ping コマンド
目的
ネットワーク・ホストにエコー要求を送信します。
構文
ping [ -n ] [ -r ] [ -s PacketSize ] [ -src ホスト名 / IPアドレス ] ホスト [ カウント ]
説明
ping コマンドは、Internet Control Message Protocol (ICMP) ECHO_REQUEST を
送って、ホストまたはゲートウェイから ICMP ECHO_RESPONSE を得ます。 ping コマンドは、以下の場合に役立ちます。
- ネットワークおよび各種外部ホストの状況の判別
- ハードウェアおよびソフトウェアの問題の追跡と特定
- ネットワークのテスト、測定、および管理
ホストが操作可能状態であり、ネットワーク上にあれば、エコーに応答します。 各エコー要求には、IP (インターネット・プロトコル) と ICMP ヘッダーが含まれ、その後に timeval 構造、およびパケットを埋めるのに十分なバイトが続きます。 デフォルトでは、割り込みを受信するまで (Ctrl-C)、継続してエコー要求を送信します。
ping コマンドは、1 秒に 1 つのデータグラムを送信し、応答を受信するたびに出力の 1 行を表示しま す。 ping コマンドは、往復時間とパケット損失統計情報を計算し、完了すると簡単に要約して表示します。 ping コマンドは、プログラムがタイムアウトになるか、SIGINT シグナルを受け取ると 完了します。 Host パラメーターは、有効なホスト名か IP アドレスのいずれかです。
デフォルトでは、ping コマンドは、割り込みを受信するまで (Ctrl-C)、画面表示にエコー要求を送信し続けます。 エコー要求が連続するとシステムの負荷になる可能性があるため、反復要求は、主として、問題を分離するために使用されます。
フラグ
| フラグ名 | 説明 |
|---|---|
| -n | 数値出力のみ指定します。 ホスト・アドレスのシンボル名を探し出そうとはしません。 |
| -r | 経路指定テーブルをバイパスして、接続されたネットワーク上のホストに直接送信します。 ホストがネットワークに直接接続されていない場合、ping コマンドは エラー・メッセージを生成します。 このオプションは、経路がなくなったインターフェースを経由して ローカル・ホストを ping するのに使用できます。 |
| -s PacketSize | 送信対象のデータのバイト数を指定します。 デフォルトは 56 で、8 バイトの ICMP ヘッダー・データと組み合わせられたときには、64 バイトの ICMP デー タに変換されます。 |
| -src hostname/IP_addr | IP アドレスを発信 ping パケット内のソース・アドレスとして使用します。 複数 IP アドレスのホストでは、-src フラグを使用して、ソース・アドレスを、強制的にパケットが送信されるインターフェースの IP アドレス以外の何かにすることができます。 IP アドレスがマシンのインターフェース・アドレスの 1 つでない場合は、 エラーが戻され、何も送信されません。 |
パラメーター
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
| カウント | 送信 (および受信) 対象のエコー要求数を指定します。 このパラメーターは、ping コマンドの前のバージョンと互換性を持たせるために組み込まれています。 |
終了状況
例
- ホスト canopus へのネットワーク接続をチェックし、
送信するエコー要求数を指定するには、次のように入力します。
ping canopus 5以下のような情報が表示されます。
PING canopus.austin.century.com: (128.116.1.5): 56 data bytes 64 bytes from 128.116.1.5: icmp_seq=0 ttl=255 time=2 ms 64 bytes from 128.116.1.5: icmp_seq=1 ttl=255 time=2 ms 64 bytes from 128.116.1.5: icmp_seq=2 ttl=255 time=3 ms 64 bytes from 128.116.1.5: icmp_seq=3 ttl=255 time=2 ms 64 bytes from 128.116.1.5: icmp_seq=4 ttl=255 time=2 ms ----canopus.austin.century.com PING Statistics---- 5 packets transmitted, 5 packets received, 0% packet loss round-trip min/avg/max = 2/2/3 ms - ホスト opus に関する情報を入手し、
送信されるデータのバイト数を指定するには、次のように入力します。
ping -s 2000 opus以下のような情報が表示されます。
PING opus.austin.century.com: (129.35.34.234): 2000 data bytes 2008 bytes from 129.35.34.234: icmp_seq=0 ttl=255 time=20 ms 2008 bytes from 129.35.34.234: icmp_seq=1 ttl=255 time=19 ms 2008 bytes from 129.35.34.234: icmp_seq=2 ttl=255 time=20 ms 2008 bytes from 129.35.34.234: icmp_seq=3 ttl=255 time=20 ms 2008 bytes from 129.35.34.234: icmp_seq=4 ttl=255 time=20 ms 2008 bytes from 129.35.34.234: icmp_seq=5 ttl=255 time=19 ms 2008 bytes from 129.35.34.234: icmp_seq=6 ttl=255 time=19 ms ^C ----opus.austin.century.com PING Statistics---- 7 packets transmitted, 7 packets received, 0% packet loss round-trip min/avg/max = 19/19/20 ms注: 出力は、割り込み (Ctrl-C) を受信するまで繰り返されます。