mvt コマンド

目的

英語ビュー・グラフとスライドをタイプセットします。

構文

mvt [ -a ] [ -c ] [ -e ] [ -g ] [ -p ] [ -t ] [ -z ] [ -TName | -DDestination ] [ File ... | - ]

説明

mvt コマンドは、mmt コマンドと同様の方法でビュー・グラフやスライドの入力を mv マクロ・パッケージでタイプセットします。 mvt コマンドは、tbleqnpiccw、および grap コマンドによるプリプロセスを指定するフラグを持ちます。 troff コマンドとマクロ・パッケージのために生成されるパイプライン、フラグ、およびパラメーターは、選択したフラグによって決まります。

mvt コマンドは、troff コマンドとは異なり、特に禁止されない限りポストプロセッサーに自動的に出力を送ります。 ユーザーは、mvt コマンドを使用するときにポストプロセッサーを指定しないでください。 mvt コマンドのパスは次のとおりです。

  1. -z フラグ (ポストプロセッサーを使用しません)。
  2. -TName フラグ。
  3. TYPESETTER 環境変数が読み取られます。
  4. デフォルトが ibm3816 に設定されます。

File は、mvt コマンドがフォーマットするファイルを指定します。

フラグ

フラグの指定順序は任意ですが、必ず File パラメーターの前に指定します。 ファイルを指定しないと、mvt コマンドはフラグのリストを出力します。

項目 説明
-a 読み取り可能な troff 出力を端末に表示します。
-c cw コマンドを呼び出します。
-e eqn コマンドを呼び出します。また、eqn コマンドに /usr/share/lib/pub/eqnchar ファイルを読み取らせます。
-g grap コマンドを呼び出し、次にこのコマンドが pic コマンドを呼び出します。
-p pic コマンドを呼び出します。
-t tbl コマンドを呼び出します。
-z troff コマンドの出力を処理またはリダイレクトするための出力フィルター (またはポストプロセッサー) を呼び出しません。
-DDestination 出力を指定したデバイス宛てに送ります。 Destination 変数のサポートされている値は 4014 で、これは tc コマンドによる Tektronix 4014 端末を示します。
-TName Name 変数で指定した troff デバイスの出力を作成します。 出力は適切なポストプロセッサーを使用して送られます。 デフォルトは ibm3816 です。
- 入力を標準入力から読み取るようにします。

mvt コマンドに指定する他のパラメーターまたはフラグ (-a フラグなど) は troff コマンドに渡されます。

File パラメーターの代わりに - (負符号) フラグを指定した場合、mvt コマンドは標準入力を読み取ります。

出力ページの範囲を指定するには troff コマンドの -oList フラグを使用します。

注: troff コマンドの -oList フラグと共に -e-c-t-p-g、または - のフラグのうち 1 つ以上のフラグを指定して mvt コマンドを呼び出した場合は、 「broken pipe」メッセージが表示されることがあります。このような状況は、文書の最後のページが List 変数に指定されていない場合に起こります。このブロークン・パイプ・メッセージは問題があることを示すものではないので、無視してかまいません。

環境変数

項目 説明
TYPESETTER 特定のプリンターの情報が入っています。

ファイル

項目 説明
/usr/share/lib/pub/eqnchar 特殊キャラクターの定義が入っています。