JRE 鍵ストア・ファイルのマイグレーション
IBM® SPSS® Collaboration and Deployment Services 鍵ストア・ファイル (platformKeystore) は、エンド・ユーザー・パスワードを暗号化する 1 つの AES 鍵を保管するように設計されています。 鍵ストア・ファイルとその中の鍵はネイティブ JRE 実装によって生成されるため、JRE によって異なります。 マイグレーションの前と後でソースとターゲットの JRE が異なる場合は、鍵ストア・マイグレーション・ツールを使用して、異なる JRE 間で鍵ストア・ファイル・フォーマットを変換することができます。
- 以下に例を示します。
keystoreUtils.bat/keystoreUtils.sh
- 要件:
- ソースおよびターゲット JRE がインストールされている必要があります。
- 鍵ストア・ファイル (platformKeystore) を<repository installation directory>\keystoreから作業ディレクトリーに手動でコピーする必要があります。
- ロケーション:
- <repository installation directory>\applications\keystore-utils
上級者向け
上級者は、以下の手順を使用して JRE 鍵ストア・ファイルをマイグレーションできます。
- jvm_settings.propertiesを変更します。
- 変数「jvm_source」の値を、IBM SPSS Collaboration and Deployment Services Repository サーバーが使用するソースと同じベンダーを持つソース JRE パスに設定します。
- 変数「jvm_target」の値を有効な JRE ファイル・パスに設定します。この JRE のベンダーは、ターゲット IBM SPSS Collaboration and Deployment Services Repository サーバーによって使用される JRE と同じでなければなりません。
Windows OS の JRE の場合、ファイル・パス区切り文字としてダブルスラッシュを使用する必要があります (例: C:\\Program Files\\IBM\\Java80)。そうしないと、このツールの実行時にエラー・メッセージが表示されます (*** Error***: jvm path does n't point to a valid JVM)
- 鍵ストア・マイグレーション・ツールを実行します。 例: keystoreUtils.bat / keystoreUtils.sh。 ご使用のオペレーティング・システムに適したスクリプトを選択します。
- keystoreUtilsの実行時に正しい鍵ストア・パスワードを入力してください。
- ツールが正常に実行されると、新しく生成された鍵ストア・ファイルplatformKeystoreを含むnew_keystoreという新しいフォルダーが作業ディレクトリーに表示されます。 この新規ファイルは、ターゲット IBM SPSS Collaboration and Deployment Services Repository Server のインストール時に使用します。