シリアル通信

ここでは、非同期通信規格、ハードウェア、用語、および概念について説明します。

シリアル・ポートは、非同期デバイスをコンピューターに物理的に接続するために使用します。 シリアル・ポートはシステム装置の背面にあり、内蔵されているか、あるいは 2、8、16、および 128 ポート非同期通信アダプターなどのマルチポート・アダプターを使用します。
注: POWER5 内蔵システム・ポートは、汎用の全機能搭載型シリアル・ポートではありません。 詳しくは、システム・ポートとシリアル・ポートの異なる機能を参照してください。

シリアル・ポートの機能を理解するには、まずパラレル通信について考察する必要があります。 標準パラレル・ポートは、8 ピン (ワイヤー) を使用して、単一文字を構成するデータ・ビットを同時に伝送します。 次の図は、文字 a のパラレル伝送を示しています。

図 1. パラレル通信ポート
パラレル通信ポート

シリアル・ポートでは、同じデータ文字をデバイスに送信するには単一ピン (ワイヤー) だけが必要です。 これを実現するために、データはパラレル形式 (コンピューターで送信される) から順次形式 (ビットは次々と連続して編成される) に変換されます。 次にデータは、最下位ビット (またはゼロ・ビット) が最初に送信される形でデバイスに伝送されます。 データがリモート・デバイスで受信されると、パラレル形式に変換されます。 次の図は、文字 a のシリアル伝送を示しています。

図 2. シリアル通信ポート
シリアル通信ポート

単一文字のシリアル伝送は単純で分かりやすいものですが、次の図に示すとおり、大量の文字が連続して伝送されると、複雑な状況が発生します。 受信システムは、1 つの文字がどこで終了し、次の文字がどこから始まるかを認識できません。 この問題を解決するには、通信リンクの両端で同期化するかタイミングを合わせる必要があります。

図 3. シリアル伝送
シリアル伝送