探索的な因子分析: 統計

「統計」ダイアログは、分析対象にする統計を選択するためのオプションを提供します。

記述統計
1 変量の記述統計量
変数ごとの平均値、標準偏差、有効ケース数が含まれます。
初期の解
初期の共通性、固有値、および説明される分散の比率を表示します。
相関行列
指定されたオプションにより、相関、共分散、および因子負荷行列の設定が決定されます。 選択可能なオプションは、係数、有意確率、行列式、KMO と Bartlett の球面性検定、逆行列、再生相関、反イメージです。
相関係数
因子分析における、指定された変数の相関行列。
有意水準
相関行列の係数の片側有意水準。
行列式
相関係数の行列の行列式。
逆数
相関係数の行列の逆行列。
因子解から再生 (Reproduced from factor solution)
因子の解から推定した相関行列。残差 (推定した相関と観測した相関の差) も表示します。
反イメージ
反イメージ相関行列は偏相関係数の負の値を含み、 反イメージ共分散行列はその偏共分散の負の値を含みます。良好な因子モデルでは、 対角要素以外のほとんどの要素が小さい値になります。変数に対する抽出の妥当性の指標は、反イメージ相関行列の対角に示されます。
仮定と診断 (Assumptions and diagnostics)
変数間の偏相関、および相関行列が単位行列であるかどうかを検定するためのオプションを提供します。
Kaiser-Meyer-Olkin 測定と Bartlett の球面性検定 (Kaiser-Meyer-Olkin measure and Bartlett's test of sphericity)
Kaiser-Meyer-Olkin 標本妥当性の測度は、変数間の偏相関が小さいかどうかを検定します。Bartlett の球面性検定は、 相関行列が単位行列であるかどうか (因子モデルが不適切かどうか) を検定します。

記述統計と相関係数の指定

この機能には、Statistics Base Edition が必要です。

  1. メニューから次の項目を選択します。

    「分析」 > 「次元分解」 > 「探索的な因子分析」

  2. 「探索的な因子分析」ダイアログで、「追加設定」メニューを展開して、「統計」をクリックします。
  3. 分析対象にする統計を選択します。