テレフォニー、オーディオ、ビデオ設定
以下の表は、IBM® Sametime® Connect クライアントと IBM IBM Notes® 用の Sametime 組み込み型クライアントのテレフォニー、オーディオ、ビデオ設定を示したものです。
表 1 にはグローバル設定をリストしています。
属性 | 変数のタイプ | 説明 | リリース |
---|---|---|---|
enableSUT | ブール。デフォルトは false です。 | Sametime Unified
Telephony サブスクライバのみに適用されます。この値を true に設定すると、クライアントにインストールされた Sametime Unified
Telephony プラグインがアクティブになります。サブスクライバに対してテレフォニー状況アイコンが連絡先リストに表示され、コール履歴や電話帳などの機能が使用可能になります。クライアントを再起動し、変更を有効にします。
注: Sametime 電話帳と Notes 連絡先との統合の詳細については、Notes 連絡先と Sametime 電話帳の統合のトピックを参照してください。
|
8.5.1 以降 |
enableTelephonyStatus | ブール。デフォルトは false です。 | 連絡先リストまたは他の場所で、表示名用のテレフォニープレゼンス状況アイコンの表示を有効にするには、この値を true に設定します。これは、Sametime Unified Telephony と一部のサードパーティのテレフォニープレゼンスソリューションの両方で使用される Sametime Telephony プレゼンスアダプタを使用して公開されたテレフォニープレゼンスに使用されます。enableSUT を true に設定する場合は、enableTelephonyStatus も true に設定する必要はありません。 Sametime Unified Telephony が有効になると、テレフォニー状況は、この設定値に関係なく表示されます。 ただし、Sametime Unified Telephony ユーザーと非利用者の両方が混在する環境では、非利用者が Sametime Unified Telephony ユーザーのテレフォニープレゼンスを表示できるように enableTelephonyStatus を true に設定することができます。 | 8.5.1 以降 |
enableExtendedStatus | ブール。デフォルトは false です。 | 連絡先リストまたは他の場所で、表示名用の拡張状況アイコンの使用を有効にするには、この値を true に設定します。拡張状況アイコンはテレフォニープレゼンス状況で最もよく使用されますが、一部のサードパーティアプリケーションは、拡張状況アイコンを他のタイプの状況に使用します。Sametime Telephony プレゼンスアダプタを使用するアプリケーションのテレフォニー状況アイコンを表示するには、enableExtendedStatus ではなく、enableTelephonyStatus を使用します。 Sametime Telephony プレゼンスアダプタでテレフォニープレゼンスを使用していない場合にのみ、enableExtendedStatus を設定する必要があります。enableTelephonyStatus と同様に、enableSUT を true に設定すると、Sametime Unified Telephony は常にテレフォニー状況アイコンを表示するため enableExtendedStatus は無視されます。 | 8.5.1 以降 |
表 2 は、テレフォニー、オーディオ、ビデオの設定をリストしています。
属性 | 変数のタイプ | 説明 | リリース |
---|---|---|---|
deviceIn | デバイスの有効なストリング値。デフォルト値は [デフォルトデバイス] です。 | コンピュータサウンドデバイスについて、マイクとして選択されているデバイスを指定します。 | 8.5 以降 |
deviceOut | デバイスの有効なストリング値。デフォルト値は [デフォルトデバイス] です。 | コンピュータサウンドデバイスについて、スピーカーとして選択されているデバイスを指定します。 | 8.5 以降 |
deviceRing | デバイスの有効なストリング値。デフォルト値は [デフォルトデバイス] です。 | コンピュータサウンドデバイスについて、呼び出しとして選択されているデバイスを指定します。 | 8.5 以降 |
mic_boost_disabled | ブール。 | コンピュータサウンドデバイスについて、マイクのブースト機能を停止するかどうかを指定します。 | 8.5 以降 |
always_show_my_video | ブール | ビデオ対応セッションに参加する場合に、自動的に自分の映像を有効にするかどうかを指定します。 | 8.5 以降 |
closeWindow2 | ブール | ユーザーの切断時に、コールウィンドウを自動的に閉じるかどうかを指定します。 | 8.5 以降 |
warnCallAway | ブール | 新規コールを開始する前に、相手が離席中の場合、警告を表示するかどうかを指定します。 | 8.5 以降 |
warnCallInTheMeeting | ブール | 新規コールを開始する前に、相手が離席中の場合、警告を表示するかどうかを指定します。 | 8.5 以降 |
warnCallDND | ブール | 新規コールを開始する前に、相手が応答不可の場合、警告を表示するかどうかを指定します。 | 8.5 以降 |
warnCallOnThePhone | ブール | 新規コールを開始する前に、相手が電話中の場合、警告を表示するかどうかを指定します。Sametime Unified Telephony 用のみ。 | 8.5 以降 |
participantView | 整数。0 (イメージビュー) または 1 (リストビュー)。 | 参加者が 3 人から 6 人の場合のデフォルトの参加者ビューを指定します。 | 8.5 以降 |
callwindowAlwaysOnTop | ブール | コールウィンドウを常に手前に表示するかどうかを指定します。Windows の場合のみ。 | 8.5 以降 |
enableSoundAlerts | ブール | 音による通知を有効にするかどうかを指定します。 | 8.5 以降 |
