フォワーダーの構成

フォワーダー・サーバーを構成するには、以下の手順を使用します。 一連のファイルを編集してから、SMIT またはコマンド・ラインを使用して named デーモンを始動します。

  1. /etc/named.conf ファイルを編集します。
    /etc ディレクトリーの中に named.conf ファイルがない場合は、/usr/samples/tcpip/named.conf というサンプル・ファイルを /etc ディレクトリーにコピーし編集します。 詳細および conf ファイルの詳細な例については、ファイル参照『named.conf File Format for TCP/IP』を参照してください。
    • /etc/named.conf ファイルの options スタンザの中に、転送された要求を受信するネーム・サーバーの IP アドレスをリストした forwarders 行を指定してください。 例:
      options {
          ...
          directory "/usr/local/domain";
          forwarders { 192.100.61.1; 129.35.128.222; };
          ...
      };
    • ループバック・ゾーンを指定します。 例:
      zone "0.0.127.in-addr.arpa" in {
          type master;
          file "named.abc.local";
      };
    • ヒント・ゾーンを指定します。 例:
      zone "." IN {
          type hint;
          file "named.ca";
      };
  2. /usr/local/domain/named.ca ファイルを編集します。 詳細およびキャッシュ・ファイルの詳細な例については、ファイル参照 の『DOMAIN Cache File Format for TCP/IP』を参照してください。

    このファイルには、そのネットワークのルート・ドメインに対する権限があるネーム・サーバーのアドレスが入っています。 例えば、次のとおりです。

    ; root name servers.
    .          IN    NS    relay.century.com.
    relay.century.com.   3600000    IN    A     129.114.1.2
    注: このファイル内のすべての行は、標準リソース・レコード・フォーマットになっていなければなりません。
  3. /usr/local/domain/named.abc.local ファイルを編集します。
    詳細およびローカル・データ・ファイルの詳細なについては、ファイル参照 の『DOMAIN Local Data File Format for TCP/IP』を参照してください。
    1. ゾーンの権限の開始 (SOA) とデフォルトの存続時間に関する情報を指定します。 例えば、次のとおりです。
      $TTL 3h    ;3 hour
      
      @ IN SOA venus.abc.aus.century.com. gail.zeus.abc.aus.century.com.  (
      
                                 1       ;serial
                                 3600    ;refresh
                                 600     ;retry
                                 3600000 ;expire
                                 86400   ;negative caching TTL
      )
    2. ネーム・サーバー (NS) レコードを指定します。 例えば、次のとおりです。
      <tab>	IN    NS     venus.abc.aus.century.com.
    3. ポインター (PTR) レコードを指定します。
      1      IN    PTR    localhost.
      注: このファイル内のすべての行は、標準リソース・レコード・フォーマットになっていなければなりません。
  4. 次のコマンドを入力して /etc/resolv.conf ファイルを作成します。
    touch /etc/resolv.conf

    このファイルが存在する場合、ホストはネーム・レゾリューションに、/etc/hosts ファイルでなく、ネーム・サーバーを使用します。

    それに代わる方法として、/etc/resolv.conf ファイルに次のエントリーを入れることもできます。

    nameserver 127.0.0.1

    この 127.0.0.1 というアドレスはループバック・アドレスであり、これによってホストはネーム・サーバーとしてのそれ自体にアクセスします。 /etc/resolv.conf ファイルには、次のようなエントリーを入れることもできます。

    domain domainname

    前の例では、domainname の値は austin.century.com です。

  5. 次のいずれかの手順を実行します。
    • smit stnamed SMIT 高速パスを使用して、named デーモンを使用可能にします。 これによって、このデーモンはシステムが始動するたびに初期化されます。 現時点で named デーモンを始動するか、次回のシステム再始動時に始動するか、それともその両方で始動するかを指示します。
    • /etc/rc.tcpip ファイルを編集します。 次に示す行からコメント記号 (#) を除去することにより、この named デーモンの行がコメントとして扱われないようにします。
      #start /etc/named "$src_running"

      これによって、このデーモンはシステムが始動するたびに初期化されます。

  6. SMIT によって named デーモンを初期化しない場合は、次のコマンドを入力することにより、このセッションについてデーモンを始動します。
    startsrc -s named