マップの平滑化

多角形を含むシェープファイルは、通常、統計分野でのマップ視覚化で使用するにはデータ・ポイントが多すぎ、情報も詳しすぎます。過剰な詳細情報は混乱のもとであり、パフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性もあります。平滑化によって詳細度を低下させ、マップのおおまかな特徴だけを残すことができます。その結果、マップの外観が整理され、表示が高速になります。ポイント・マップと折れ線マップの場合は、このオプションを使用することはできません。

最大角 (Max. angle): 最大角は、ほぼ一直線に並ぶ一連の点を平滑化する場合の許容度を指定します。値は 1 から 20 までの範囲で指定する必要があります。この値が大きいほど直線平滑化の許容度が高くなり、多くの点が破棄されて、おおまかな特徴だけがマップに残るようになります。直線平滑化を適用するために、マップ変換ユーティリティーは、マップ上の点を 3 つずつ選択し、それらの点によって形成される内角を検査します。180 からこの角度を引いた値が指定値よりも小さい場合、マップ変換ユーティリティーは中間の点を破棄します。つまり、マップ変換ユーティリティーは、3 つの点が形成する線がほぼ一直線に並んでいるかどうかを検査します。ほぼ一直線に並んでいる場合、マップ変換ユーティリティーはその線を、両端の点を結んで中間の点を破棄した直線として扱います。

保持率 (Percent to keep): 保持率により、マップを平滑化する際に保持する陸地面積の量を決定します。値は 90 から 100 までの範囲で指定する必要があります。このオプションは、フィーチャーに複数の島が含まれている場合など、複数の多角形を持つフィーチャーにのみ影響します。フィーチャーから多角形を引いた総面積が元の面積の指定された割合よりも大きい場合、マップ変換ユーティリティーはその多角形をマップから破棄します。マップ変換ユーティリティーによってフィーチャーのすべての多角形が削除されることはありません。つまり、適用する平滑化の量にかかわらず、フィーチャーの多角形は必ず 1 つ以上存在することになります。

最大角と保持率を選択したら、「適用」をクリックします。この操作によってプレビューが更新され、平滑化による変更が反映されます。再度マップを平滑化する必要がある場合は、必要なレベルの平滑化になるまでこの操作を繰り返します。ただし、平滑化には限界があります。平滑化を繰り返すと、マップをそれ以上平滑化できない状態になります。