指定します。 このフラグは、-i フラグと共には 使用できません。 指定されたファイルが既に存在している場合は、それが 上書きされます。 |
終了状況
コマンドは、次の値を戻します。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 0 | 正常に完了。 |
| >0 | エラーが発生しました。 |
例
- ファイル
carsおよびtrucksに関するメッセージ・ダイジェストを計算する 場合は、次のように入力します。
-h オプションが指定されていないため、csum cars truckscarsファイルとtrucksファイルの MD5 値が計算されます。9875DD0B18C15899988F29E9D85346A4とE8C3ABB5E1D48FA519135EAB0FE40932がそれぞれcarsとtrucksの MD5 値である場合、 csum コマンドは以下を出力します。9875DD0B18C15899988F29E9D85346A4 cars E8C3ABB5E1D48FA519135EAB0FE40932 trucks - ファイル名が file で始まっているすべてのファイルに関する
メッセージ・ダイジェストを計算し、
mdvaluesと呼ばれるファイルに出力を保管する 場合は、次のように入力します。
csum コマンドが実行されるディレクトリーにファイルcsum -o mdvalues file*file1、file2が含まれている場合、出力ファイルmdvaluesには以下のテキストが含まれます。 およびfile3と、これらのファイルの MD5 値は以下のとおりです。B026324C6904B2A9CB4B88D6D61C81D1 file1 26AB0DB90D72E28AD0BA1E22EE510510 file2 D7FCE9FEE471194AA8B5B6E47267F03 file3 - ファイル
mdvalues内のメッセージ・ダイジェストが同じそれらのファイルに関する 現行メッセージ・ダイジェスト値に一致するか検査する場合は、次のように入力します。csum -i mdvalues - SHA-1 アルゴリズムを使用して、ファイル user.dat に関する
メッセージ・ダイジェストを計算する場合は、次のように入力します。
user.dat ファイルの SHA-1 値がcsum -h SHA1 user.datA77CBB748AC336558AFA1AE7F2B73F3765728E7Bの場合、 csum コマンドは以下を出力します。A77CBB748AC336558AFA1AE7F2B73F3765728E7B user.dat
場所
/usr/bin/csum