ALM スキーマ内のすべての作業はプロジェクトで編成されています。プロジェクトは、作業のコンテキストと役割ベースのセキュリティ モデルの両方を提供します。プロジェクト定義内の他のレコード タイプを使用して、作業が発生するコンテキストを定義します。それらは ALM スキーマにビルドされ、ALMProject パッケージにも提供されます。
セキュリティは、すべてのプロジェクト ベースの作業における重要な側面です。ALM スキーマのプロジェクト セキュリティは、プロジェクトにアクセスするユーザーと、そのユーザーが行えることによって定義されます。
セキュリティ ポリシーを作成して、プロジェクトにアクセスするユーザーを定義します。セキュリティは、プロジェクト ベースでプロジェクトに設定され、各プロジェクトに必須です。そのセキュリティ ポリシーは、プロジェクトに関係するすべてのレコードに継承されます。
役割は、どのユーザーまたはグループが、プロジェクトのどのアクションを実行できるかを定義します。プロジェクトの役割を表示して、新しく役割レコード タイプを作成することで、プロジェクトの新規役割を定義することができます。また、ユーザー (グループ) を役割に割り当てて、プロジェクトへのアクセスを作成することも必要です。
複数のプロジェクトを管理するため、カテゴリ レコード タイプを使用してプロジェクトを分類し、リリース レコード タイプを使用してそのプロジェクトがデリバーするソフトウェアのバージョンを識別することができます。カテゴリは、製品、機能、またはプロジェクトがデリバーするコンポーネントの分類に役立ち、リリースはバージョンを特定します。例えば、Marco という名前の プロジェクトに対し、カテゴリを ALM に設定し、リリースを 7.1.0 に設定します。 これら 3 つの ID で、そのプロジェクトの一意性を定義します。各プロジェクト名は 一意でなければなりません。同様に、カテゴリとリリースのペアも一意でなければなりません。 例えば、その後のプロジェクトは、カテゴリに ALM が設定され、リリースに 7.2.0 が 設定されると、プロジェクト=Polo になります。
プロジェクトは、他のプロジェクトと関係していることがよくあります。これらの関係は、関連プロジェクトとして設定することができます。大規模なプロジェクトでは、[スーパー] および [サブ] プロジェクト フィールドを使用して、互いにリンクしている小規模なサブプロジェクトを定義することができます。また、[前の (Prior)] および [次の (Next)] プロジェクト フィールドを使用して、同じ製品またはコンポーネントの多くの改訂を追跡するプロジェクトを管理することもできます。
プロジェクトは、フェーズおよび反復レコード タイプを使用して、「フェーズ」と「反復」に分割することができます。プロジェクトのフェーズと反復は、[計画] タブで表示することができます。
作業構成レコードによって、プロジェクト マネージャは、プロジェクト ベースでプロジェクトにカスタマイズされた作業管理プロセスを構築することができます。プロジェクトの作業構成レコードは、プロジェクトで使用される作業のタイプを決定するのに役立ちます。ALMWork パッケージの「要求」、「タスク」、および「アクティビティ」レコード タイプは、計画された作業を完了するための作業の管理、およびより意味のあるクエリーを作成するのに役立ちます。