NIM alt_disk_install 操作を使用した VIO サーバー・ディスクのクローン作成

alt_disk_install 操作 (AIX® 6.1 TL9 以降で使用可能) を使用して、代替ディスク (複数可) に rootvg を実行する VIO サーバーのクローンを作成することができます。

NIM alt_disk_install 操作を使用して、VIOS または IVM NIM オブジェクトの現行のルート・ボリューム・グループを代替ディスクにコピーし、さらにオペレーティング・システムを次のフィックスパック・レベルに更新することができます。

VIOS または IVM オブジェクトの alt_disk_install クローン操作のコマンド・ライン構文は次のとおりです。
nim -o alt_disk_install -a source=rootvg -a disk=target_disk(s) ¥
-a attribute=Value.... TargetName
alt_disk_install 操作の管理ターゲットは、VIOS または IVM NIM 管理オブジェクトにすることができます。また、管理オブジェクトには、bos.alt_disk_install.rte ファイルセットがインストールされていなければなりません。
インストールの進行中に代替ディスク・インストール状況を表示するためには、 マスターで以下のコマンドを入力します。
lsnim -a info -a Cstate ClientName
または
lsnim -l ClientName

以下に、alt_disk_install rootvg クローン操作の必須属性を示します。

項目 説明
  -a source=rootvg 実行する alt_disk_install のタイプを指定します。
  -a disk=target_disk

mksysb イメージが復元されるクライアント・システム上のディスクを指定します。このディスク (複数の場合もあります) は、 現在、ボリューム・グループ定義が含まれているものであってはなりません。 lspv コマンドは、これらのディスクをボリューム・グループ None に属するものとして示します。 複数のディスクを指定する場合、ディスク名を 1 対の単一引用符で囲む必要があります。例えば、'hdisk2 hdisk3' です。

ターゲット・ディスク (複数可) を指定する場合は、lsmap コマンドを (ターゲット VIOS / IVM で) 使用して、ターゲット・ディスクが使用中でないことを確認するようにお勧めします。lsmap コマンドは、仮想ホスト・アダプターと、それらのアダプターがサポートされる物理装置とのマッピングを表示します。

VIOS または IVM をターゲットとして使用する場合に、alt_disk_install rootvg クローン操作に指定できるオプション属性は、次のとおりです。

項目 説明
  -a boot_client= Value alt_disk_install 操作が完了した時点でクライアントをリブートするかどうかを指定します。 Value は、yes または no とすることができます。ここでは、no がデフォルト値です。 この属性は、通常、set_bootlist 属性も yes に設定されている場合にのみ設定されます。
  -a debug= Value target_disks のチェックをスキップするかどうかを指定します。Value は、yes または no にすることができます。ここでは、no がデフォルト値です。yes に設定すると、–g フラグと同等なものが alt_disk_install コマンドに渡されます。
  -a exclude_files= Value rootvg からファイルおよびディレクトリーを除外するために使用する exclude_files リソースを指定します。 このファイルで指定されたファイルおよびディレクトリーは、新しくクローン作成された rootvg にはコピーされません。
  -a filesets= Value rootvg のクローン作成が完了した後で代替 rootvg にインストールするファイルセットのリストを指定します。
  -a fixes= Value 実行中の rootvg のクローンが作成された後で代替 rootvg にインストールする APAR を指定します。 フィックスのフォーマットは、「IX123456」または「update_all」です。
  -a fix_bundle= Value 実行中の rootvg のクローンが作成された後で代替 rootvg にインストールする APAR をリストする fix_bundles リソースを指定します。
  -a force= Value target_disks のチェックをスキップするかどうかを指定します。Value は、yes または no とすることができます。ここでは、no がデフォルト値です。 yes に設定すると、–g フラグと同等なものが alt_disk_install コマンドに渡されます。
  -a installp_bundle= Value 実行中の rootvg のクローンが作成された後で代替 rootvg にインストールするファイルセットをリストする installp_bundle リソースを指定します。
  -a installp_flags= Value installp に、ファイルセット、installp_bundle、フィックス、または fix_bundles 属性の適用方法を指示します。 デフォルト値は installp_flags=-acgX です。
  -a phase= Value alt_disk_install のこの呼び出し時に実行する phase を指定します。 インストールは 3 つのフェーズに分割され、デフォルトでは 3 つのフェーズをすべて実行します。有効な値は 1、2、3、12、23、または all です。
  • 12 - フェーズ 1 と 2 を実行します。
  • 23 - フェーズ 2 と 3 を実行します。
  • all - 3 つのフェーズをすべて実行します。
  -a script= Value alt_disk_install 操作の終了時に呼び出すスクリプト・リソースを指定します。 このスクリプトは、/alt_inst ファイルシステムが unmounted される前に実行中のシステム上で呼び出されるため、リブートの前に、実行中のシステムから /alt_inst ファイルシステムにファイルがコピーされます。この操作時に、代替ファイルシステム内でファイルがコピーまたは変更されます。これは、論理ボリューム名が、rootvg と一致するように変更され、システムが新しい代替 rootvg でリブートされるまでアクセスできなくなるためです。
  -a set_bootlist= Value インストールが完了した時点で新しい rootvg を指す bootlist を設定するかどうかを指定します。Value は、yes または no とすることができます。ここでは、yes がデフォルト値です。 Valueyes に設定された場合は、システムが次にリブートされるときには、新たにインストールされた代替ディスクからブートされます。
  -a verbose= Value ファイルが rootvg クローンのためにバックアップされているときに、それらのファイルを表示するかどうかを指定します。Value は、yes または no とすることができます。ここでは、no がデフォルト値です。 出力はクライアントの alt_disk_install ログ、つまり /var/adm/ras/alt_disk_inst.log に送られます。