拡張フィルター

内部にコーディングされたロジックに基づいてトレースをフィルターに掛けるには、 「拡張フィルター」 を使用します。 使用可能なスクリプト・フィルターを使用して、カスタム・フィルターを作成できます。

コンテンツは、 keepTrace 関数が内部にある filter という名前のオブジェクトでなければなりません。

keepTrace 関数は、トレースを除外するかどうかを示すブール値を返す必要があります。

Trace は case を表します。 すべてのトレースは、1 つ以上の TraceEvent オブジェクトによって構成されます。これらのオブジェクトは、ケース内で発生したイベントを表します。

trace パラメーターは、以下のメソッドを含むオブジェクトです。

  • getCaseId (): string 現在のトレースに関連付けられているトレース ID 値を返します。

  • getCaseIdIndex(): int 現行トレースに関連付けられたトレース ID 値のディクショナリー索引を返します。

  • get (index): TraceEvent トレース・シーケンスの指定された索引にある TraceEvent オブジェクトを返します。

  • size (): long イベントの数を返します。

TraceEvent は、以下のメソッドを含むオブジェクトです。

  • getDiscarded(): bool は、現在のイベントが ETL フィルターによって破棄された場合に true を返します。

  • getCaseId (): string 現在のイベントに関連付けられたトレース ID 値を返します。

  • getEventClass (): string トレース・イベント (つまり、アクティビティー) のクラスを返します。

  • getResource(): string トレース・イベントの関連リソース、つまりアクティビティーを実行しているリソースを返します。

  • getRole(): string トレース・イベントのロール、つまりアクティビティーを実行しているロールを返します。

  • getStartTime (): long 現在のイベントの開始時刻をミリ秒単位で返します。

  • getEndTime (): long 現在のイベントの終了時刻をミリ秒単位で返します。

  • getStringAttributeValue(String fieldId): string 対応する「fieldId」(現在のイベントのマップされたカスタム列の名前) にマップされたストリング値を返します。

fieldId の前に接頭部「attr-custom-」を挿入する必要があることを考慮してください。

例: var vendor = event.getStringAttributeValue('attr-custom-Vendor ');

  • getDoubleAttributeValue(String fieldId): double 対応する「fieldId」(マップされたカスタム列の名前) にマップされた現在のイベントの double 値を返します。

接頭部「attr-custom-」を fieldIdの前に挿入する必要があります。

例: var amount = event.getDoubleAttributeValue('attr-custom-Amount ');