IBM PureData System for Analytics、バージョン 7.1

増分バックアップ

増分バックアップは、最後のバックアップ以降に変更されたデータだけを保存するデータベース・バックアップです。データの小さなサブセットがコピーされるだけであるため、増分バックアップはフルバックアップに比べ、短時間で完了します。バックアップを最新の状態に保ち、長時間を要するフルバックアップの頻度を減らすには、増分バックアップを使用してください。

IBM® Netezza® では、次の 2 種類の増分バックアップをサポートしています。
差分
前回のバックアップ (フル、差分、累積) 以降にデータベースに加えられた変更がすべて含まれます。
累積
最後のフルバックアップ以降にデータベースに加えられた変更がすべて含まれます。累積バックアップは、最後のフルバックアップ以降に実行された差分バックアップを取り込み、古いデータと置き換えます。

累積バックアップを使用して差分バックアップを統合するという方式をとれば、データをリストアする必要が生じても、リストアに必要な手順と使用メディアを減らすことができます。

次の図に、フルバックアップ (文字 A で示された部分) に始まって、一連の差分バックアップ (C) および累積バックアップ (B) が続くバックアップのサンプルを示します。
図 1. データベース・バックアップの予定表

上の図に示した一連のバックアップが 1 つのバックアップ・セットを構成します。バックアップ・セットは、単一の場所に書き込まれるバックアップの集合であり、1 つのフルバックアップと任意の数の増分バックアップから構成されます。



フィードバック | Copyright IBM Corporation 2014 | 最終更新: 2014-02-28