soundCalleeRing | 有効なサウンドファイル絶対パス。 | 音による通知が有効な場合、ボイスチャットの着信またはビデオチャットで再生されるサウンドファイル。 | 8.5 以降 |
soundHangUp | 有効なサウンドファイル絶対パス。 | 音による通知が有効な場合、接続終了時に再生されるサウンドファイル。 | 8.5 以降 |
soundPause | 有効なサウンドファイル絶対パス。 | 音による通知が有効な場合、オーディオの一時停止時に再生されるサウンドファイル。 | 8.5 以降 |
soundResume | 有効なサウンドファイル絶対パス。 | 音による通知が有効な場合、オーディオの再開時に再生されるサウンドファイル。 | 8.5 以降 |
soundAlert | 有効なサウンドファイル絶対パス。 | 音による通知が有効な場合、コール着信のアラート用に再生されるサウンドファイル。 | 8.5 以降 |
muteSoundEnabled | ブール | コール中は他の Sametime 通知をミュートするかどうかを指定します。 | 8.5 以降 |
preferredConferencingSolution | 「ext_avc」または「st_avc」。「st_avc」に設定した場合は、Sametime オーディオ/ビデオ会議が使用されます。 | 接続および会議の設定の場合、ユーザーのビデオコールに外部サービスを使用するかどうかを指定します。 | 8.5 以降 |
auto_vc_non_sut | ブール | 着信側に Sametime Unified Telephony がない場合に、コンピュータ間 (ボイスチャット) セッションを常に確立するかどうかを指定します。 | 8.5 以降 |
hideTelephonyUI | ブール | メニュー項目、ツールバー、アクション、設定ページなど、テレフォニー、オーディオ/ビデオのすべてのユーザーインターフェースエレメントを非表示にするかどうかを指定します。これは、いかなるテレフォニー機能やオーディオ/ビデオ機能も利用しない環境、または、独自のユーザーインターフェースを提供するテレフォニーまたはオーディオ/ビデオ用サードパーティソリューションを利用する環境で使用することができます。 | 8.5 以降 |
showCallComputer | ブール。 | [コンピュータのコール] を選択すると、どの使用デバイスとサービスプロバイダ設定を選択したかに関わらず、Sametime オーディオ/ビデオ会議を使用したコンピュータボイスチャットコールが開始されます。 この設定は、主に Sametime Unified Telephony ユーザーが使用する設定ですが、どのユーザーに対しても使用可能にすることができます。 | 8.5 以降 |
callActionProviderId | ストリング。 | 複数の TCSPI サービスプロバイダの場合、この値はコールを開始するためにユーザーによって選択されたオーディオサービスプロバイダ ID を指定します。 | 8.5.2 以降 |
videoCallActionProviderId | ストリング。 | 複数の TCSPI サービスプロバイダの場合、この値はビデオコールを開始するためにユーザーによって選択されたビデオサービスプロバイダ ID を指定します。 | 8.5.2 以降 |
extensionDelimiters | ストリング。デフォルトは ext です。 | 電話番号に内線が含まれている場合に使用される区切り文字のコンマ区切りリスト。 | 8.5.2 以降 |
nationalPrefixes | ストリング。デフォルトは (0) です。 | 国別プレフィックスのコンマ区切りリスト。 | 8.5.2 以降 |
internationalPrefixes | ストリング。デフォルトは空です。 | 国際プレフィックスのコンマ区切りリスト。 | 8.5.2 以降 |
表 3 は IBM Notes 連絡先の統合設定をリストしています。
属性 | 変数のタイプ | 説明 | リリース |
---|---|---|---|
enableAutoSynch | ブール | 自動同期を無効にするには、false に設定します。 自動同期が無効に設定されても、Notes 連絡先を読み取ることで簡易検索は機能しますが、発信者 ID は機能しません。 | 8.5.2 IFR1 |
enableDeleteOnSynch | ブール | 同期中の削除を有効にするには、true に設定します。 有効にすると、Notes 連絡先の電話帳エントリではなく、Sametime 電話帳エントリが同期中に削除されます。 デフォルトでは、電話帳が非公開の場合、Notes 連絡先にない連絡先は自動的に削除されます。 |
8.5.2 IFR1 |
InitialSynchDelay | Long | テレフォニーサービスを受け取った後、初期同期が実行されるまで待機する秒数を指定します。 デフォルト値は 120 秒です。 | 8.5.2 IFR1 |
IntervalSynchDelay | Long | 同期操作の間隔を秒数で指定します。 この値を -1 に設定すると、インターバル同期は無効になります。 Sametime にログインしたときに 1 回のみ Notes 連絡先が同期されるようにする場合は、このように設定することをお勧めします。 デフォルト値は 3600 秒です。 | 8.5.2 IFR1 |
postDialDelimeters | ストリング | 会議パスコードなど、ポストダイヤルシーケンスを示す、スペースで区切られたストリングのリストを指定します。
番号にポストダイヤルシーケンスが含まれている場合 (+1884266840;postd=11111 など)、Sametime 連絡先にインポートされるときにその番号は分割されます。これにより、会議パスコードの自動ダイヤルがサポートされるようになります。
デフォルトの区切り文字は「 ;postd=」、「x」です。 注: 「+1884266840x11111」のような番号を入力すると、追加スペースが 1 つ必要になるため、LiveText のサポートが中断されます。
例: +1884266840 x11111
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8.5.2 IFR1 |